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日本の元気

日本人として日本のために


2004年10月23日より

辛い思い出

2005年08月19日 | Garden City(KS) 滞在記

大学のRequired Classの1つに、Physical Fitnessという、学期内に30回ジムへ行って30分以上の運動をしなければいけないクラスがある(1単位)。今学期はその通称Super Circuitクラスを取っているので、さっそく今回初めて参加した。

まあ参加したといっても、好きな時間にジムに行き、そこにある機械で運動をするだけなのだが、初回は簡単な体力測定などを行った。その測定結果に驚いたのだが、全て正常な範囲となっており、日本でのぐ~たら生活の影響はでなかったようである。

よく留学すると「太る」という話を聞くが、私は逆に「痩せて」しまった。そして日本に戻って16 Pound(kgで知りたい人は勝手に調べてください(笑)を得て、お腹の下あたりにその大きなお土産を抱えてアメリカに戻ってきた。


この日の夜はDukeやNhatたちとボーリングへ行き、それが終わって後はLONE STARへ行った。このLONE STARが曲者で、Lone Star Wings(Choose your temperature: mild, hot, or Texas hot . One dozen meaty wings.)をたのんだのだが、これがまた


Hot !!


すぎて、アジア人に対する「いやがらせ?」「差別?」、と疑ってしまったほどである。Dukeたち曰くこれを南部人は普通に食べるらしいので、本日より南部人を「キチ●イ認定」させていただきます。

結局辛すぎて全ては食べ切れず、店を出るときには無残なタラコ唇に。

そして、その日の夜は彼女とのキッスができず(泣 ウソ



ってこれは辛すぎだろ(痛)



LONE STAR Steakhouse
http://www.lonestarsteakhouse.com/locationdetail.asp?LocationID=339
2306 East Kansas Ave
620-271-0055

Pay as you go Mobile Phone

2005年08月17日 | Garden City(KS) 滞在記

ガーデン・シティに来てから自転車をタダでもらったが、今度もまたDukeから携帯電話をタダでもらってしまった。その名も、


Pay as you go


日本人には聞きなれない種類の携帯電話だと思うが、これは私にとってはとても便利な電話である(Prepaid Cell Phoneの一種)。

というのも、この携帯電話は面倒な契約が一切不要、料金はカードを買って登録をするだけ、さらにアメリカのほぼ全域で通話可能(ただし、大都市以外はローミングサービスになることが多い。会社によって異なる)。従来のPrepaid Cell Phoneは限定された地域でしか使えなかったが、このPay as you goならその心配がない。

今回、DukeからもらったPay as you go Mobile Phoneは、Simple Freedomという会社のものである。カードはWALMARTへ行き、100ドルで1年間有効のものを買った。


Simple Freedom Coverage Area
http://www.simplefreedom.net/SimpleFreedom/CoverageArea.htm

Local Calling --- 25¢ per minutes including long distance
Nationwide Roaming --- 50¢ pre minutes including long distance

No Contracts
No Credit Checks
No Bills
No Fees
No Long Distance Charges


日本で必需品の携帯電話も、アメリカに来るとそうでもなくなる。アメリカの大都市では必要にもなるかもしれないが、ここガーデン・シティでは使うことがほとんどない(寮の部屋では無料で電話が使える)。それでは何故、必要でもない携帯電話をもらったかといえば、ポートランドに行くときに使うからである。

この前のSummer Vacationでは、日本に帰国する前とガーデン・シティに戻ってくる前にそれぞれ2週間ほどポートランドに滞在したが、その時に携帯電話を持っていないことでいろいろと不都合が生じたのである。さらに、今度のWinter Breakにもポートランドを訪れる予定だが、いろいろな人と会う予定なので携帯がないと不都合が生じるのが目に見えている。まあそんな理由で携帯を持つことにしたのである。


1ヶ月に約8ドル。


そんなに使わないだろうなあ。


*ちなみに今日からクラスがスタート。今日のクラスはCollege ReadingとAmerican Government。後者のAmerican Governmentは大変そうなクラスだが、アメリカの政治制度には興味があるので楽しみである。



■Pay as you go Mobile Phone

TracFone Nationwide Prepaid Wireless
http://www.tracfone.com/home_page.jsp?b=i&flash=YES&p=W

