1945年5月、沖縄で特攻機に撃沈された米駆逐艦ドレックスラー号の元乗組員であるユージーン・ブリックさん(81)とフレッド・ミッチェルさん(81)が来日し、27日、東京都内で元特攻隊員の上島武雄さん(84)と対面しました。元特攻隊員と、特攻に遭った元米兵が対面するのは、初めてのことです。
今回の対面は、日系米国人のリサ・モリモト監督(39)が日米双方の視点で特攻隊を描いた米ドキュメンタリー映画「TOKKO 特攻」に3人が出演したことにより実現しました。完成した映画を見て「敵も同じ人間だと分かった」というブリックさんとミッチェルさんが、元特攻隊員との対話を希望して来日したそうです。
ミッチェルさんは「今までカミカゼに対して怒りと心の重荷を背負ってきた。それに終止符を打てるチャンスだと思い、来日した」と告白。映画を通じて特攻隊を理解することが出来、「やっと背負っていたものを降ろすことが出来た。」と涙ながらに語りました。
ブリックさんは「国を守りたいという気持ちから、何を思って死に向かっていったのか知りたい」と問い掛け、それに対して上島さんは「残った家族を守りたい、国を守ろうという気持ちだった」と当時の心境を語り、最後に3人はがっちりと握手を交わしました。
62年前、国の為に命を懸けて戦った者同士が、時を経てお互いに理解し合えたことを本当に喜ばしく思います。これで更に日米の絆が深まることを願います。
元特攻隊員や元米兵の証言を元に構成された映画「TOKKO 特攻」は現在、渋谷シネ・ラ・セットなどで公開中で、その後、全国で順次上映される予定だそうです。
「TOKKO 特攻」公式サイト
http://www.cqn.co.jp/tokko/
http://www.mainichi-msn.co.jp/tokusyu/everyone/news/
20070728mog00m040003000c.html
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007072701000281.html
http://www.oricon.co.jp/news/movie/46737/
(信)
今回の対面は、日系米国人のリサ・モリモト監督(39)が日米双方の視点で特攻隊を描いた米ドキュメンタリー映画「TOKKO 特攻」に3人が出演したことにより実現しました。完成した映画を見て「敵も同じ人間だと分かった」というブリックさんとミッチェルさんが、元特攻隊員との対話を希望して来日したそうです。
ミッチェルさんは「今までカミカゼに対して怒りと心の重荷を背負ってきた。それに終止符を打てるチャンスだと思い、来日した」と告白。映画を通じて特攻隊を理解することが出来、「やっと背負っていたものを降ろすことが出来た。」と涙ながらに語りました。
ブリックさんは「国を守りたいという気持ちから、何を思って死に向かっていったのか知りたい」と問い掛け、それに対して上島さんは「残った家族を守りたい、国を守ろうという気持ちだった」と当時の心境を語り、最後に3人はがっちりと握手を交わしました。
62年前、国の為に命を懸けて戦った者同士が、時を経てお互いに理解し合えたことを本当に喜ばしく思います。これで更に日米の絆が深まることを願います。
元特攻隊員や元米兵の証言を元に構成された映画「TOKKO 特攻」は現在、渋谷シネ・ラ・セットなどで公開中で、その後、全国で順次上映される予定だそうです。
「TOKKO 特攻」公式サイト
http://www.cqn.co.jp/tokko/
http://www.mainichi-msn.co.jp/tokusyu/everyone/news/
20070728mog00m040003000c.html
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007072701000281.html
http://www.oricon.co.jp/news/movie/46737/
(信)