退屈な夏の日 彼女にランチへ行こうって誘った
「街中に行くなら せっかくだからデート服で」
彼女が 服を決めた
バスで行く 街中まで 彼女は窓際で 街を見ていた
目的地の街へ着くと 僕等は店を決める前に
カフェでコーヒーを飲んだ
案内を見て 店を決める 「イタリアンがいいかな」
エスカレーターで移動して 僕等は店に通された
ステージ
いつの日からか 人生の段階が上がった
去年より素敵になった彼女が メニューに目を通す
ステージ
いつの日からか 人生の段階がまた上がるだろう
席に着いた僕等は 窓の向こうに 大勢の人を眺めていた
長く生きてきたね ずっと一緒にいたね
出会った頃のこと 忘れてしまいそうなくらいに
これからも僕等は ふたりでいるだろう
記憶を失くしそうなくらいの 未来に向けて
未来に向けて