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日本の元気

日本人として日本のために


2004年10月23日より

ベトナム料理屋

2005年03月21日 | Garden City(KS) 滞在記

ガーデン・シティでただ1つ(らしい)ベトナム料理屋、PHO HOA(713 E. Fulton St. #3)にDukeと行った。

店の外観はみすぼらしいのだが、中へ入ると想像したよりも広く、また小奇麗である。机は20ほどあり、先客は4組ほどいた。

ベトナム料理を食べるのは3年ぶり。カナダにいた頃、ベトナム人家庭に毎週のように夕食に招待され、ベトナムの伝統料理であるGoi Cuon Tom Thit (ゴイ・クォン・トム・ティット、生春巻き)などを食べた。

今回は、DukeのおすすめPho(フォー)というRice Noodleに魚介類の入ったものを注文した。(例1)(例2

麺を食べるには箸であるが、この店に置いてあった箸はとても長くて太い。日本でいえば菜箸といったところか。その形と久しぶりに使う(4ヶ月ぶり)ことにより、少々戸惑いながら料理を食べた。

このPHO HOAは、店の外観は問題であるが、内装はこざっぱりしており、味も悪くないので人にお薦めできる店である。


さらに症状悪化

2005年03月18日 | Garden City(KS) 滞在記



   春休み 熱冷シート 貼る休み    by 日本の元気



昨夜は、何度も寝ようとしたが寝られず、3時ごろまで苦しんだ。

そして今朝起きたら、昨日の症状は改善どころか悪化していた。喉がだいぶ腫れていて、頭が重い。鼻水も止まらない。


ただの風邪にしてひどすぎるのではないか?


もしかしたらインフルエンザ?それとも西ナイルウィルス?


私はここで孤独死をむかえるのか?


学内の診療所に行くべきか?


病院にいくべきか?


ここは様子を見るべきか?



などなどいろいろと頭をよぎる。

結論としては、水分をたくさん取り、温かい格好をしてひたすら寝ることにした。

明日には症状が良くなっていればいいが。

Spring Breakと同時に・・・・

2005年03月17日 | Garden City(KS) 滞在記

朝から調子がすぐれなかったが、午前と午後の授業を何とか切り抜けた。しかし、College Algebraのテストを受ける前に症状が悪化。鼻水は止まらず、頭がボォーっとなり、喉は明らかに腫れ、身体がだるい。こんな状態でテストを受けたくなかったのだが、テスト期限がスプリング・ブレイク前の今日までとなっているので仕方なくテストを受けた。案の定、鼻水はテストへの集中を妨げ、その他の症状が「テストなんかどうでもよい」という悪魔心を突っつき、結局見直しをしないまま答案を提出し、急いで部屋に帰ってすぐに寝た。

Spring Breakマジか?

2005年03月16日 | Garden City(KS) 滞在記

スプリング・ブレイクが近い(18~27日)ので気が緩んだのか、今日だけで2度も鍵を部屋に置き忘れて中に入れなくなり、オフィスの人に頼んで開けてもらわなければならなかった。

1度目はクラスが終わって部屋の前に戻ってきてから気づいたが、2度目はシャワーを浴び終わってから気づいた。部屋の前に立ち、いつものように首から鍵を取ろう手をかけたら、鍵がない。いかにもそのまま寝ますよという格好のまま、しばらく呆然と立ちつくす。しかし、プリング・ブレイクまであと1日だが、廊下には頭がすでにスプリング・ブレイク中の輩も多数いて、彼らの騒ぎ声によって我に返る。

恥を忍んでオフィスへ行くと、丁度、格好は違うが同じように鍵を部屋に忘れた人に偶然会う。彼の配慮で(多分格好を見て)先に部屋を空けてもらうことができた。

そしてすぐに寝たのは言うまでもない。

バーベキュー

2005年03月12日 | Garden City(KS) 滞在記

今日、Natにバーベキューに誘われた(Natはベトナム移民の子供)。まずNatの車で彼の友達を拾い、ウォルマートへ行って食材を購入。食材のチキンについてNatと他のメンバーとで対立。Natは10~14本入りのチキンを4つ買おうとしていたが、他のメンバーは2つで十分と言う。バーベキュー参加人数は6人なので1人6、7本の計算になるが、食べ物はチキンだけでなくハンバーガーもある。皆の強い反対にあって、Natはしぶしぶ2つを返した。

