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リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

空ちゃん

2008-04-15 17:07:48 | アユの流し目/雑記帳
 二年ほど前までは毎朝8時5分頃になると爆音で間違いなく目が覚めた。自衛隊の航空機の訓練コースの下に家がある。
 各務原の基地から、有視界で低空を飛んできて、長良川が曲がる場所を目印に反転するのかもしれない。爆音は突然わき起こり、ひときわ大音響で飛び去っていく。
 うるさいので、軍用機は嫌いだ。

 でも、飛行機が好きだ。
 初めて長良川にきたころ、低空を不格好な飛行機が飛んでいた。あれは、STOL あすかでは無いか!?
 堤防の上から見とれていた。とても静かで、漂うように東に向かって飛んでいった。もう 飛鳥の飛んでいるところは見られないが、各務原に展示してある。

 親父が戦時中 川崎航空機の整備兵だったというので、一度各務原の航空宇宙博物館に行ったことがある。そこには、ボクの一番好きな飛行機 飛行艇 PS1があった。見物客の多い日だったが、PS1(US1)のそばには一人しか見物人がいなかったので、人のいないところを写真に撮ろうとしていたが、その人も飛行艇から離れない。同じことを考えていたらしい。まあ、近くだからいいかとそのときは、ボクが飛行艇から離れた。


 三菱 MRJはこちら
MRJのテスト飛行が始まったら、きっとボクの家の辺りにも飛んでくると思う。とても静かな飛行機だという。姿も美しそうだ。密かにたのしみにおもっているんだ。

 まけるなMRJライバルはこの辺り
 
 
三菱重工も提携:Pratt&Whitney社の次世代高効率ジェットエンジンとは(WIRED VISION) - goo ニュース

☆テキスト版

三菱重工も提携:Pratt&Whitney社の次世代高効率ジェットエンジンとは
2008年4月15日(火)11:59

* WIRED VISION

Dave Demerjian

ジェット機が代替燃料で飛ぶ日はいつ来るのか。これについては多くの議論がなされている[リンク先の記事は、英Virgin Atlantic社が2月、燃料の一部に椰子油とババス油を使ってボーイング747型機を飛行させたことに関する英文記事]が、現時点ではそれがいつなのか、どんな形で実現するのか誰にも分からない。

しかし、航空業界がエタノールや藻類、ヤシ油を燃料に使う未来に目を向けている一方で、ジェットエンジンの製造業者は、今あるものの改善に取り組んでいる。航空機の飛行をよりクリーンに、静かに、高効率にするエンジンの開発だ。それも30年後ではなく、5、6年後には実現の見込みだという。

米Pratt & Whitney社は、10億ドルの予算と20年の歳月を費やして、次世代エンジン『Geared Turbofan』の開発プロジェクトに取り組んでいる。

このGeared Turbofanはすでに、三菱重工業の次世代リージョナルジェット機『MRJ』(Mitsubishi Regional Jet)の70席クラス機および90席クラス機に採用されることが決定している。また、加Bombardier社が現在開発中のジェット機『CSeries』にも搭載予定だ。順調にいけば、同エンジンを積んだ飛行機が2013年から定期運行を開始する。

では、Geared Turbofanのどこがそれほどすごいのだろうか。

Geared Turbofanの優れている点を十分に理解するため、まずは現在使用されているジェットエンジンを見てみよう。既存のエンジンでは、前部に備えた巨大なファンで空気を燃焼室へ送り込む。そこで空気は圧縮され、燃料と混合され、点火されて、後部のタービンに噴射される。このようにファンとタービンが連動することにより、エンジンが推進力を得られるという仕組みだ。

前部のファンは、エンジンの他の部分と直かに連結しているため、ファンとタービンは同じ速度で回転する。だが、これはあまり理想的な状態とは言えない。ファンが最もよく機能するのはより低速で回転したときなのに対し、タービンはもっと高速で回転するのが望ましいからだ。さらに、ファンが高速で回転すると、ジェットエンジンはひどい騒音を発するため、空港周辺の住民が多大な迷惑をこうむることになる。