Simple Freedom Wireless
http://www.simplefreedom.net/SimpleFreedom/Home.htm



■Contracted Cell Phone

Verizon
http://www.verizonwireless.com/b2c/index.jsp

Sprint
http://www.sprint.com/

Cingular
http://www.cingular.com/indexc?source=14C0007A6A9PAAAAAHAM

T-Mobile
http://www.t-mobile.com/

Apartment

2005年08月16日 | Garden City(KS) 滞在記

前学期と違うこと。

それは寮生の顔ぶれが大幅に変わり、さらにその数が増えたこと。

今はフットボールの季節なので、奨学金を得て来た学生(主に黒人)がわんさかと寮におしよせてきた。そのおかげで1人部屋の確保が危うい状況となっている。

そこで、もし1人部屋が確保されなくなった場合のために、大学寮以外の滞在方法を検討することにした。その方法の1つがホームステイ。

さっそくResidential Office ManagerのKateにホームステイについて聞くと、「今の金額に2000ドル上乗せされるけど、それでも良いなら探す」との答え。さすがに今の金額(2100ドル)に2000ドル上乗せは高すぎる。ということで、ホームステイという選択肢は消えた。

次は大学外のアパート。インターネットの複数のサイトを使ってガーデン・シティのアパートをリストにした(以下、大学より1mile=約1.6km以内のアパート)



Wagner Apartments
1705 E Laurel St.

Virginian Court
1309 E Chestnut St.

Woods Apartments
1902 Harding Ave.



Nhatと共にアパートを直に見てまわり、空き部屋があれば電話して値段などを聞いた。また上記以外にも、車を走らせているときに空き部屋ありという看板を見つけたら、その場で電話して聞いた。

結果は・・・・どこも希望に合ったところがなし。

上記にあげたアパートは、すでに全室埋っていたり、1部屋550ドル以上したり(しかも電気・ガス・水などは含まず)、2室以上の部屋を1つとして貸し出していたりと条件に合わなかった。

アパート以外に家を半分借りるというのもあったが(1つの家が2つに分かれていて、2組が借りることができる)、こちらも650ドル以上(電気・ガス・水などは含まず)もするのであきらめた。

今回は大学外での居住場所を見つけることができなかったが、今後もアパート、もしくは個人的な関係でホームステイを探してみようと思う。

日本の元気号

2005年08月15日 | Garden City(KS) 滞在記

朝、アドバイザーであるJeanieのところへ行って、今学期のクラスを決める。その結果、下記のようになった。


①Intermediate Reading(3) - J. Ferguson

②English Ⅰ (3) – S. Kucharik

③Physical Fitness (1) – D. McGraw

④American Government(3) – F. Bean

⑤Principles of Economics, Macro(3) – C. Marcy

計 13 credits


そして教科書を買いに。


①Intermediate Reading       33.25(新)

②English Ⅰ            38.00(古), 46.50(古)

④American Government       111.25(新)

⑤Principles of Economics, Macro  98.75(新), 74.00(古)

計 431.07


相変わらず教科書は高い。


この日、Dukeがタダで自転車をくれた。2年ほど前に買ったそうだが、すぐに車を買ったので使わなくなり、Nhatの家にずっと置いておいたらしい。タイヤがパンクしていたので、Targetでタイヤのチューブを買ってきて、Nhatの家の車庫で修理した。

自転車が壊れているなら自転車屋に持って行って直せばいい、と思うのが日本人の感覚だが、しかし、このガーデン・シティには自転車を修理する店がない(らしい)。つまり壊れたら自分で直すか、それとも廃棄して新しいのを買うかの2択しかない。

アメリカの国土を見てみれば分かるが、とにかく広い(962.8万平方キロメートル、日本の約25倍  http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/data.html)。その国土の広さゆえ、自動車や飛行機が主な移動手段にならざるを得ない。自転車はあくまでも趣味の範囲で、生活の中心には自動車がある。

大都市ならば人口が多く、余暇や通勤に自転車を使う人がそれなりにいるので、自転車を修理する店はあるだろうが、ガーデン・シティは人口が少なく(約3万人)、気候の影響もあって(夏は30℃後半の日が多く、冬はマイナスの日が多い)自転車を使う人がほとんどいない。移動手段は自動車で、車は16歳から運転できる。それなので、自転車を修理する店がないというのが当然ということになる。