食材のほかにバーベキューに必要な炭や燃料を買い、バーベキューのできる動物園横の公園に向かった。この公園には何箇所かにバーベキュー用の器具が設置されている。その大部分はすでに先客がいたが、たった1つだけ空いていたのでそこを使用した。

バーベキュー器具に炭をいれ、網にアルミホイルを巻きつける。そして炭に燃料をかけ火をつけた。ところがである。燃料をかけてあるので最初は勢いよく火が出るのだが、炭が全く働かない。炭が働かないとバーベキューができないので、燃料をかけては火を強くするなどを繰り返したのだが、それでも炭が働かない。これでは何も食べられないので、仕方なく地面に落ちている枝を拾い集め、それを燃すことにした。

思わぬハプニングがあったが、しかし、拾い集めた枝を燃やすことでなんとか火を維持することができ、期待通りにハンバーグやチキンを焼くことができた。味も悪くはない。時々生焼けのチキンがあって火に戻すこともあったが、概ね上手くできたと思う。

野外バーベキューは3年ぶりである。しかもそれは日本ではなく、カナダにおいてであった。野外のバーベキューは開放感があって良いが、アメリカとカナダのバーベキューには共通した物足りなさがある。それはやはり食材が「肉」しかないことであろう。日本であれば、玉ねぎ・ピーマン・しいたけ・もやしなどの野菜があり、清流沿いでやるならば川魚もあるかもしれない。しかし、アメリカとカナダで経験したバーベキューは肉・肉・肉の肉オンリーであった。

バーベキューに限らず、これまで見てきたアメリカ人やカナダ人は普段の食事でも野菜類をあまり取っていなかった。彼らは一体どこから野菜の栄養素を取っているのだろうか。

伝統衣装

2005年03月10日 | Garden City(KS) 滞在記

ベトナムについて知ってもらおうという企画(Vietnamese Cultural Awareness Day)が、規模が小さいながらもGCCC内で行われた。ベトナム料理が出され、ベトナムの伝統衣装を身につけたベトナム移民の子供3人によるベトナム伝統の踊りも披露された。

踊りも興味深かったが、それ以上に伝統衣装が興味を引いた。色鮮やかで、チャイナ・ドレスに非常に似ている。伝統衣装が生まれる背景には、その土地の気候や外国文化の影響があると思うが、ベトナムの伝統衣装を見てみると、それらの要素がしっかり組み込まれているようである。

私の好きな伝統衣装は、やはり日本の着物)や巫女装束である。西洋のドレスチャイナ・ドレスは、一瞬美しいと思うのだが、すぎに飽きてしまう。それらは美の繊細さに欠けているように思う。

私はアメリカに浴衣を持ってきた。日本文化を説明するには視覚的要素が必要だと思ったことと、前から和服に興味があったためである。今夏は浴衣を普段着の1つとして考えている。



●着物大全
http://www.kimono-taizen.com/


●男のきもの指南
http://www.kimonoo.net/


●女袴普及部
http://ygoofy.fc2web.com/hakama/index.htm

Rodeo(ロデオ)-野蛮なアメリカ人の象徴?

2005年03月06日 | Garden City(KS) 滞在記

Dukeは大学新聞で写真を担当している。その彼がRodeoの試合を取材しに行くということで、それに同行させてもらった。時間は19:00。会場は動物園の近くのプレハブ小屋を大きくしたようなRodeo屋内会場。



Rodeo(ロデオ)とは、「ロデオは、暴れ馬にのる競技だけでなく、牛にロープをかける競技やバレルを馬で走って回ってくる競技などが集まった大会の総称を指す。水泳や陸上競技からなるオリンピックという言葉と同じである。ロデオはオリンピックと同様、カウボーイのスポーツの祭典(http://www.realwestern.jp/rodeo/faq.html)」である。



会場には車もさることながら、会場の前のいくつもの囲いの中に馬が溢れかえっていた。また、カウボーイ競技であるロデオだけに、会場がカウボーイハットを身につけた人で溢れていたのは言うまでもない。

