東京保健生活協同組合 看護部・看護学生室ブログ

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5月土曜講座「ポジショニング」レポート

2016年06月01日 | 勉強会

こんにちは、東京保健生活協同組合 看護学生室です。

6月に入り、汗ばむ陽気になってきましたね

5月21日(土)、毎月恒例の看護技術講座を東京健生病院にて開催しました!

「ポジショニング」

今回のテーマは「ポジショニング」

ポジショニングを実践で学習!

人間の身体は、長時間同じ体位をとりつづけることに苦痛を感じます。

同じ部位に圧力がかかると、皮膚の細胞が破壊されて褥瘡(床ずれ)が生じたり、

関節が拘縮したり変形したりしてしまうこともあります。

自分の意志で動けない方にとって、褥瘡予防、関節拘縮・変形予防のため、

定期的に体の格好・姿勢を変えて圧力を取り除く「体位変換」は必須!

このような除圧目的の体位変換を含め目的に応じた姿勢・体位を保持することを

総称してポジショニングといいます。

今回、7名の看護学生さんが参加され、交替でポジショニングを実践。

実際に病棟で使用しているクッションを用い、重力の影響を考えながら

ベッド上での安全・安楽な体勢を探りました!

病棟で使用しているクッションも、素材はさまざま。

場面に応じて使い分けているそうです。

一般的なクッションでは厚すぎる場合は、バスタオルをたたんで代用します。

たたみかたによって厚みを変えることで、さまざまな場面で使用できますね。

ここでは脇から上腕の下にかけてはさんでいます。

先輩NSからのアドバイス

今回は、特に「褥瘡予防」という観点から

「褥瘡のできやすい部分(特に踵)がベッドや身体に触れないようにクッションで浮かせる」

といった具体的なアドバイスをもらいました。

なお、重力(人間工学や力学法則)の勉強は、難しいけれども現場では必須の考え方。

ポジショニングと重力の関係は日常の療養生活の中で常に意識するため、

しっかり学んでおくと現場でとても役に立つそうです!

参加学生の感想

実習では安楽な体位を保持するのに苦労しました。今回、「重力を意識することが大切」ということを学び、なるほどと感じました(看護専門学校 2年生)

負担がかかっている部分を考えてクッションを入れる角度を調節するのが難しく、実際に体験し、研究していく必要があると思いました。(看護専門学校 1年生)

まだ実習をしたことがなく、今日初めて患者さんがどうすれば楽な体勢でいられるかということを学びました。楽しくたくさんのことを学べてとてもよい体験ができました。(看護専門学校 1年生)

ご参加ありがとうございました

次回の開催予定など、お気軽にお問合せください。

また、東京保健生協 看護部のwebサイトでも随時お知らせしています!