車を買うかはまだ考え中であるが、まあ兎に角、これで以前の歩きに比べれば断然行動範囲が広がったことは確かである。

約3ヶ月ぶり(1)

2005年08月14日 | Garden City(KS) 滞在記

題名の通り、日記の更新(お知らせを除く)とGarden Cityに戻ってきたのが約3ヶ月ぶりである。

5月17日にSpring Semesterが終わり、翌日の朝にポートランドへ発った。2週間ほどPortlandに滞在してから日本に帰国し、2ヶ月ほどVacationを取って再びアメリカ、ポートランドに戻り、また2週間ほど滞在して、8kgほどのお土産を抱え(笑)ガーデン・シティに帰ってきた。

今回、ポートランドからガーデン・シティまではFrontier Airline(http://www.frontierairlines.com/index.asp)を利用。チケットを買うのが遅かったために、いつも利用しているUnited Airlineが取れず(マイレージのため)、他の航空会社の便もなくて、やむなく400ドル以上する(普段は300ドル前後)Frontier Airlineを利用することとなったのである。

予定では、ポートランドの空港を10:55に発ち、コロラドに14:15に着く(現地時間)。コロラドからガーデン・シティまでの便は2:55発で、乗り換えに40分しかなくて、かなり時間がおしている。

案の定、ポートランドからデンバーまでの便で、予定出発時刻から30分ほど待たされた。1つは、機内への乗り込み開始が出発予定時刻の20分ほど前になり、乗客が乗り込むまでに時間がかかったこと。もう1つは、荷物の検査に不備があり、一部の乗客の荷物再検査をしなければならなかったためである。

デンバーに着いたのは、乗り換え便の出発時刻15分前であった。機内でいくつかの乗り換え便を利用する乗客(ガーデン・シティ便も含む)が優先して降ろされ、皆急いで向かう。

ガーデン・シティ便は利用客の少ない便なので、コロラド空港でも隅の方にある。それゆえに、そこまで駆け足でむかい、出発時刻の5分ほど前に着く。ここでアメリカらしいと思ったのは、ガーデン・シティ便の出発時刻も20分ほど遅れていて、走らなくても十分間に合ったのである。

何とか無事に乗り換えに成功し、ガーデン・シティへ向かった。何度見ても思うのだが、このデンバーからガーデン・シティまでの区間は、本当に平地ばかりで山がない。四角や円形になった土地が広がっており、家や集落(村もしくは町)が所々に建っている。山や川がある景色も美しいが、果てしなく続く平地の景色もまた一興である。

ガーデン・シティ空港には、予定時刻より20分ほど遅れて到着。荷物を引き取るのにさらに20分以上かかり、ようやく空港より出る。そこにはNhatとDukeが待っていてくれ、学校まで送ってくれた。

約3ヶ月ぶりのGarden City Community Collegeである。すぐにResidential Officeへ行き、Kateに部屋などの説明を受ける。今期はフットボールの時期でもあり、奨学金を貰ってきた新入生がたくさん寮に入ってきた。今回は最初から1人部屋を希望したが、なんとか1部屋確保でき、そこに入った。前回は2階であったが、今回は地下である。目の前に犬小屋の柵があって景色が全く見えない。まあプライバシーが守られるといえばそうだろう。

不安になったのは、周りがほとんど黒人ということ。前学期で分かったのだが、彼らはとにかく騒がしい。大音量で音楽を聴いたり、大声で叫んだりなどなど。

学校は17日からなので、まだ学生が全部は来ていない。17日以降、学生が皆来た後の寮はどうなるのか、不安を抱えながら眠りについた。


Tornado & Hail Stone

2005年05月12日 | Garden City(KS) 滞在記


今日でCollege Skill Developmentというクラスは終了。テストはなく、出席と5つほどの課題で評価されるので、ほとんどの人がAを取れるクラスである。

この日はCollege Algebraも終了した。文章問題には苦労させられたが、授業とQuiz、Chapter testはまじめに勉強さえしていれば簡単であった。反省するところは、勉強に対する真剣さが途中からなくなっていったこと。このクラスの内容は、私が中学、高校のときにすでに習ったものであったので、勉強しなくてもできてしまい、それが勉強に対する真剣さを衰えさせた。日曜日にFinalがあり、そこで90点以上取ればAをもらえる。

