市民がつくる新潟の会(市民の会)

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なぜ情報公開が必要なのか 篠田市政の堪えがたい「不透明な癒着」

2014-09-24 15:44:41 | 市民の政治参加・情報公開
 さて、あるべき情報公開について語る前に、なぜ情報公開が必要なのか、補足的にご説明します。

 現在、新潟市で問題なのは、 情報公開がなされないため、不透明な癒着が生じている、 情報公開が不十分なので、市民が意思決定に参加できない、の2点です。

 については、特別養護老人ホームの選定等の問題があります。篠田市長の有力支援者が理事長を務める社会福祉法人が、数ある社会福祉法人の中から、新潟市により特別養護老人ホーム等の選定を受け、公金からの補助金を受け取っています。選定は審議会でなされていますが、私がその議事録の情報公開請求したところ、その議事録はそもそも作成されていないとの回答がなされました。つまり、完全なブラックボックスの中で、篠田市長の有力支援者の法人が公金の補助金を受け取り得る立場になっているのです。情報公開が不備なために、許しがたい「不透明な癒着」が生じているのです。

 については、以前私は、水と土の芸術祭がどのような経過で意思決定されたのか明らかにしたいと思い、情報公開請求をしました。しかし、出てきたのは、既に事実上決定が決まった段階からの文書だけでした。なぜ水と土の芸術祭という無駄な事業がなされるに至ったのか、それを明らかにする文書がそもそも作成されていないのです。このような状態では、市民は行政の意思形成過程に参画できません。

 以上、現在の新潟市政では、情報公開が不十分、より具体的に言えば、情報公開の対象となるような文書が作成されていないのです。そのため、不透明な癒着が生じていますし、市民の市政参加は極めて困難となっています。これは、外務省が、密約に関する文書を破棄し、密約の存在を覆い隠したのと似ています。ただし、外務省の方は文書を作って破棄しましたが、新潟市はそもそも文書を作っていないわけです。新潟市の方が悪質な情報隠しをしていると言えます。

 このようなブラックボックス化した行政を明るみに出すため、情報公開を推進するために必要なのが公文書管理条例です。

 そのことについては次回ご説明します。