下記の西村ニュース2023年1月号でご紹介した「市長問責決議案」の全文をご紹介します。
市長問責決議
令和3年11月、市長は春採、桜ヶ岡、大楽毛支所及び鳥取支所分室を廃止すると表明して以来、多くの市民から反対の声が寄せられている。この支所廃止案は、そもそも市民から要望されたものではなく、司法書士などの職権での交付申請の対応が抜け落ちているなど当初から問題点があった。
支所存続を求める署名が7000筆以上集まり、各地で開かれた住民説明会では参加者の大半が反対の立場であった。また本年11月に実施されたパブリックコメントでは、過去最高の1246人から1599件の意見が寄せられ、反対1205件、賛成6件と圧倒的に反対意見を占めた。それにもかかわらず、市長はパブリックコメントは賛否を問うものではないとして、今議会に「議案第87号釧路市支所設置条例の一部を改正する条例」を提案した。しかもパブリックコメントを締め切った3日後に条例提出を決めたことは、当初から廃止ありきだったという疑念がもたれる。このようなことは市民の民意を踏みにじる行為であり、民主的な市政運営とは程遠いやり方である。市長の強引なやり方には、市長を支える会派からも疑問の声があがっている。
議会からの様々な指摘にも誤りを正すことなく、市政を混乱させ、市民サービスを低下させる姿勢は、市長としては極めて問題である。市長はこの事態を真摯に反省し、条例案の撤回をするのが筋であるが、それさえもなかった。
本日、議案第87号を成立させ支所分室を廃止したことは、市長としての政治責任は極めて重いものであるから、その責任を明らかにするよう求める。
以上、決議する。
令和4年12月16日
北海道釧路市議会