新潟久紀ブログ版retrospective

新潟独り暮らし時代14「自由な生活時間の下でのバイト三昧(その2)」

●自由な生活時間の下でのバイト三昧(その2)

 大学2年生から時間と活動に自由度の利くアパート暮らしに変えたことにより、制約無くアルバイトをできるようになった。それまで続けていた週一回夕方の家庭教師に加えて、週三日程度の喫茶店ウエイター、平日の隙間や土日においてはイベントの警備員などの単発のバイトや道路工事現場の交通誘導員などを貪欲に入れていった。
 不規則なバイトへ対応していくと生活時間が乱れがちになるが、若かったからなのか、帰宅が遅くなることや睡眠時間が変動してもあまり苦にならなかったと思う。ただ、折角きとんちした台所を得たのに、料理については、時間が中々とれなくなったし、残りが出ると結局捨ててしまうので、億劫になった。カレーが傷む速さには驚いたものだ。
 大学に歩いて10分ほどで1kmも無い距離への住み替えは、以前の下宿に比べて距離にして三分の一以下となったことに加え、坂道登坂が無くなったことや風雨に晒される時間が減ったことも考えると、疲労度の改善は格段であり、僅か数分とはいえ寝ていられる時間が増えたことも有り難かった。
 新潟市の繁華街「古町」の純喫茶スペインでのバイトに慣れると、夜間の接客仕事も大丈夫だとは思っていたのだが、就職先を考えるのに参考となるバイトを経験したいというのが基本にあった。大学文系学部生なので事務職が念頭にある。となると、営業職か経理かといったバイト経験がしたくなるものだ。
 子供が二人とも大学進学することの経済的負担について話すこともある父であったが、国立大学は今から思えば授業料など格安であったので、父はそれを考えれば…とばかり、大学2年の春に勤めていた自動車販売代理もする会社から中古車を買い与えてくれた。トヨタ・カリーナ1400DXはエアコンすら無かったが、初愛車の喜びは大きかった。
 時間に自由が利くアパート暮らしに、自家用車も手にして、いよいよ活動範囲が広がり、多様なアルバイト経験を重ねたいと気分は高揚したのだが、初冬の11月の夜間に追突事故を起こしてしまいそのまま廃車に(詳しくはこちら)…。すぐに雨風や雪の季節が到来して、鉄道駅から遠い住居からの活動性は一気に低下してしまった。

(「新潟独り暮らし時代14「自由な生活時間の下でのバイト三昧(その2)」」終わり。仕事遍歴を少し離れた独り暮らし時代の思い出話「新潟独り暮らし時代15「自由な生活時間の下でのバイト三昧(その3)」に続きます。)
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