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西弘次 『子どもにツケをまわさない!』自由を求める一市民として再出発

ミーゼス・ハイエクに連なる古典的自由主義の社会を目指して活動をしています。

33ヵ国共同制作「民主主義」を見るべし!

2010年08月11日 | 政治ネタ
2007年にNHK・BSで放映された「33ヵ国共同制作『民主主義』 http://www.nhk.or.jp/democracy/index.html」の再放送がNHK教育で始まった。5夜連続・毎日2本(計10本)放映で、今晩で3夜・5本&6本目です。
世界10人の監督が描く10の疑問「あなたにとっての民主主義とは?」というテーマを問いかけてきます。
連日深夜の1時10分頃~3時頃まで(日によって若干違います)の放映ですので次の日が辛いのですが、毎晩なかなか興味深い作品ばかりです。
初日は見ることが出来まず、本当に残念でしたが…。

まだ途中ですので想像ですが、この10本の作品は全てDVDで録画しておけば良かった!と思えるような内容かと感じます。
初日の2本は誰か録画してないかな??


さて、この放送は世界33カ国・42局の共同制作で、200カ国で3億人の視聴者に向けて放映されました。その理由はサイト上で説明があります。以下に引用を。

「2001年のアメリカ同時多発テロの後、アメリカによる一連のアフガニスタン攻撃、イラク戦争が続くなかで、ヨーロッパの公共放送を中心としたドキュメンタリー番組の編集長や制作者たちの間に「アメリカ流民主主義が世界の民主主義なのか」という疑問が広がっていった。2004年、彼らは「民主主義とは何か」を世界に問いかけるために「デモクラシー・プロジェクト」を立ち上げた。広く世界各地の映像作家の企画を募り、また世界の放送局に参加を呼びかけて国際共同制作のシリーズ番組を作ることを目指した。 プロジェクトの参加放送局はヨーロッパをはじめ北米、南米、アジア、中東など世界42局に上り、NHKは初期段階から参加した。プロジェクトのもとに集まった企画は500以上、この中から厳選の上で制作された10本がこの秋、世界200の国・地域、3億人の視聴者に向けてほぼ同時期に放送される。 「民主主義とは本来どういうものだったのか?」「貧困に苦しむ人々にとっての民主主義とは?」「21世紀の民主主義の形とは?」。世界10か国を舞台に10人の監督が「あなたにとっての民主主義とは?」を問いかける。(NHK33カ国共同制作・民主主義サイトより)http://www.nhk.or.jp/democracy/about/index.html


10本の作品のトリをつとめるのは、日本の映画「選挙」です。監督は我が栃木県の足利市出身の想田和弘氏、主演は想田監督の友人で川崎市議補選に挑戦し当選を果たした「山さん」こと山内和彦氏です。
想田監督とはネット上で、山さんとは個人的に親しくさせて頂いておりますので、私にとってもこの映画は本当に身近なものです。
DVDも持っているので何度も観ました。是非とも多くの方に観て考えて頂きたい映画です!
・映画「選挙」 http://www.laboratoryx.us/campaignjp/


ちなみに想田監督の話題の作品「精神」が栃木県立美術館の企画展「イノセンス -いのちに向き合うアート」のイベントとして上映されます。
この作品は「精神科にカメラを入れ、「正気」と「狂気」の境界線を問い直す。心に負った深い傷はどうしたら癒されるのか、正面から問いかける作品。(サイトより)」
・8月15日(日)午後1時半~ http://www.art.pref.tochigi.lg.jp/jp/event/index.html

・映画「精神」 http://www.laboratoryx.us/mentaljp/index.php


以下、サイトにアップされていた各作品の上映スケジュールと説明です。


【NHK 33ヵ国共同制作「民主主義」放映予定】http://www.nhk.or.jp/democracy/yotei/index.html

1・米国“『闇』へ”(アレックッス・ギブニー監督/米国)
 民主主義の膝元でテロ撲滅の美名の下“拷問”が容認されるのはなぜか?アフガニスタンで、テロリストと疑われ捕えられ、死亡したタクシー運転手の事例を軸に、アフガニスタンやキューバのグアンタナモで“拷問”に関わった調査官、被害者へ取材、またアメリカの政策決定者への取材を重ね、拷問現場の証拠写真で構成する番組。
 2010年8月9日(月) [深夜](=10日午前)1時10分~2時05分


