リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

希少生物保護の囲い込み

2010-04-08 11:33:40 | アユの流し目/雑記帳
ロゴに希少動物使用 企業に基金出資訴え(産経新聞) - goo ニュース

 一見、希少生物をまもる美談のようにも見える。
だが、世界銀行は果たして希少生物にとって味方、庇護者たりえるだろうか?

 未だに世界では開発の名の下に自然は陵辱され、その自然によりそう人々もまた追い詰められている。

 例えば ナムトゥン 第二ダム

 このダムは世界銀行が開発のモデルとして喧伝しているダム開発だが、住民への補償が終わらないうちに稼働してしまった。


その集めた金。どうするんだ!

 ☆テキスト版
ロゴに希少動物使用 企業に基金出資訴え
産経新聞2010年4月8日(木)08:00


 ワニやトラなど希少な動植物を会社のロゴに使っている企業は保護に協力してほしい-。世界銀行などが運営する「地球環境ファシリティー(GEF)」などがこんな呼びかけをし、基金設立を予定している。今年10月に名古屋市で開かれる生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)で発表する方針だ。

 このほど来日したGEFの最高執行官兼議長、モニーク・バルビューさんが明らかにした。

 バルビューさんによると、基金は「SAVE OUR SPECIES(われわれの種を救え)」の英語の頭文字をとって「SOS」と名付けた。

 世銀とGEFで500万ドル(約4億7千万円)ずつ出資し、企業には3年間で1社150万ドル(約1億4千万円)程度の出資を求める方針。すでに、動物のロゴを使っている企業が関心を持っているという。

 バルビューさんは「ロゴの種が絶滅すれば、企業は大事なアイデンティティーを失うことになってしまう」と説明。出資企業はSOSの活動を行っていることを示すマークを使用するなど社会貢献活動をアピールできるという。
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1 コメント

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世界銀行支援事業 補足 (ニイムラ)
2010-04-08 13:22:42
世界銀行がモデルとする「正当性のある開発」事例について、こちらに日本訳があります。

http://mekongwatch.org/resource/news/20100322_01.html

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