夜、ベトナムからの移民であるHongとLibraryで勉強していたら、21:30ごろに図書館の人が、トルネードが発生したので図書館を閉めると言いに来た(通常は22:00まで)。さっそく私は寮へ、Hongは自宅へと非難しようと外へ出たら、そこはもう異次元の世界。紫色の花火が絶え間なく打ち上げられているがごとく、空はあちらこちらで紫色の稲妻が音を立てて光っていた。ほんの少しの間、その幻想的な(映画のような)世界に浸っていたが、身の危険を感じてすぐに避難。

寮に戻ったら、そこにあるTVのニュースは、Garden Cityにトルネードが近づいていることを告げていた。このままいくとガーデン・シティに直撃らしい。そういうこともあって、寮の雰囲気もいつもとは異なる。寮のアシスタントが、寮の1階に避難を呼びかけていたが、ほとんどの人は非難せず、10数人、もしくはそれ以上の人が外に出て叫び声をあげていた。

そういう私も、稲妻の写真を撮るために外へ。稲妻を待っていても一瞬なので写真は取れない。だから連写してその瞬間を撮った。

結局、22:00もしくは23:00ごろまで稲妻は続き、それ以後は収束していった。

後の情報によれば、ガーデン・シティの北東10kmのところにHail Stone(ヒョウ)が降り、トルネードはHolcombの南に抵触したらしい。


Lightning

2005年04月21日 | Garden City(KS) 滞在記


夕方ごろから雷が鳴り出した。夕食を食べ終わったころに、稲妻はDodge Cityの方角の空(つまり東)に見え、その稲妻の写真を撮りに外へ出た。そうしたところ、外でMarcusに会い、マーカスの勧めで、GCCCの陸上競技場やラグビー場をマーカスの案内がてら、そこで写真を撮ることに。

GCCCキャンパス前の道を越えたところに競技場はあるが、ここからなら雷がよく見える。最初は私が撮っていたが、途中でマーカスが俺にもやらせてくれと言ったので貸したら、その後ずっと、夜の12頃まで、そしてカメラの電源がなくなるまで撮り続けた。

雷といえば、小学校のころに、空気中での音の伝わる速度が毎秒340mというのを習ったのだが、雷が鳴り響く日には、あたり一面が光ってから音がするまでの秒数を数え、その間隔が長い時には安心したものである。

大平原(2)

2005年04月09日 | Garden City(KS) 滞在記


写真の追加。初めてで素晴らしい景観なので、Wichitaまでの3時間、あきることなくずっと見入ってしまった。何度も通っている人には「ただの平野」なんだろうが。



●通った町(参考:MAPQUEST

Pierceville
Charleston
Ingalls
Cimarron
Wettick
Howell
Sears
Dodge City
Fort Dodge
Wilroads Gardens
Ford
Mullinvill
Joy
Greensburg
Haviland
Wellsford
Cullison
Pratt
Waldeck
Cairo
Cunningham
Calista
Kingman
Waterloo
Garden Plain
Goddard
Tyler
Wichita

大平原(1)

2005年04月09日 | Garden City(KS) 滞在記

Dukeとその友達と共にWichitaへ行った。ウィチタは、ここGarden Cityから東に200miles(370.4km)ほどのところにある(http://www.garden-city.org/city_manager/closerlook.htm )。ちなみにガーデン・シティからOklahoma state lineまでは南に80マイル(148.16km)、Colorado state lineまで西に75マイル(138.9km)、Nebraska state lineまでは120マイル(222.24km)、Missouri state lineまでは320マイル(592.64km)(参考:同上)。

*愛知県(名古屋市)から東京都(新宿区)までの地点間直線距離は259.5km、大阪府(大阪市)から東京都(新宿区)までは397.29km、愛知県(名古屋市)から大阪府(大阪市)まで138.92km(参考;http://homepage2.nifty.com/itigo-club/grs.htm

