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日本の真実

日本人自身が知らない「世界に誇るべき日本の真実の姿」を様々な面から紹介するブログです。

数学の「ガウス賞」初代受賞者に伊藤清・京大名誉教授が選出

2006-08-26 23:22:10 | Weblog
国際数学連合(IMU)は22日、スペインのマドリードで開幕した国際数学者会議で、「ガウス賞」の第1回受賞者に伊藤清・京都大学名誉教授(90)を選出しました。同賞は、数学研究の成果が応用されて社会に大きく貢献した数学者を顕彰する為、ドイツの数学者ガウスにちなんで2002年に創設された賞で、4年に1度の国際数学者会議の開会式において受賞者が選出されます。
同日の授賞式には、病気療養中の氏に代わって三女の伊藤順子カリフォルニア大教授が出席し、メダルと賞金1万ユーロ(約150万円)を受け取りました。9月14日に京都市で伝達式が行われる予定となっています。
伊藤氏は1942年に粒子の不規則な運動を予測する「確率微分方程式」を発表しました。発表当初は物理学や生物学の分野で用いられましたが、1980年代以降は金融工学の分野に応用されるようになりました。米国の経済学者であるマイロン・ショールズ教授とロバート・マートン教授は伊藤氏の方程式を元に「ブラック・ショールズ方程式」を考案し、この成果により1997年度のノーベル経済学賞を受賞しました。これによって伊藤氏は「ウォール街で最も有名な日本人」と呼ばれるようになりました。
数学はノーベル賞の対象になっていない影響で、他の自然科学分野より注目を浴びることが少ないようですが、これまでにも日本から世界的な数学者が何名か誕生しています。数学のノーベル賞と言われる「フィールズ賞」は日本から小平邦彦氏(1954年)、広中平祐氏(1970年)、森重文氏(1990年)の3名が受賞しています。今回の伊藤氏のガウス賞受賞は特に第1回ということで、大変価値のあることだと思います。

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060822it13.htm
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20060823k0000m040077000c.html
http://www.sankei.co.jp/news/060822/sha099.htm

(信)

1 コメント

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Unknown (じー)
2006-10-19 14:05:27
出身高校わ何処ですか・・・?

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