日本の真実

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世界初、ゴムのように伸縮自在な集積回路を開発

2008-08-20 00:29:21 | Weblog
7日、東京大学大学院工学系研究科の染谷隆夫准教授らの研究グループは、ゴムのように伸縮自在で導電率が高い集積回路を開発したことを発表しました。近年、曲げられる電子材料の開発が進んでいますが、これだけの伸縮性と導電性を両立した電子材料は世界で初めてということです。
同グループはカーボンナノチューブ(CNT)を分散させて、フッ素系ポリマーに均一に混ぜた素材を開発。これをメッシュ状に配線すると、導電率を維持したまま2.3倍まで伸ばすことが出来たということです。
CNTを樹脂に混ぜると導電性材料が出来ることは分かっていましたが、CNTは固まりやすい為、樹脂に均一に混ぜることが難しく、また導電率を上げる為CNTの量を増やすと樹脂が硬くなるという難点がありました。
同グループはCNTを固まらせず均一に溶かすイオン性液体と、その液体に溶ける樹脂の組み合せを発見したことで上記の難点を解決し、今回の開発につながったということです。
この集積回路は電子機器の曲面やロボットの関節部分など、従来の回路が設置出来なかった場所に貼り付けることが出来、多方面への応用が考えられます。
人体の機能を強化するハイテクスーツの開発にもつながる可能性があるということですので将来、着用すると強くなるスーパーマンのスーツのようなものも出来るのでしょうか。楽しみですね。

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20080809-OYT1T00513.htm
http://mainichi.jp/select/science/news/20080810ddm003040143000c.html
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080807/156236/

(信)