西弘次 『子どもにツケをまわさない!』自由を求める一市民として再出発

ミーゼス・ハイエクに連なる古典的自由主義の社会を目指して活動をしています。

市民オンブズマン

2007年02月25日 | Weblog
今日は私も発足からかかわっている、
市民団体『オンブズ栃木』の設立10周年記念の講演会だった。

報道に名前は出ていないし、私もあまり話をしたこともないので、
きっと私が一人でやっていたなんて誰も知らないけれど、
いわゆる市民オンブズマンの団体が栃木に無かった時代に、
根回しをして、関係者をたきつけて、呼び掛け文や資料や規約を作って、
名前を決めて(結成時に一部変更)、結成してからようやく10年。
自分が大変な思いをして出来たものが10年続くというのは、感慨深いものですね。

最初の頃は、広報役で取材に応じたり、ラジオに出演したり、
NPOで講演をしたりと頑張りました。

生まれてこの方、社会主義や共産主義に心引かれた事は、
一度足りとありませんが、当時は随分左翼扱いをされて、
困った記憶があります・・・。
田舎では、権力にたて突いたり、正そうとすると必ず
『共産党』『左翼』とレッテルを貼られます。
はっきり言うと嫌いなのに、そこと同じに言われるのは嫌なものです。


さて、設立に際してオンブズ栃木では、
行政監視と政策提言をバランス良くやっていこうと決めました。
どうしても監査請求や裁判での活動が目立ってしまいますが、
情報公開制度の制定や拡充、
政務調査費や日当(費用弁償)の問題などは、
随分以前から取り上げて、県内自治体の調査や提言も相当しています。

その後に共産党系シンパといわれている団体も出来、
県内2つの市民オンブズマンが活動中です。
軌道に乗って以降の活動は、気合の入ったおじ様方にお任せしっぱなしで、
久々の参加でした。
現在は栃木県議会の政務調査費の問題で、控訴審で係争中。
果たしてどんな判決が出ることやら…。


講師は『目黒区オンブズマン』で、
昨年末に目黒区議の政務調査費の問題を暴いた『梅原辰郎』さん。
目黒区の問題は、公明党区議6名全員が集団辞職に追い込まれましたが、
TBSテレビの取材で、最初にクローズアップされたのが、
政務調査費で『2100円の抱き枕』…。
その後が那覇市のタクシー会社の領収書がなぜか
『上目黒⇒新宿』と書き加えられていた…。
どちらも公明党区議。面白すぎます。
自民党区議は政務調査費を使って、
飛行機の料金をビジネスクラスにランクアップととか、
選挙事務諸費に使ったり…。
社民党区議は社民党支部に事務所代を払っていたり…。
困ったものです。
でも、最もたちが悪いのが民主党区議…。
バイクを買ったり、ガソリン・オイル・洗車代に使ったり、
ハウスクリーニングを請求したり、
同伴旅行の経費の一部を請求したり(民主党会派区議)と、
話題に事欠きません…。
しかも、未だに返金していない民主党議員も居ます…。

また、目黒での調査の過程で明らかになりつつあるのは、
領収書添付は『コピーでは意味が無い』という事。
明らかにおかしい、改ざんの跡の見えるものが多数見られたが、
原本でない為に、それ以上の追求が困難との事。
また、こんな話も…。
給料を政党に上納するシステムのある複数の政党
(公明党、共産党、東京ネットワークなど!?)
の議員たちが『給料を減らしても良いから、政務調査費を値上げしよう!』
なんて発言をする方が多いようだ…。
政務調査費は無税で、多くの議会では領収書も必要が無く、
上納金としては対象外なのが理由のようだ。

今回の政務調査費を切り口に見ると、腐りきった日本の政治は、
自民党から民主党、公明党、共産党などの既成政党では、
全く変えられない事が良く分かります。

今回の統一地方選挙では、
ほとんどの候補者が政務調査費の問題を透明化するような話をするでしょう。
でも、領収書でもコピーでは意味が無かったり、
第三者機関で監査って言っても、
役所の監査のずさんさを知る人間ならば、意味が無いのは分かります。

皆さんの一票は、是非ともエセ改革派に騙されて投じてしまう事のないように!!
ご注意くださいね。
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1 コメント

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河川事務所と裁判の不正 (菊地光基)
2015-01-28 18:25:13
私は小山市の鬼怒川河川敷にグライダー滑空場を開拓した。民有地だが下館河川事務所はこれを違法に国有地として占有権をうばった。10年間裁判で頑張ってりうが最高裁の違法調書によって葬られている。今最高裁裏金裁判問題が浮上している。その一端が私の件にもあらわれている。とんでもないことである。
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