紹煕元宝鉄銭

　鉄銭である。
崩壊の危機のある　憂いのある鉄銭
しかし　初期の南宋鉄はまだ強そうである。

紹煕元宝折二

　銅銭の折二銭である。
はっきりとした書体で　お金らしい。
私事で恐縮だが
今日　大きな古銭の買い物をした
纏まったロットである
何時か　諸先輩方に習い
還暦銭譜でもと思い・・・。
しかし　目の前の借財を如何に回避するか？
古銭の趣味は　兎角金が掛かり
生活を圧迫する。

紹煕元宝小平

　多い淳煕を抜けやっと紹煕元年
天子も変り　光宗になるが
丸4年で終わり
淳煕がひつこかったから
紹煕はあっさりとも思えないが
新しい年号になり
泉貨の名も変る。

淳煕通宝折二鉄銭NO2

　この鉄銭は種類が多い
しかし　何回も書いたが鉄銭は苦手
まして　この南宋の鉄は弱い
崩落している鉄銭を見たことがある
当然拓を打つことも出来ない。
ただただ　崩落するのを眺めるしかない。
悲しすぎるのが原因です。

淳煕元宝背冶

　憧れの一孔
しかし手に入ると
只の一孔
あまり繰り返し見ない
私は　美人は苦手なのかも

淳煕通宝折二鉄銭

　淳煕のお決まりの鉄銭
ただ　面白いのは
折二銭は通常　元宝と付き
小平銭は　通宝が着くと思っていた私には
頗る　面白い。

淳煕元宝折二

折二銭も小平銭を同じ背文がある。
しかし　この折二銭　あまり人気がない
おそらく　南宋の番銭を揃えました　と
古銭を知っている人に言っても
あ～あ　小平88種と　言われるのが落ち
折二銭といっても　ピンと来る人は少ないと思う。

淳煕元宝折二背月星面

昨日掲載した銭の面である。
ここにも真篆2種の文字が使われており
北宋時代の名残を残している。

淳煕元宝折二背月星

　折二銭の背月星銭である。
案外　この大きな月はお気に入りで
これぞ　月という感じである。

淳煕元宝小平背番銭

　南宋の番銭と言われる穴銭の始まり
これを　一枚一枚購入していくには手間が掛かりすぎる。
しかし　昔の人は　この番銭８８種を一生懸命集めたと聞いている
雑銭に近い扱いをされる時もあるが
なかなか　味があり　少しだが手代わりもある。
まずは　一番最初の淳煕元宝小平背番銭である。