昨晩NHKの番組で日本の外務省の高官が、「インド太平洋戦略」を作り、それを欧米やアジアの国がそれを取り入れた凄いものだとのドキュメントやっていた。
自由で開かれたインド太平洋
誕生秘話
誕生秘話
残念ながら、その戦略は、果たしてその日本外務省の高官が初めて唱えたのかどうかの議論がなかった。また、もしその戦略は、彼が初めて考えて、日本の外交政治政策となったとしても、本物の戦略家は、テレビに出て、自分が作った戦略などとは、言わない。あくまで戦略家は黒子であるべきだと思う。
以前外務省の人と防衛論争をしたことがある。小生のアメリカからの軍事面での独立すべきだとの議論に対して、「日本には武器産業を創設する力も、金がないから、アメリカから軍事的独立はできない」との反論だった。
現在の中国の動きは、世界中が反感を持っている。もともと日本人から見ると小生は中国が好きな人間とみえるらしいが。
インド太平洋構想を考える前に、まず日本が軍事の面でどのような戦略をとっていくかをよく考えるべきだ。一人のいじめっ子(中国)とクラスみんなでやっつけるのは、どうも賛成できない。小生なら、いじめっ子に一人で向かう。小生は生まれつき変人で、小学生6年生の時、常にクラス全体の男子生徒と戦った。いじめにあっても、刃向かったいった。
外務省には、チャイナスクールと呼ばれる中国専門の外交官のグループがあり、彼らは
どのような対中政策を考えているのだろうか。日本は、中国に一対一でまず向き合っていくべきだ。これまで培った外交、民間、政府とのチャンネルを使い。
日本が今回のコロナでも政府内にまともな戦略家がおらず、長期的な視点で
どうコロナと戦うかの戦略がない。対中政策、その他の外交政策でも同じだ。
日本の学者の大半は政府よりの御用学者だとの批判もあるが、どうなのだろうか。