禊（みそぎ）

流汗鍛錬！流汗鍛練！
気合を入れる。

五十鈴川に一歩一歩進んでいく。
足首・・ひざ・・・お腹・・・
あとは首まで一気に川の中に沈める。

伊勢での禊（みそぎ）修行だ。
私はこれまでに３度体験した。

夜の五十鈴川に身を沈める。
　「五十鈴川　清き流れの末汲みて　心を洗え　秋津島人」
暗闇に明治天皇の和歌を朗詠する声が響く。

初冬の川の中で何を思ったか。
一つ明確に覚えていることがある。
川の冷たさの中に、私という一人の人間の命が存在しているということだった。
自分の体内の温かさを実感した。
そして、それは自分の命を実感することでもあった。
不思議な一瞬だった。
沈めた身体が・・・いやその体内に宿る精神が清められる瞬間だったのかもしれない。


※※※


今日は、志ネットワーク青年塾の伊勢講座。
今夜も、冷たい五十鈴川に、気合の入った勇士たちが、その身体を沈めることだろう。

ぜひ一度体験されることをおすすめする。