今日のロデオは様々な大学のロデオチームが参加しており、GCCCもその参加大学の一校であった。試合の前にアメリカ国家の斉唱があったが、その時になぜか数人の兵隊(州兵?)が旗を持って登場するというパフォーマンスがあった。

競技は暴れ馬に乗るものから始まり、参加大学がそれぞれ挑戦する。馬はよく飛び跳ね、その馬から落ちる人もいたが、大抵は定められた時間を乗り切った。

次の競技は、子牛を放し、馬上からロープを投げて子牛にからませ、馬から飛び降りて子牛を身体で抑えこむというもの。この競技は成功者が少なかった。カウボーイのロープから逃れた牛が自分の方へ逃げてきたときは、その子牛が不憫でならなかった。

彼らの感覚の中には、競技に出される馬や牛に対する情はないのだろうか。動物を力で支配することや弄ぶことに娯楽を見いだすその姿は、かつて先住民を野蛮なものと見なし(野蛮=動物)、大虐殺を行ったアメリカ人の祖先の姿にどこか重なるような気がしてならない。

また、アメリカの食文化が最低なのはこのロデオが象徴しているように思う。人間と動物の区別ははっきりしていて、人間が動物をどのように扱おうが関係ないという考え方が彼らの根底にある。命ある動物や植物に生かしてもらっているという感謝の念がないので、それらを最大限活用しようとする気持ちが起こらない。だからフライドチキンやステーキ、ハンバーガーなどの単純な食べ物しか生み出せないのではないかと思う。

今回初めてロデオを見たのだが、私にとってロデオは見ていて気分の良いものではなく、またいろいろと考えさせられるものであった。

もう3月か・・・

2005年03月01日 | Garden City(KS) 滞在記

ポートランドのパイオニアスクエアーで年越しをしてから、すでに2ヶ月も経過した。ありきたりな言葉だが、「時が経つのは早い」。

2665年を迎えて2ヶ月。自分はこの2ヶ月で一体何を成したのだろうか。何か得たものはあるのか。ポートランドを離れる際とガーデン・シティに降り立った際、後悔のないよう全力を持って何事にも取り組むと決意したが、その決意はまだ十分に果たされていない。気を引き締めねば・・・・。

日本の恥

2005年02月12日 | Garden City(KS) 滞在記
先週、日本の国際武道大学からオレゴン州ポートランドのコンコーディア大学に、語学研修として13人の日本人学生が送られてきた。彼らは2週間ポートランドに滞在する。

その話を聞いたとき、2週間ではきっと旅行気分で来て旅行気分のまま帰るのだろうなと思ったが、案の定、それは当たっていた。

事件は10日(木)に、彼ら学生が課外学習としてMultnomah Falls(ムルトノマの滝)へ行ったときに起こった。彼ら学生の中の2人がもめて、1人がもう1人を殴ったのである。喧嘩の原因は不明だが、とにかく殴ったほうは手を切り、殴られたほうは口の中を切った。

これだけでも十分日本の恥さらしだが、このあとの行動はもっと重大である。

その喧嘩をした2人は、なんと血を拭いたティッシュを地面に平気で捨てていったのである。その場所は自然環境保護区域に指定されている場所だそうで、彼らについていった他の日本人が呆れていた(彼がこの話を教えてくれた)。


(ここからは私心)
外国に来て殴り合い?本当にこいつらは大学生か?場所をわきまえず、話し合いができずに手が出る。猿並みの頭だな。血をぬぐったティッシュを地面に捨てる?お前ら早く日本に帰れ。そして二度と国外に出るな。

日本では、自分の行動を「日本人」として意識しなくてもすむが、国外では自分の行動が「日本人の行動」として、現地の人にも他の日本人にも影響を与えるんだぞ。

国内で犯罪をしても「○○」と個人名で終わるが(その影響はせいぜい家族どまりだが)、国外で犯罪を犯せば「日本人」として扱われ(周りの目がそう見る。被害者ではない限り個人名など誰も気にしない)、「日本人のイメージ」が「犯罪者」と結び付けられてしまう。これは他の真面目に生活を送っている他の日本人には大迷惑だ。


