改めまして皆さんこんばんは西口です 皆様方にはいつもお世話になっています。私達、議会としてもたとえ少しでも議員活動を理解して頂きたいと思って議会報告会を開催させて頂きました。12人の議員を2班に分けて報告会を開催しますが、なにぶん、初めての試みです。 先発は11日に、私たちは今夜となりました。議会活動の全てとはいかないと思いますが、少しでも活動等についてご理解いただければと思っています。町長、執行部側も議会も、共に住みやすい紀美野町をと考えていますが、限られた予算の中で、全てが思うようにいかないのが現状であります。原資が税金である以上、費用対効果を考える必要があります。先の11日報告会で資料も何も無い状態で報告を受けても判りにくいとのご意見がございましたので、少しだけ資料を付けさせていただきました。
それでは議案説明に入る前に、少し議会の仕組みについて説明させて頂きます。お配りしている『ようこそ!町議会へ』の1ページをご覧ください。(1ージを開くのを待つ)
紀美野町議会は12人の議員で構成され、町長が町政を行うのに必要な条例や予算などの重要なことがらを審議し、決定する役割を持っています。議会の主な仕事は条例などの議決、公平で効率的な行政が行われるように行政の監視、町に関係の深いことがらについて、国や県などに意見書を提出する などが有ります。
2ページ3ページをご覧ください。(説明する。)
本議会では提出者(ここでは町長です)が提案理由を説明し、議員がそれに対して、疑問点などについて質疑を行います。
本会議以外に総務文教常任委員会と産業建設常任委員会・議会運営委員会が有ります。他には議会活性化・広報編集・決算審査などの特別委員会が有ります。
4ページをご覧ください。(説明する)
議会制民主主義、特に地方自治の場合は身近な問題が多く、皆さんの考えで行政が変わっていきます。皆さんの考え、意見を取り上げる方法として直接町長に要望する方法、議会への請願・陳情があります。請願は紹介議員がある場合を言い、紹介議員がないものを陳情として取り扱います。請願は全て関係のある委員会に付託し、会期中または閉会中に審査します。陳情も原則として、常任委員会に付託して審査しますが、内容が国等へ意見書提出を求めるもの等、全議員に参考送付するものがあります。
町長が提出してくる議案以外に、議員個人が行政の姿勢を問う一般質問があります。
一般質問は議会だよりの3ページ以降に載せています。
一般質問は事前に何々について聞きたいと通告するようになっていて、9月議会では、一般質問は7名登壇し、それぞれ当局に対し町民の立場から質問しました。質問の方法は昨年12月議会から一問一答方式を採用し、質問時間は答弁含め60分としました。なお、今年の9月議会からは、 1議員の持ち時間を質問のみ40分とし、答弁の時間は含まれないように変更しました。
それでは議会だよりをもとに9月議会の議案説明をさせていただきます。議会だよりの2ページをご覧ください。詳細については、お配りしているA4両面刷りの『平成30年第3回(9月)定例会、議案内容の資料』も合わせてご覧ください。(皆さんがページを開くのを待つ)
9月議会では専決処分が1件。6月20日の豪雨による災害復旧のための予算合計1,530万円を追加したものです。
専決処分とは、本来、議会の議決・決定をえなければなければならない事柄について、地方公共団体の長が地方自治法の規定に基づいて、議会の議決・決定の前に自ら処理することをいいます。 専決処分の内容は
町道滝垣内線道路災害復旧工事 130万円
長谷地区里道災害復旧工事 300万円
梅本川河川災害復旧工事 600万円
界西谷川河川災害復旧工事 500万円
などです
次に紀美野町地方活力向上地域における固定資産税の特別処置に関する条例の一部を改正する条例について、ですが、企業が紀美野町に来てくれれば、3年間固定資産税が減免され、さらに東京23区から来る企業には3年間の固定資産税が免除されるという内容で可決されました。ただし、これは紀美野町全域ではなくて、地域の指定がありました。(長谷・小畑・動木・下佐々・野中・神野市場、それぞれの一部等)
次に紀美野町星の動物園条例の一部を改正する条例について です。みさと天文台の横にあるバンガロー、今は教育委員会が管理しているのですが、指定管理者制度を利用して 指定管理者に業務を委託することが出来るという内容で可決されました。
