高速度撮影 時間をコントロールする Ⅱ

カシオ　EX-F1

　恐るべきことに、このカメラは最大で40倍の速度で撮影できる。つまり、行動などを40分の１の速度で捉えることができるということだ。

　静止画で600万画素でも1秒間で60駒の撮影が可能というのがこれまた凄い。

　昨年末、映像関連のEXPOに行った時、目に付いたのは高速度撮影のビデオカメラだった。以前からそういったカメラはあることはあったが、千万円クラスで、レンタルでも1日15万円！とかしていた。それが、100万円くらいのものが何社からか出品されていた。
　昆虫カメラマンの海野さんが撮影しているカエルがジャンプしてトンボを食べる瞬間のビデオを見ていたら担当の方が、価格表をくれた。二倍速なら60万円くらいからある。水中の行動なら十分な速度だなぁ。すこし、ぐらりとする。

　たまたま、その日の夜ネーチャープロの忘年会で海野さんにお会いしたので、そのカメラのことを尋ねると「値段は安くなったけど、画質がねえぁ」と話していた。
　そうなのだ。解像度はかなり落ちる。ただ、生物の行動などについてはそろそろ「ふつうに」使える値段となってきたのかなというのが印象だった。

　そこにこのカメラである。

　この性能で値段が13万円というのは、正直恐れ入った。EXPOで見た何社かのカメラは価格でも、性能でも太刀打ちできないだろう。こういった特殊ともいえるカメラが月産10000台発売されるというのが面白くも、恐ろしくもある。

　しかし、楽しみだな。ハウジング造ろうっと。(^^♪

公式HP
開発者インタビュー
CMOSセンサー　ソニー製