日本国籍を有している限り、その人は国外において「日本」を背負っている。日本国籍を有している限り、その人は国外において「日本人」からは逃れられない。

まあ彼らのような「サル」には言っても理解できないんだろうけど。

特攻隊

2005年02月09日 | Garden City(KS) 滞在記

昨夜の気温は-10度。体感気温は-12度。そのためか、今朝外に出るとそこは一面真っ白。といっても雪が積もったのではなく、一面凍っているのである。記憶の限りでは生まれて初めて、実際に木が凍るのを見た。木全体は真っ白で、枝は氷で覆われている。とても幻想的な光景であった。


この日の夜、ルームメイトのアランと歴史の話になり、意見が衝突した。きっかけは、アランが特攻隊をキチガイ(Crazy)と言ったことにあった。彼はよく、ふざけるときに「バンザ~イ」という言葉を使う。この言葉は、大東亜戦争時のアメリカとの戦闘の際、弾薬が尽きて追い詰められた日本軍兵士が、「万歳」と叫びながら銃剣で突撃を敢行したこと、同じく、追い詰められた日本人が崖から飛び降りて自殺した際の掛け声、もしくは特攻隊機がアメリカの軍艦に突っ込む際の言葉、これらのうちのどれかからアランは知ったのだと思う。

そのいずれにせよ、彼が発する「バンザ~イ」の意味は「キチガイ」である。私が日本人なので、彼はそれを重ね合わせて、「クレイジーな人間」を演じる際に「バンザ~イ」と言うのである。彼にとって「バンザ~イ」という言葉は、「キチガイ」の象徴であるのだ。

これまで彼は何度かその言葉を発したが、私はとても不愉快ではあったが、彼は何も知らないのだと無視をしていた(無視すべきではなかったと後悔している)。しかし、今回の「特攻隊はクレイジーだ」という言葉は、私にとっては限界を超え、とても無視できるものではなかった。


(私):「特攻隊はクレイジーではない。彼らはとても理知的な人たちであった。私は彼らを誇りに思っている。」


と言ったら、なぜかここから「真珠湾」の話に変わっていって、アランは「日本は真珠湾をだまし討ちした」と言い出した。だからこちらも、


「ルーズベルトは全て知っていた、という研究結果が最近出たではないか。」(真珠湾の真実 ― ルーズベルト欺瞞の日々 ロバート・B・スティネット)

「それに騙し討ちだというが、真珠湾攻撃の前に日本の船を攻撃したのはアメリカではないか」(「ワレ、日本潜水艦ヲ撃沈セリ。」12月7日午後0時10分(現地時間)


つたない英語ながらもそれらを言うと、彼は黙ってしまった。

このとき痛感したのは、アメリカ人一般の特攻隊に対するイメージは、彼と同じようなものであろうということ。彼らアメリカ人は、特攻隊=キチガイと学校において教えられてきているので、今回のように、こちらが反論しないといつまでもそのようなイメージでいてしまう。

私は今こうしてアメリカに来ることができ、大学において勉強することができている。このようにアメリカで勉強することができたことと、私の人生における様々な偶然とを勘案し、私は私に課せられた使命は「日本のために生きること」ではないかと思っている。「日本のために生きること」というのは抽象的であるが、今アメリカにいるということは、英語を使って日本の利益になることをしろ、ということであると思う。

政府、害務省の怠慢により、国際社会において「顔の無い日本」と揶揄されてきた日本であるが、政府が日本の正義を国際社会に主張しないならば、我々のような日本国民がやらねばならない。

微力であるが、このアメリカ滞在期間内に、なんとかして多くの人に特攻隊の真実、また日本の正義を主張していこうと思う。



●神風 http://www.geocities.jp/kamikazes_site/


●<86.「真珠湾奇襲」は嘘だった!! ── アメリカの対日先制攻撃 (2001.2.21)
http://www004.upp.so-net.ne.jp/teikoku-denmo/no_frame/history/honbun/pearl_harbor.html>より転載。

12月7日午後0時10分(現地時間)、アメリカ海軍司令部に一つの暗号電報が入電しました。

「ワレ、日本潜水艦ヲ撃沈セリ。」
それは米軍艦が、公海上 ── アメリカの領海外において、日本海軍の潜水艦を攻撃、撃沈した事を報告する暗号電報だったのです。(米国海軍ヒューウィット調査機関提出書類75(1945年6月7日),みすず書房『現代史資料 35巻』)