次に工事請負契約の締結について、です。
これは、神原団地、神野保育所のとなりの町営住宅の建て替えによるものです。新神原団地の工事請負契約が可決されました。契約相手方は株式会社初島組で、契約金額は2億2,248万円となっています。
(これについては)最初、保育所の下の土地が計画に上っていたのですが、土地が低いうえに、昭和28年の水害で水に浸かった事があるとの理由で議会で、きびしく指摘して、今の高い所に代わったといういきさつがありました。
次に人権擁護委員候補者の推薦についてです。議案内容の裏面もご覧ください。(一呼吸を置く)
12月31日に任期満了となるとのことで審議の結果、被推薦者として紀美野町奥佐々17番地 村(むら)畠(はた) 康(やす)秀(ひで)氏が適任という判断に至りました。
次に平成30年度紀美野町一般会計補正予算(第3号)についてです。
一般会計補正予算は歳入、歳出それぞれ4億4,100万円の増額で、計71億6,100万円となる案が提案され、全会一致で可決しました。
歳入の主な部分として、歳入は地方交付税が確定したことにより2億700万円、前年度の繰越額(黒字)5億1,500万円を増額しました。その分、基金繰越金3億1,500万円を減額しました。
歳出の主な部分としては
旧真国小学校校舎・屋内体育館改修工事 2千203万2千円
神野保育所移転工事設計委託料 3千487万4千円
町道補修及び舗装生活関連工事 3千200万円
町道東福井牧場線改良工事 3千万円
上ノ城トンネル照明改良工事 700万円
道路橋梁(町道中田大谷線)復旧費 1700万円
小・中学校ブロック塀撤去・改修 1196万5千円
天文台バンガロー修繕料 483万9千円
などです(一呼吸を置く)
次に平成30年度紀美野町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)ですが、歳入歳出それぞれ934万円増額で計12億4千700万円となる補正案が提案され、全会一致で可決しました。
次に平成30年度紀美野町国民健康保険診療所事業特別会計補正予算(第2号)ですが、歳入歳出それぞれ20万円増額で計9000万円となる補正案が提案され、全会一致で可決しました。
次に介護保険事業特別会計補正予算(第2号)ですが、歳入歳出それぞれ2700万円の増額で計17億900万円となる補正案が提案され、全会一致で可決しました。
次に3ページ以降の一般質問ですが、議員が各自質問した一般質問をそれぞれ自分で編集して載せているものでございます。これについては紙面の関係上、1人の議員に半ページ、500字程度との制約があるため、全てを記載することが出来ないので、もう少し詳細について、考え方など質問の根拠について聞いてみたいと思う方は、それぞれの議員が前に座っているので直接、聞いて頂いた方が良いと思います。
次に議会だより7ページに継続審査というのがあります。平成29年度紀美野町一般会計・特別会計歳入歳出決算の認定です。
議会だより7ページには印刷日の関係上、継続審査となっていますが、平成29年度各会計決算の認定については、本会議で審議の後、決算審査特別委員会を設置し付託、閉会中(10月3日、10日)に審査を行い、特別委員会においてはそれぞれ原案の通り承認することに決定しました。
それから11日の報告会の中で政務調査費の話が出たということなので、少し説明させて頂きます。以前、他府県では不正流用の話が数多くあったように思います。紀美野町においては年6万円が支給され、これは個人研修・議会報告チラシ等に使わせて頂いています。研修に行けば全員協議会の中での研修報告と、事務局に領収書の提出、6万円に満たない場合は差額を返還するとなっています。
(なお、もう少し詳しい説明については、議会事務局での会議録の閲覧、ホームページでもご覧いただけます。)
紀美野町を取り巻く環境は少子高齢化など一晩語りつくしても解決できない問題が山積みしています。もちろん私達も努力いたしますが、お気づきの点がございましたら遠慮なく聞かせて頂きたいと思います。今後とも宜しくお願い致します。
私からの報告は以上とさせて頂きます。