昼近くの11:40ごろにガーデン・シティを出発し、#50(日本でいう国道か?)を使ってWichitaへと車を走らせた。渋滞など全く無関係。ガーデン・シティを一歩出ると辺りは真っ平らな土地が広がる。12:15ごろに最初の小さな町が見えてきた(多分Pierceville)。それからいくつかの町をへて12:35ごろにDodge Cityに到着。ドッジ・シティというと、古きアメリカの町並み(いわゆるカウボーイタウン)が残っていることで知られているが、Dukeに聞くと、それは町の中心部から離れたところにあるとのこと。実際、町の中心部は小奇麗な近代風の建物が立ち並んでいて、古きアメリカを感じさせるものはない。

Dodge Cityから#400に移り、さらにWichitaへと車を進める。かつてオレゴンにいたとき、カンザスについていろいろな人に聞いたことがある。カンザスは「Flat」でなにもない、との答えがほとんどの人から返ってきた。確かにこうやって車を走らせていると、見渡す限り平地が続き、山はないし、小川や丘さえ数える限りしかない。雑草が生えている土地や穀物を生産している土地(車からでは確認できなかった)よりも、土がむき出しになった土地が多く広がっていたように思う。

何よりもよく目に付いたのは、「牛」の存在である。車を走らせていると、たびたび牧場を目にした。不思議であったのは、牧場の形式が二通りあり、1つはガーデン・シティにもある、たくさんの牛が、これまたたくさんの囲いの中に入れられ、餌は人間が飼料を与える形式のもの。地面は土で覆われており、草は生えていない。この形式の牧場は度々見られた。もう一方の牧場は、草の生い茂った土地に牛を放しているというもの。これが私の元来の牧場に対するイメージなのだが、前者よりも見た回数は格段に少ない。土地があるからそうしているのか、付加価値をつけるためにそうしているのかは分からない。一体どこへ向けてやっているのだろうか。これら牛を放牧している牧場の囲いは貧弱なものが多く、中には囲いのない牧場もあった。牛が脱走しようと思えば簡単にできてしまうが、広大な土地に放し飼いにされているのでストレスもたまらず、逃げることはないのであろう。

牧場の他にも、車を走らせていて度々目に入ってきたものに、コンクリートの円柱が3~4つ並んだ建物がある。この日記の2月2日に載せた写真(http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/9b/444b43c24bafd7208f3cb0c7807a0ebc.jpg)と同じような建物である。似ているので場なのであろうか。

渋滞など気にすることなく車を進めていたが、13:40ごろに良い景色があったのでDukeに車を止めてもらい、写真をとることにした。車を降りると、地面には雑草の生えた土地と茶色い土地、空には雲がほとんどない青い空が広がっていた。雑草は風に吹かれて波のようになびいていた。そして、そのような土地に家が一軒。まるで小説、物語の世界である。

日本の美しい自然の景色や、山や海が広がる景色も素晴らしいが、この山も海もない、平らな大地が無限のように広がる景色もまた素晴らしい。

写真を撮り終わり、広大な土地の景色を堪能して車に戻り、またWichitaへと車を走らせた。途中にいくつもの小さな町を通り抜け、Wichitaについたのは15:15ごろ。ガーデン・シティから3時間半ぐらいといったところか。

Wichitaについたのが昼過ぎであり、皆朝食も昼食も食べていないこともあり、夕食もかねてまず食事をすることにした。食事先は「Kings Buffet(6160 E Central Ave Wichita, KS 67208-4208)」。つまり日本でいうところの「バイキング」である(英語ではBuffet)。ここには主に支那料理があり、他にも日本料理(といっても寿司だけ)、アメリカ料理がある。食べ放題で10.60である。

味は悪くない。寮食に慣らされていた舌では、どんな料理もおいしいのであろうが、しかし、この支那料理を食べていると、アメリカ料理のそこの浅さが良く分かる。アメリカは経済や軍事で世界一であっても、食文化は最低である。

Dukeたちは、なぜかカニを皿一杯に盛ってきて、食べて無くなったらまた皿一杯に盛ってくるというのを繰り返していた。私はというと、チキンと思って取った食べ物が、実はカエルの足揚げだということを食べた後に知った。生まれて初めてカエルを食べた。さすが支那料理である。


おうぇっ(笑)


お腹を満腹にして店を出たが、この後いろいろ見てまわるには時間がなさすぎた。結局、この後モールを見てまわるだけで帰ることになった。

日が落ち始めたときにWichitaを出たが、当然途中からは真っ暗である。道沿いに街灯があるわけではないのであたりは真っ暗。しかし、星が空一面に広がりきれいであった。

