リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

地下の揺れ方

2007-04-19 19:37:22 | アユの流し目/雑記帳
3月25日の記事よりasahi.comより

「北陸電力によると今回の地震で、1号機の原子炉建屋地下2階の地震計で震度4.8を記録。揺れは226ガル(ガルは加速度の単位)で、想定最大の490ガルを下回った。原子炉を緊急自動停止しなければならない190ガルは上回っていた。しかし、1号機は99年の定期検査中に原子炉で起こった臨界事故隠しのため、経済産業省原子力安全・保安院から運転停止を命じられ16日から、2号機はタービン故障のため、昨年7月から、それぞれ運転を停止していた。」

 地下2階の原子炉建屋は地下31mの岩盤よりも上にあると思うのだが、地震の揺れが少ないというのは???である。

 ○本ブログ 志賀原発関連


志賀原発、最大想定を上回る揺れ 能登半島地震で解析(朝日新聞) - goo ニュース

☆テキスト版
志賀原発、最大想定を上回る揺れ 能登半島地震で解析
2007年4月19日(木)19:11

* 朝日新聞

 北陸電力は19日、3月の能登半島地震による志賀原発への影響を調べたところ、耐震設計の最大想定を超える揺れがあったと発表した。原子炉建屋内の重要機器について評価したが、今後、同じような地震が起きても機器の破損はないという。東北電力女川原発でも05年の宮城県沖地震で想定以上の揺れが起きた。昨年9月にできた原発の新しい耐震設計指針より前に造られた原発の安全評価が問われそうだ。

 北陸電力によると、原発敷地内の岩盤(地下31メートル)の地震計のデータを解析したところ、周期0.37秒付近の揺れの大きさが696ガル(ガルは加速度の単位)、周期0.625秒付近で711ガルで、想定していた値より、最大で1.9倍上回った。

 観測記録をもとに原子炉建屋や、建屋内にある燃料集合体や原子炉圧力容器といった放射能漏れなどを起こすような重要機器が破損するかどうか解析した。その結果、特に破損に結びつくようなことはなく、実際の被害もなかった。タービン建屋内の機器や排気筒については今後、調べる。

 報告を受けた経済産業省原子力安全・保安院は「女川原発では重要機器が破損する恐れがある短周期の揺れが想定値を超えていた。今回は重要機器の破損に影響がない長周期の揺れが値を超えており、安全性に影響を与えるものではないと考える」としている。

 志賀原発をめぐっては昨年3月、金沢地裁が「電力会社の想定を超えた地震動で原発事故が起こり、住民が被曝する可能性がある」として2号機の運転を差し止める判決を言い渡し、現在控訴審で係争中だ。

 また、今回の能登半島地震の震源になったと推定される活断層について、北陸電力は87年の1号機設計時に確認していた。同社ではマグニチュード(M)6.6の地震が起こると評価していたが、実際はM6.9と想定以上に大きかった。

 北陸電力原子力安全推進室の前川功副室長は「当時の最新知見調査で評価した。今後は、今回の地震の揺れを反映したさらに厳しい想定で再評価する。また、新しい耐震指針に基づいた評価もする」と話している。
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