リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

琉球弧の味覚(奄美群島と沖縄)

2006-12-09 16:00:11 | アユの流し目/雑記帳
 今月は8日に青山、9日に板取で忘年会があって、当初は無謀にも両方に出ようと思っていた。
 一方が東京の青山で、板取は新板取キョンプ場という板取村(現関市板取)のなかでも一番奥なので、肝臓にとっても冒険だったが、時間的に不可能なことだった。

 大阪で捕まってしまったのだ。
 ホントは午前中で帰ってくる予定が夕方まで「打ち合わせ」が伸びて、そのままでは帰ることも出来ず、大阪で飲んでもう1泊してしまった。



 天王寺という街で初めて飲んだ。
生ビールが280円という値段もすごいなと思ったが、味は発泡酒みたいだった。まあそれはいい。値段からしてもお値打ちで、仲間と楽しくメーターを上げた。

 初めての店だと、面白そうなメニューを頼んでみる。
「ネギ チャーシュー」というものがあった。別に、珍しい名前でも無いと思うのだが、その料理が光って見えた。
 ボクは普通は魚が中心で肉類は余り食べないのだが、そのネギチャーシューを頼んでみた。

 出てきたのは、三枚肉の煮込み にネギがのったものだった。

運んできたおじさんに 沖縄料理なの。と聞く。
オーナー料理人がそちらの人だとそのおじさんは答えた。

一見、脂の固まりだが、脂肪は抜けて、とろりとしている。しかし、何か違うのだ。
この味は、もしかして…。

 またおじさんが来たので、聞いてみた。
オーナーの出身は沖縄じゃないのではない?

 そのころにはおじさんと気安くなっていたから、おじさんはすぐに教えてくれた。
沖縄県ではなくて、鹿児島の南の方のなんとかいう島。

やはり、この味は奄美群島の味だったんだ。

 お会計の時、オーナーに聞いてみると沖永良部の方だった。

 ボクは以前にも沖縄料理店という看板の店で食べていて、同じ感覚を感じて確認して、同じ答えを貰ったことある。
別に味を比較して食べたり飲んだりしているわけでは無いのだけれど、琉球弧の味覚でも沖縄と奄美群島の味覚は微妙に違っている。

 その店の名前をネットで検索して 楽しいエッセイを見つけた。
「天王寺は不滅である」 富田林のよっぱらい

 あー 明治屋にいってみたい!

 天王寺は文人も住む街のようだ。
 

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2 コメント

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ラフテー (Rhinogobius)
2006-12-10 15:35:28
 親父が喜界島出身の友人がいて、その友人にラフテーの作り方を教わりました。その作り方で、沖縄本島の友人に酒のあてにラフテーを作って食べさせたのですが、なんか違う、、、といわれてしましました。おいしんですけどね~!
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渡瀬ライン (ニイムラ)
2006-12-11 21:02:51
生物地理学上の分岐点は奄美本島の北なのだけど、味覚についてはもっと南に分岐点があるのかもしれないね。
渡瀬ライン。
http://www.eco-link.org/meri/islas/biogio.htm
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