つまり、アメリカは、日本による「真珠湾攻撃」の1時間20分も前に、「宣戦布告」もなしに、日本の潜水艦を攻撃、撃沈した事になる訳で、これこそ、正に「騙し討ち」と言えるのです。それにしても、日本の「真珠湾攻撃」をもって「騙し討ち」と言わしめたのですから、ローズヴェルトも相当の極悪人です。

胃に入る・・・

2005年02月02日 | Garden City(KS) 滞在記

続いて向かった先は、 Greyhound Amtrak が一緒になった駅。そこは電力会社?建物の目の前にあった。バスでも電車でも、ここからウィチタまで2時間ほどかかるとのこと。


その後に警察署、裁判所と行き、そしてこの日最後に向かった先は、この日最大の衝撃を受けた場所。

その場所とは、Brookover Feed Yardという牛の場。

車から降りて顔を上げたとき、目の前に広がる光景はとてもすぐに信じられるものではなかった。

何十個もの狭い(牛の数と体格から見て)囲いのそれぞれに百頭ほどの牛がおり、全体では何千頭もの牛が目の前にいるのである。遠く先のほうにも囲いの中にいる牛が見え、とにかくその数に圧倒された。

臭いも強烈。大学でよく嗅ぐ臭いは、やはりここから流れてきている。

牛たちはとても警戒心が強く、少しでも彼らにとって不審な行動をすると、その瞬間走って逃げ出す。しかし興味があるのか、いったん逃げ去ってもまたゆっくりと近づいてくる。

見慣れない光景と圧倒的な数の牛たちに後押し(?)されて、夢中で何枚も写真を撮り続けた。

後に撮った写真を見て気づいたのだが、彼らはこれから殺されて人間の胃の中へと消えていく運命にある。これは人間が生きていくためにはしようがない、必要悪だと分かっていても、何かやりきれない。特に、悲しい表情をした牛がこちらを見つめている写真を見ると、やりきれなさが一段と強まる。



*下記のサイトは、自分の責任において見るか見ないか判断してください。心臓の弱い方、何らかのショックに弱い方、食事中などは見ないほうが良いです。

映像がとらえたのシーン

不思議の町 ガーデン・シティ

2005年02月02日 | Garden City(KS) 滞在記

デュークがガーデン・シティを案内してくれることに。最初は、スパニッシュや黒人が多く住む地域に少し寄ることに。学校から南東の方向に車を進めると、見えてきたのは長方形の車庫のような形をした家々である(キャンピングカーをもう少し大きくしたようなもの)。デュークの説明では、ここにはスパニッシュ、特にメキシコ人が多く暮らしているそうだ。言われてみれば、外に出ているのはほとんどがスパニッシュである。ここはガーデン・シティの貧民住宅街といったところか。

ここガーデン・シティに来てからはっきり分かったが、やはり給料が安く、労働条件や環境が良くない仕事には、スパニッシュや黒人が就いている。白人は彼らを統括する位置にいる。住む場所や環境にしても、仕事の種類にしても、こうもはっきり見てしまうと、なんだかやるせなくなる。また、彼らはこうしてアメリカへ移民としてきているが、祖国を出るときの想いというのはどのようなものなのだろうか。祖国を離れて異国の地に生きる。そしてアメリカ国籍をとってアメリカ人となる。彼らにもそれなりの事情があるだろうが、祖国を捨てて他国人になることに抵抗はないのだろうか。祖国を捨てることができるのか。自分も彼らと同じ境遇にあったならば、やはり祖国を捨ててアメリカ人として生きる道を選択してしまうのであろうか。最近これらのことをよく考える。当の本人たちに聞けば早いのだろうが、なかなか聞きづらい。


次の目的地は、ガーデン・シティ近郊にあるロデオ会場である。やはり誰もがカンザスに対してイメージするように、郊外に出るとそこは見渡す限り平野で、それは遠くまで広がっている。ロデオ会場は、屋根つきの観客席が片方面にあり、その目の前にロデオの競技場がある。観客席は200人ぐらいは座れるのではないかと思う。今は競技期間外であるので人は誰もいない。デュークによれば、競技は初夏ごろから始まるそうだ。



