西弘次 『子どもにツケをまわさない!』自由を求める一市民として再出発

ミーゼス・ハイエクに連なる古典的自由主義の社会を目指して活動をしています。

国債が沢山増えても全部国民が消化する限り、少しも心配はいらない・・・??

2023年05月10日 | 政治ネタ
「国債が沢山増えても全部国民が消化する限り、少しも心配はいらないのです。国債は国家の借金、つまり国民全体の借金ですが、同時に国民がその貸手でありますから・・・」
MMT論者と全く同じような事を言っています。

以前から探していた「隣組読本 戦費と国債」という本をようやく手に入れました。
大政翼賛会が隣組に150万冊配った宣伝読本です。
正確な発行年は分かりませんが、文章中の記載や研究者の記事などから太平洋戦争開戦直前(2カ月前)の昭和16年10月ではないかと思われます。

実際にはその後ハイパーインフレでこの戦時国債は紙くず同然になった事は有名ですよね。

それらの反省から戦後に【均衡財政】を大原則と定める「財政法」が出来て、「国の歳出は原則として国債又は借入金以外の歳入をもって賄うこと」と、国債発行の原則禁止が明記されるようになったのです。
「建設国債」なんて法律の定めを逸脱する行為なのですが、なし崩しで当然のように発行しています。

確か大平内閣から国債発行禁止の原則が崩れ、年々増加する中にバブル崩壊で加速し、今に至るのです。
逆に言うと、戦後から大平内閣(昭和53年〜54年)以前までは国債発行をしていないで国家経営を行っていました。

今の日本には、歴史から学び反省しない、そもそもの原点や原理原則を理解しようとしない、薄っぺらで勇ましいだけの政治屋が増えすぎました。
子どもにツケを回さない!真の政治家を増やすために微力ながら尽力します。




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