皇居の落書き

乱臣賊子の戯言

この気持ち悪さはなんだろう

2024-06-24 19:43:12 | 皇室の話(3)
令和6年6月22日、日テレNEWSより、「秋篠宮妃紀子さま、国際小児がん学会の式典に出席 英語でスピーチ」と題する記事が配信されている。

秋篠宮妃紀子さま、国際小児がん学会の式典に出席 英語でスピーチ

皇室報道の在り方に関心があり、かつ、時間と心に余裕がある人は、動画も含めて見てみて欲しい。



この気持ち悪さは何だろう。

何がいけないのだろう。

声の出し方が独特だからだろうか。

中身があるように感じられないからだろうか。

中身という点では、記者はいったい、どういうつもりで書いたのだろう。

-----引用開始-----
紀子さまは、笹沼さんに「いろんなところで演奏して(病気の子どもたちにも)届けたりすることを、これからもやっていくんですね」と声をかけられていました。
-----引用終了-----

この内容の声かけに、いったいどのような意味があるのだろう。


この記事を見たときの気持ち悪さは、いったい何なのか。

筆者は気になって何度も見直してしまったのだが、そこで気がついたのは、この報道記事の目的ということである。

これは筆者の感想でしかないが、例えば、小児がんについて国際的にどのような課題があるのか、今回の学会が課題克服にどのような役割を果たしうるのか、アジア総会を日本で開催する意義はどのようなものかといったことへの言及があれば、違和感はなかったのではないかと思われる。

そういった公益、公共に関する事柄への言及があまりなく、紀子妃殿下の独特なシーンが前面に出ているので、何か気持ち悪い感じになるのである。

要するに、ファンであれば喜ぶようなファン向けの記事を、一般の人も喜ぶだろうという発想の下に書かれた記事であるということであり。そこには大きなズレがある。

そして、そのようなズレが、読まされた側としての気持ち悪さとなって生じるということなのではないだろうか。

だから、ファンの人であれば、当然、今回の記事を読んでも気持ち悪さを感じることなく、公益、公共に言及する記事よりも満足感の高いものとなるのかもしれない。


皇室報道を巡り、発信する側にも、受け取る側にも、常にこのような問題はついてまわるのだろう。

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