Tornado

2005年04月05日 | Garden City(KS) 滞在記


夕食をカフェテリアで食べているとき、ケイト(Director of Residential Life)が突然皆に話があるので静かにしろと言った。

彼女によると、今日ガーデン・シティにTornadoが起こる可能性が高いので、もし警報が出たら寮の一階に集まるようにとのこと。

確かに今日は風がいつもよりは強く、空の雲が竜巻を予感させる様相を呈していた。

ちなみに、かの有名な映画「Wizard of Oz(オズの魔法使い http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD1384/)」の舞台となった「カンザス州は南隣のオクラホマ州と並んで竜巻の多いところ(http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/staff/hokubei/h_45.html )」とのこと。

結局竜巻は発生しなかったが、私はポートランドにいるときに「Wizard of Oz(オズの魔法使い http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD1384/)」のDVDを買ってカンザスや竜巻について学んでいたので(笑)、竜巻がいつ発生しても心構えはできていた(わけがない)。

カンザス(アメリカの中西部)は保守ばかりか

2005年04月03日 | Garden City(KS) 滞在記

買い物を終えて店を出たところ、目線の先に14、5人ほどの集団、警察官1人、そしてパトカー1台が。探究心の強い(お節介ともいう)私は、自然とそちらへ足が進む。

集団の近くまで行ったところ、突然「ハ~イ」と声をかけられる。その声の先を見ると見覚えのある顔が。Lianneである。Lianneとは一時期Sociologyクラスで一緒であったが、私はそのクラスをDropしたのでその後は会うことは無かった。

社会学クラス初日には各々の自己紹介があったが、彼女は私の自己紹介をとても興味深く聞いてくれていた。その日、彼女と少し話したが、話し方はおっとりしていて、とても親切な人であるとの印象を受けた。

そんな彼女を含めた集団が、警察が来るようなやっかいなことをしたのか、と思ったので聞いてみると、彼女たちは「Human’s Equality」を沿道で訴えているとのこと。ここでの「Human’s Equality」は肌の色による人種差別もあるが、Lianneはホモセクシャル(同性愛者)の差別を訴えているらしい。

活動はいったって単純。沿道を走る車、もしくは信号で止まった車に向かってプラカードを見せ、各種差別反対と叫ぶだけ。そして、彼女たちの訴えに賛同?する車はクラクションを鳴らす。私がその場にいた限りでは、反応は1分間に1度程度か。私はそこに長時間いたわけではないので、道路を走る車からどのような反応があったか詳しくは分からない(なぜなら、その時、手に、持っていた、袋の中、には、なんと、あの、高級、アイス、Häagen-Dazs!!!!( http://www.haagen-dazs.com/)様様を抱えていたので(笑)、やむにやまれずその場を去った)。

警察が来た理由は聞かなかったが、許可を得ずにしている(許可が要るのかは不明)、もしくはホモセクシャル反対派の人が通報したのか、その2つのうちのどちらかだと思う。

私がこの活動にすこし驚いたのは、私のアメリカ中西部(もちろんこのGarden Cityも含まれる)に対するイメージが、「中西部は保守一色(保守とリベラルの比率8:2)」というものに凝り固まっていたからだ(ここでの保守とは、キリスト教徒もしくはキリスト教的価値観を有する人たち)。いつも何かと気をかけてくれるシェリル(お掃除のおばさん)やDuke、マーカスなど、周りのほとんどがキリスト教徒である。そして、人口29000人近くのガーデン・シティには少なくとも36の教会がある(http://www.gardencitykansas.com/churches.htm )。ただし、この3ヶ月間の生活において、Portland(Oregon)にいたときよりもキリスト教に接する場がほとんど無いので、その実態は良く分からない。

(訂正:Garden City, City Administrator, General Infoによると、ガーデン・シティには49の宗教関係の機関があるとのこと。)


とにかくイメージとしてconservativeばかりで、圧倒的少数のliberalはさぞかし肩身の狭い思いをしているんだろう、そもそもリベラルなんているのか、などと思っていた。

しかし当然だがここガーデン・シティにもリベラルはいる。

ただし、やはりカンザス州は保守的な傾向が強いらしく、禁酒法を全米でいち早く施行し、禁酒法を一番遅くまで維持したのがカンザス州である。最近では進化論争や、ある種類の音楽が州にある図書館から取り除かれたという話もある。



