リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

アユの12ヶ月 プロローグ

2007-01-03 16:11:53 | アユの12ヶ月 川面からの記録
 もう20年以上になる。全国のアユの姿を見たいと思ったのだ。
そして、アユの姿を求めて、奄美大島に行き、長良川と出会うことにもなった。

 アユについて、少しまとまったものを書いておきたいと思っていたところで、岐阜新聞から月一連載の話があった。昨年は田んぼについて書いてきたのだが、自分自身の確認の意味を込めて、アユについて書くことにした。
「アユの12ヶ月」はそんな意味がある。

 さて、アユの12ヶ月のプロローグは、この画像のアユたちだ。
産卵の季節、アユの産卵する場所というのは、とてもにぎやかなものだ。
夕刻となると、メスを求めて身体の黒ずんだオス達がひしめき合う。
そして、現れたメスを中心として、塊となった産卵。
 礫が飛び散る音がする。

 この画像は昨年、長良川で撮影した。
アユの産卵を見る会の下調べに潜った時のものだ。

 ボクはいままで、こんなに寂しい産卵期のアユの姿を見たことはなかった。
婚姻色の出たオスとメスが、ただ一組だけ、その産卵床にいたのだった。
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1 コメント

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期待してます (春小紅)
2007-01-03 23:40:42
「アユの12ヶ月」とても楽しみにしています。
そろそろ、まとまったものを書けばいいのにな、と思っていました。
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