Rodeo(ロデオ) (1)  (2)   (アメリカのロデオについて)

「ロデオは、跳ねる馬や牛に乗る種目だけではなく、様々な種目から構成されている。これらのスポーツ競技の大会の総称をロデオという。各競技には、細かなルールがある。」




ロデオ会場の次は、403 S. 4th Streetにある Lee Richardson ZooThe Fate of Memorial Poolへ行く。このプールは、「世界で最も大きな市営コンクリート野外プール」とのこと。260万ガロンの水を使うそうだ(今は水が入っていない)。確かに大きいといえば大きいが、これより広い市営プールが他にあるような気がしないでもない。動物園の方はというと、閑古鳥を飼っているがごとく人がいない。動物園のHPではこれだけの動物がいると紹介しているが、外観からはあまり想像できない。まあライオンやラクダは外からでも見ることができたが。

プールは、260万ガロンの水や10人以上の監視者、消毒などが必要であり、動物園では、何人かの飼育員と動物たちの餌が必要である。訪問者としては、その両方が存在するのはとてもありがたいことであるが、財政の面では上手くいっているのであろうか。気になってしまう。


続いて向かった先は、ガーデン・シティ郊外にある「川」である。この日、この「川」を見たことである証明が自分の中でされた。そのある証明とは・・・。

オレゴンに住んでいたときの話である。誰かがカンザスについて言ったことに、カンザスには山という山がないので、「丘」を「山」と呼んでいる、というものがあった。この話はとても印象に強く残っていたので、こちらに来てからルームメイトのアランに聞いてみた。しかし、彼はそんな話し聞いたことがないと否定した。そのときは、やはり田舎州カンザスを揶揄するものの1つか、と考えて終わった。

しかし、しかしである。ここカンザス州ガーデン・シティの「川」を見て考えが変わった。

やはりカンザスでは「丘」を「山」と呼ぶんだと。

カンザスでは「丘」は「山」なんだと。

もうこれは確信である。



だって



だって



だって



どう見たって



この川




「池」じゃん




広辞苑:
「川」=地表の水が集まって流れる水路。河川。
「池」=地を掘って人工的に水をためた所。自然の土地の窪みに水がたまった所。


Oxford:
river = a natural flow of water that continues in a long line across land to the sea



どうみても「池」なのだが、デュークによれば、この「池」を地元では「川」と呼ぶのだそうだ。

これが「川」なら「丘」を「山」と言っても絶対におかしくない。


カンザス人にとって「丘」は「山」なのだ。


そして「池」は「川」なのだ。

日本映画

2005年01月30日 | Garden City(KS) 滞在記

次の日は授業だというのに、ルームメートのアランの誘惑に負け、日本映画「CASSHERN」と「あずみ」を1:30ごろまでかけて見た。アランは、アメリカはもちろん、日本、香港、韓国などの映画をインターネット上や友達からもらったりして、DVDに焼いて持っている。

「CASSHERN」については、キャシャーンという、新人造人間の悪の親玉を演じる唐沢寿明が、顔もそうだが、声や演技が映画の役のイメージと一致していない。彼が出てくるたびに違和感を感じてしまった。それと戦闘場面ではCGを使っているが、実写と安物アニメの中間のような戦闘場面で、迫真的な、思わずのめりこんでしまうようなものでは全く無かった。

「あずみ」はお金を払ってまで見たいとは思わないが、暇つぶしには良い作品。親友同士で殺しあうときの彼らの演技に、「親友」と「死」に対しての想いが伝わってこなかった。

各国の映画を見比べたときに、日本の映画は何か考えさせられる作品が多い。アメリカの映画は、俳優の演技力が高く、CGを駆使して魅せられる作品が多いが、その実、内容が陳腐であることが多い。香港映画は、やはりカンフーを中心とした格闘とお笑いである。内容はほとんど無いといってよいかもしれない。

2005年01月28日 | Garden City(KS) 滞在記

昨日の雨に引き続き、今日は雪が降った。以前降ったときは、全く積もるような雪ではなかったが、今回の雪は1、2cmほど積もる程度の雪である。