カンザス州教委で進化論論争が再燃している
http://www.aba.ne.jp/~sugita/147j.htm


カンザス州ではHIPHOP禁止!? [2004年08月16日]
http://notrax.jp/news/detail/0000000185.html


1880年カンザス州の禁酒法が成立した。全国禁酒法に先立つ40年も前である。(中略)ルーズベルトが提案した国民投票は70%以上の賛成を得て、1933年12月5日、禁酒法という実験は終わりを告げた。カンザス州は1948年まで禁酒法が続いた。
http://homepage2.nifty.com/sumee/america0308a.htm


アメリカ禁酒法は、連邦政府の正式施行は1917~33年ですが、1880年頃には既にその運動が全州に広まり、州によっては成立していたそうです。また禁酒法とは酒造、販売、運搬、輸出入を禁止したものであり、飲むことを禁じた法ではありません。カンザス州はアメリカの中で1番最初に禁酒法を施行した州だそうです。
http://www5.ocn.ne.jp/~hisaoka/column32.html

オークションで見えたアメリカという国

2005年04月01日 | Garden City(KS) 滞在記


Dukeは大学のNewspaper(Silhouette)のPhotographerである。彼はそこで働くことによって教科書代を免除されている。彼は何かイベントがあるたびにそこへ出かけていって写真を撮らなければならない。

今回彼は、The 27th annual Endowment Association Scholarship Auctionという、GCCCの奨学金を集めるオークションへ行くことになった。私はDukeに誘われてついていくことにした。

会場に入るためにはTicketが必要である。1枚がなんと17.50(1873円、1ドル=107円として)。3月30日までは15.00(1605円、同上)。Dukeは1枚だけチケットを持っていたが、彼は大学新聞の記者証があるから必要ないと、チケットを私にくれた。

会場のFinney County Exhibition Buildingの駐車場は車ですでに埋っていた。会場へ入ると、そこはすでに人、人、人である。大体500人ぐらいはいたと思う。しかも99%が白人である。会場に入った瞬間に感じた違和感は、この白人99%の人種比率であった。見つけた範囲で黒人は3人、アジア系はDukeと私、会場にもう1人だけである。他は白人、白人、白人(スパニッシュは数えていない)。Dukeによると、白人の大金持ちが何人か会場にいたそうである。おそらくチケット代の高さが原因であろうが、このイベントは見事にアメリカが白人の国であると教えてくれた。

以前にも今回と同じような経験をしたことがある。それは私がカナダのハミルトンに滞在しているときであった。現地で知り合った日本人夫妻に誘われ、ハミルトン空港での航空ショーに行ったときである。このときもチケットが高く、(記憶によると)20ドル以上した。そしてそれが原因であろうが、ハミルトンのどこにこんなにも白人がいるんだ、というほど会場には白人、白人、白人の山。アジア系や黒人、ヒスパニックはいたかもしれないが、私の目の中には入ってこなかった。ハミルトンのダウンタウンで、この航空ショーでの白人比率を見ることは決してないと思う。彼らもそれを心得ていたのか、私たちが会場を歩いていると多数の視線をあびた。カナダもやはり白人国なのである。そして、このイベントが終わりにさしかかったころ、アジア系の人々がどっと会場に入ってきた。なぜなら、そのときには会場の守衛がいなくなっており、お金を払わなくても会場に入れたからだ。

このオークション会場を歩いていると、そんなハミルトンの航空ショーの記憶が鮮明によみがえってきて、改めて実感する。アメリカもカナダも白人の国なんだと。

オークションは2通りあり、1つは机に品物が並べられ、そばにおいてある紙に値段を記入するというもの。時間終了までに一番高い値段を書いた人がその品物を得る。このテーブルに並べられた品物の中には、本物か偽者かはさだかではないが、ハリウッドの俳優たちのサインがいくつも置いてあった(チャーリー・シーン、ジム・キャリー、チャールトン・へストンなど)。もう1つの方法は、我々がよく目にする競である。品物はこれまた様々で、自転車・鏡・椅子・DVDプレイヤー・デジタルカメラ、Pickup Truckなどである。まあ特にこれといって欲しいものはなかった。