2・南米 ボリビア“先住民たちの革命”(ロドリゴ・バスケス監督/アルゼンチン)
 南米初の先住民の大統領、ボリビアのモラレス大統領に密着、欧米流に異論を唱え理想を掲げ登場した政治家たちのぶつかる壁を描く。天然ガスの国有化や貧困層への海外援助金支出が、上院の反対で実現せず、支援した民衆に苛立ちがつのる。大統領と共に下院議員に当選した貧困層対策に力を注ぐ女性議員を主人公に、大統領と改革派議員たちのジレンマを描く。
 2010年8月9日(月) [深夜](=10日午前)2時05分~3時00分


3・欧州 デンマーク“風刺画事件を追って”(カルステン・キエール監督/デンマーク)
 デンマークの風刺画が非欧米世界に与えた「不快感」、西欧側が焦る「表現の自由への介入」、互いが理解することの「落とし穴」はどこにあったのか? デンマーク人監督はイスラム教徒が「本当は何に怒ったのか」確かめるため、ベイルート、テヘラン、と宗教指導者、政治活動家を訪ね、「怒り」の真意を確かる。一方ヨーロッパで続く「表現の自由か宗教か」という裁判や論争と対比し描く。
 2010年8月10日(火) [深夜](=11日午前)1時10分~2時05分


4・中東 エジプト“我々は見ている”(レイラ・マンジュウ監督/エジプト&シャリフ・カトシャ監督/米国)
 2005年、初めてエジプトで行われた複数政党制による選挙、そこで起きた不正を正すため3人の女性が継続し続けた「我々は見ている」という名の市民運動に密着した記録。選挙後、彼女たちは目撃した不正を「裁判官クラブ」に訴える。不正を正すため立ち上がる判事たち、だが、その判事たちが逆に処分される事態に。判事と市民の結束を促し訴えていく活動に密着、エジプトで人々が、今、求めている新しい民主主義を探る。
 2010年8月10日(火) [深夜](=11日午前)2時05分~3時00分


5・アフリカ リベリア“女の内閣”(ダニエル・ユンゲ監督/米国&シアッタ・スコットジョンソン監督/リベリア)
 内戦で多くの男を失った国リベリアで、女性大統領、女性警察長官、女性閣僚と女性がほとんどの内閣が誕生、荒廃した国の再建にとりくんでいる。「男中心」に築かれた近代アフリカの政治風土、男中心の社会のあり方を変えるのか、観察する。
 2010年8月11日(水) [深夜](=12日午前)1時10分~2時05分


6・ロシア“愛国者の村”(ニノ・キルダゼ監督/グルジア)
 モスクワの億万長者の実業家が「西欧の悪しき影響から脱し本物のロシア人になるため」の村を作った。男も女も牛を世話し実業家モロゾフの言う通り「服従」し暮らす。なぜ?“民主化に疲れた”モスクワ市民?モロゾフの画策する愛国主義とは?
 2010年8月11日(水) [深夜](=12日午前)2時05分~3時00分


7・パキスタン“大統領との晩餐”(サビハ・スマル監督/パキスタン&サチタナンダム・サタナンタン監督/スリランカ)
 ムシャラフ大統領が晩餐の席で語る「パキスタンの矛盾」。民主主義を守る為に、武装勢力に対抗し得るのは、軍支配という、矛盾。政治(世俗)が宗教に屈するという矛盾。その晩餐の発言を、ある農家の夕食の会話と織り交ぜて構成していく。
 2010年8月12日(木) [深夜](=13日午前)1時20分~2時15分


8・インド“ガンジーの心はいま”(ラリット・バチャニ監督/インド)
 サチャグラハ(消極的抵抗)という言葉(非暴力主義ともいわれる)は、今こそ見直されるべき言葉かもしれない。世界各地で暴力的な紛争が頻発する今、ガンジー後も宗教紛争、テロに悩み続けたインド人が、改めて非暴力をどう考えるか聴く旅。
 2010年8月12日(水) [深夜](=13日午前)2時15分~3時10分


9・中国“こども民主主義”(陳為軍監督/中国)
 武漢の小学校での級長“選挙”のドキュメント。我が子を当選させようと、親が助言を始め、介入し、地域を巻き込むバトルが始まる。いわゆる西洋型民主主義の無い中国社会で、「民主主義」的選挙は「過酷な競争」に見えていく。
 2010年8月13日(金) [深夜](=14日午前)1時15分~2時10分


10・日本“選挙”(想田和弘監督/日本)
 川崎市議会市議補欠選挙、という極めてミニチュアな選挙の候補者密着実録。日本の選挙における、候補と政党と選挙民の原初的な関係が見える観察映画。小泉内閣時で、「落下傘候補」として立候補した候補者が主人公。
 2010年8月13日(金) [深夜](=14日午前)2時10分~3時05分
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