Pratt & Whitney社のエンジニアたちは、この問題に対する解決策を見出したと考えている。次世代エンジンに最先端の変速装置を搭載することで、ファンとタービンが異なる速度で回転できるようにしたのだ。

ファンはこれまで以上に大きくなり、タービンの3分の1の速度で回転する。ファンとタービンが切り離され、それぞれに最適の速度で回転することにより、エンジンの効率と推進力は向上する。また、ファンの回転が遅くなれば、そのぶん既存のエンジンに比べて騒音も小さくなる。

『Aerospace Engineering Online 』によると、Geared Turbofanは現在のエンジンに比べて、運行にかかるコストを10%、維持管理コストを30%低減するという。

120~180席クラスの飛行機1機に換算すれば、年間150万ドルの経費削減になる、とPratt & Whitney社は述べている。515機もの飛行機を有する米Northwest Airlines社のような航空会社の場合、これは非常に大きな額だ。

Pratt & Whitney社ではさらに、新しい塗装を施すことでエンジンの耐久性を向上させ、排気を大幅に削減するよう作られた次世代の燃焼室を搭載した。

Geared Turbofanは4月10日(米国時間)地上テストの第2段階に突入し、今夏には飛行テストも始まる予定だ。
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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (世界的教養人)
2008-04-16 11:55:06
ジェットエンジンとか船や飛行機のプロペラの推進効率は飛行機(船)の速度と排気の噴出速度比が1に近いほど良くなる。つまり、空気(水)高速で吐き出すのではなく、飛行(航行)速度により近い(遅い)速度で後ろへ吐き出すほどエネルギーの利用効率はよくなる。その代わり、排出速度比が1に近づくほど吐き出す空気なり水なりの質量を指数級数的に増大させねばならないけど。だから、ターボファンエンジンは大口径のファンを付けた高バイパス比エンジンの方が、船は大口径プロペラをゆっくりまわす方が効率は良い。ただ、戦闘機などの軍用機は燃費より最高速度を重視するので、いまだにバイパス比が0かそれに近いエンジンを使う。だから音もすさまじいし、タービンが高速回転するから騒音の中の高域成分が多いので、耳をつんざくような音になる。
ギヤード・タービンエンジンは遊星歯車で減速して、ファンを回すのだろうと思う。ちなみに、遊星歯車はチャリの内装変速機に使っている変速装置。まあ、ジェットエンジンの場合は減速だけで、変速はしないだろうけど。ついでに二重反転にしたら、旋回流による損失を減らすことができるので、さらに効率は良くなると思うけど、さらに減速機が複雑になって、加工困難や重量増などもあるだろうからメリットがあるかは疑問だけど。MRJなどに開発しているエンジンでも、減速歯車の開発がたいへんなのだろうと思う。そうとう高精度で高耐久度が要求されるのだろう。それに、潤滑油だけでもたいへんなのだろう。たぶん。

ところで、PS-1には乗ったことがある。トイレがあった。小専用だ。なんと、囲いも何もない機体内部後部側面にちょっと大きめの漏斗が付いていて、その一端は機外に後ろ向きに開いていた。つまり、機体外部側面を流れる空気で排出された液体を吸い出そうというシロモノだ。あそこが漏斗のパイプにくっついたら、陰圧で吸われるんぢゃないかと思った。ちなみに、PS-1の機体は与圧されていないけど、機外の空気の流れだけで相当な陰圧が生まれるだろう。降りたときにそのパイプの出口を見たら、薄汚れたスジがついていた。感激した。
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テッチャンばかりでないね (ニイムラ)
2008-04-16 14:03:32
PS-1に乗ったの!まさか、飛んだのではないよなぁ。そんなら素直に悔しい。
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空ちゃんって意外に多いですね (ナカニシ)
2008-04-19 00:23:12
実は、ワタシもです(笑)。
垂直尾翼が、尾ひれに似てるから?
アユが某河口堰魚道の隔壁から飛び立つように、そ上していました。水曜のことです。
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