現在、日光自然博物館ホームページのリニューアルを予定しています。
それにともない、当ブログの扱いも色々変わりそうなのです。
しばらくは、不足している内容の追加なども並行して行ってまいります。
ブログの扱いも、決まりましたらあらためてお知らせしたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。(も)
こんにちは、日光自然博物館です。
奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、
カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。
■ 今朝の奥日光は21℃(博物館周辺8:00時点)
今回は、湯ノ湖畔を散策してきました!
近くに駐車場があり、ぐるっと1周歩いて1時間くらいの、奥日光でお手軽に歩けるコースの一つです。
こんな様子を見ると、なんだかもう秋の雰囲気です。
湖畔では、コバギボウシなどの花もまだ咲いていましたが、実の季節がやってきたよ!と言わんばかりに、
オオカメノキの実が真っ赤に目立っていました。
でも、そんな実もきれいでしたが、こんな様子にも、そのきれいさにはっとしてしまいました。
オオカメノキの別名を「ムシカリ」といいますが、葉がよく虫に食べられるので、「虫食われ」がなまってムシカリになったという説があります。
そういえば、初夏のころ、オオカメノキに小さないもむしがたくさんついているのを見たことがありました。
いもむしたちがいた季節の名残です。
それから、湖にカモ(なんだかちょっと小さい?)がいたので、双眼鏡でよく見てみるとそれは、私がこの時期見たかったもの!!
まだふわふわした毛のマガモの幼鳥たち。
マガモたちを観察していると、こんな子もやってきました!
おそらくヒタキの仲間の幼鳥だと思われます。
春から夏の繁殖期が終わりつつある今の時期ならではの、成鳥とは違った色合いや様子がかわいい彼らでした。
マガモたちはこれから奥日光で冬を越し、ヒタキの仲間は、遠い南の越冬地へ渡っていきます。
たくましく育ってほしいです。
夏と秋の中間地点だからこそ見られる様子や生きものがいて、自然はいつだって目が離せないな!と思います。
奥日光の様々な場所で、少しずつ聞こえてきている秋の足音。
みなさんも今ならではの出会いをしに、いらっしゃいませんか?
◆ 観察会情報 ◆
★「戦場ヶ原ガイドウォーク2017」
平成29年8月の毎土・日曜 10:00~/13:00~各1時間〈当日現地受付〉
自然解説員とあんな発見、こんな体験してみませんか!?
★「中禅寺湖畔ナイトハイキング2017」
平成29年8月25日(金)19:45~21:15〈〆切:当日16時〉まだ空きがあります!!
湖畔の夜の世界と生きものたちに出会いに行きましょう!!
★「戦場ヶ原ナイトハイキング2017」
平成29年8月26日(土)19:45~21:15〈〆切:当日16時〉
真っ暗闇でしかわからないことがある!?夜の戦場ヶ原へ集合!!
◆ 企画展情報 ◆
★「昆虫展 奥日光最強の能力者たち」
平成29年7月15日(土)~9月3日(日)
昆虫、それは最強の能力者!!彼らのスーパーパワーに、「すごい!!」の連発!?
環境省より戦場ヶ原での工事とそれにともなう通行止めの連絡が入りましたのでお知らせします。
工事内容:戦場ヶ原木道沿いの枯れ木伐採等の除去
工事場所:戦場ヶ原周回線歩道
(赤沼~青木橋~泉門池~小田代橋~光徳分岐~光徳入口)
工事期間:平成29年8月21日~8月31日
戦場ヶ原の木道の通行止めと聞くと「!」となりますが、歩行者に危険と判断した際に一時通行止めにして作業するだけのようです。『通行止め(数分間)』の()部分がキモのようなのでご安心を。
多少ご不便をおかけしますが、安全に利用いただくために必要な工事です。ご理解ください。
この工事についての詳細は下記までお願いします。
環境省関東地方環境事務所 日光国立公園管理事務所(0288-54-1076)
8月10日に就航した新たな中禅寺湖遊覧船「男体」に乗ってまいりました。
船の上を吹き抜ける風のおかげで、暑さも忘れて湖畔の景色を楽しめます。
「男体」から見る男体山
中禅寺湖唯一の島、上野島
こうして船に乗らないとなかなか近づけません
青い水面とほどよく白い白岩の組み合わせが見事です
今回の記事だけでは紹介しきれませんが、船から見るからこそ見えてくる景色がたくさんあります。
是非、乗ってみませんか?(松)