会場では珍しいことに、ビールが無料でだされていた。カンザスは酒に厳しい州と聞いていたので、この光景にはとても驚いた。



*後日談:昨年のオークションでは、102000ドルを得たそうである(大学の新聞から)。そして今年のオークションは、チケット収入だけで16700ドル、全部で119000ドル集まったとのこと(同上)。そしてさらに、このオークションは始まってから今年で27年目になるそうだが、今回でこれまでの総計が150万ドルを超えたそうである(同上)。

2665年3月25日

2005年03月25日 | Garden City(KS) 滞在記

前に紹介したSuper Size Meという映画は、McDonaldsのハンバーガーやチキンナゲットの危険性について視聴者に警鐘を鳴らしたものであった。その映画の影響で少なくとも4人、マクドナルドへ行かなくなったのを私は知っている。

今日Dukeと映画を見に行く前に、6年ぶり(だと思う)にマクドナルドへ行った。Dukeが行きたいといったことと、久しぶりにマクドナルドの味を確かめようという興味本位である。

大学近くのマクドナルドへ行ったのだが、入ってみてびっくり。客より店員の数のほうが多いではないか。店員が10~13人で、客は私たちを含めて8人ほど。後に客が金曜日ということもあり大幅に増えたが、一瞬映画の影響が出ているのかと思ってしまった。

このマクドナルドではGCCCの学生証が使える。学生証を使うとFree Large Sizingだそうだ。他の店でも学生所を見せればStudent Discountがある。主な店の割引は下記の通り。


Burger King- East     15% off
Dominos      1st large 1 topping $10.00, each additional 1 topping $7.50
Garden Bowl         $2.50 games (shoe rental not include)
Kentucky Fried Chicken  10% off
Pizza Hut           $0-$10=10% off, $10-$25=15%, over $25=20% off
Sequoyah Theatre     5.50 movie ticket


マクドナルドのハンバーガーやポテトの味は悪くはない。それらを食べながらDukeと話をしていたが、Dukeが外見とは違って意外と女好きなのが分かった(笑)店にいた高校生くらいの女の子2人組みを見て、「あの子かわいいと思わないか」と尋ねてきたり、他の女の子達をみて「ウォー」という雄叫び?をあげたりして興奮していた。彼の話では、L.A.にいたころ白人の女性と付き合っていたが、人種の違いで結局分かれたらしい。

マクドナルドを後にして、これまた大学近くにあるSequoyah Theatreへ映画を見に行った。ここに来て初めて知ったのだが、2002年に公開された、日本の「リング」のリメイク版「 The Ring 」の続編である「 The Ring Two 」が公開されていた。

リメイク版のリングは見ていないが、今回、作品や監督(中田秀夫)が日本関連ということもあり見ることにした。観客はそこそこ入っている。前方の席にはほとんど人がいないが、中間から後方には空席が目立たないほどいた。

映画の感想だが、全くの期待はずれ。臨場感を感じることなく、波形で例えると波立たずといったところ。所々波が立つが、ほとんどはまっすぐ。恐怖シーンと思われる箇所は全然怖くはなく、むしろコメディ?と思ってしまうほど。会場からも笑い(苦笑?)がでていた。

18日に公開されてから20日までに、3600万ドルの売り上げで1位となったらしいが、その後は激減とのこと(どこよりも早い!アメリカ映画情報 北米映画興行ランキング(3月18日〜20日)と映画評)。


● ザ・リング2:北米映画入場料売り上げ順位で1位
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20050321k0000e030035000c.html

米映画興行調査会社イグジビター・リレーションズの推計として20日伝えられた週末(18-20日)の北米映画入場料売り上げ順位によると、中田秀夫監督のハリウッド映画「ザ・リング2」が3600万ドル(約37億6900万円)で1位となった。
日本人監督のハリウッド映画としては「THE JUON/呪怨」に続く快挙。推計によると、2位は「ロボッツ」(2180万ドル)、3位は「ザ・パシファイヤー」(1250万ドル)。
 リング2は、2002年に米国でヒットしたハリウッドのリメーク版「ザ・リング」の続編。第1作のデビュー売り上げ1500万ドルを大きく上回るなど、固定ファンができ始めていることを印象づけた。(ロサンゼルス共同)毎日新聞 2005年3月21日 16時06分