息も絶え絶え~大学末期編~

期末ではなく、末期です。

家に居る時間が極端に短いっす。

2005-07-24 | ぶろぐ
MD聴いてボーッとしながら学校へ行く為に駅まで歩いていたら、べちゃっ、とした何かを踏んだので下を見たら茶色かったり黄色っぽい感じのゲル状の物体が拡散していたので、うわーやべーウンコ踏んだよー、って落ち込んでいたのですが、良く見たら腐ったバナナだったので超ホッとしました!!

今晩は、管理人@ちっともセーフでは無いのだけれど です。

ハッキリ言ってウンコも腐ったバナナも大差無いですよね!八百屋さんがある通りのゴミ収集車の通行路っていうフラグに早く気付くべきだった・・・(号泣)

さて!
ウンコみたいなバナナは普段とは違う裏道に入って左足を妙に引きずりながら歩く事によって除去に成功、まぁ無事に学校に到着した訳なんですが。
着いて一発目には完成した巨大ポスターの淵をカッターで切るという地味ながらも「ピピピーッ」と全体を引き裂くという恐ろしい結末を招きかねない作業に没頭、何気に45分くらい掛かってました。俺達、チキンボーイズ!!

で。
OHP(透明なシートを明かりで照らしてスクリーンに映し出す奴。小学校の集会以来だよ!)を使ってスピーチの練習。ウチの先生はそのスピーチの様子をビデオに撮ってすぐにみんなで見直して、修正していく、っていうやり方をするんですが。僕らもこの科目を取ってから、何度となくスピーチだとかそういった場数はいくつか踏んで来ましたのでね、もうね、慣れた口調でこう言い放ったんですよ。堂々と。


ヨル「あー、どうせ一発目からうまくいきゃーしないんですから、早く始めましょうか?」


そっちに慣れんなよ!みたいなね。
ただ、コレが先生からしてみれば「ちゃんと気が抜けてる」という事で良かったらしく、1発目に軽く時間オーバーである事を確認、すぐに2発目を撮り始めて、明らかに噛んでるトコロとか、発音が最近の小学生未満の部分とかがあったんですが、時間内に収まった事を確認すると、「よし、もういいや。大丈夫大丈夫!」ってな感じで、予想を遥かに上回る短時間で作業終了。時間はなんと午後2時ちょい過ぎ。

戸惑いながらもわーい!と喜び、おもむろにバリの観光地案内のパンフレットを拡げる高校生二人と先生一人。そんなこんなで時間が過ぎていき、ふと、聞いてみる。
ヨル「あれ、今日、野球やってましたっけ?」
先生「あーやってるやってる。もう始まってると思うよ?」
と言う訳で、連日、地学科にてTVをつけてみると・・・横浜スタジアムでは第一試合がかなり長引き、13回の裏、ちょうどサヨナラで試合が終了するところまで見ました。うわー桐蔭負けたー!!っていうか東海大相模がキター!!

みんなでワーワー言い合っていると、第二試合は40分近い時間を置いて開始というアナウンスが。わざわざ待ってまで学校で見るアレも無いので、帰る雰囲気に。

連日、バカみたいに動き回っている僕です。ふぅ、やっと一息つく時間が出来た。家に帰って麦茶でも飲みながら野球観戦、いいじゃあ、無いですか。いょーし、帰るぞ!




先生「横浜スタジアムまで余裕で間に合うじゃん。見に行けよ!」
ヨル「え。何この昨日と同じ展開。
友人「あっ、うーん、んー。」
先生「ハマスタに500円で入れるんだよ?かなりお得じゃない?」
友人「ん。んー!うん、行こう!」
ヨル「えー、疲れてるしー、メンドいよー。」
友人「サヨナラの瞬間見て、応援したくなっただろ!?」
ヨル「・・・・・。(否定出来ない)」

























と言う訳で行って来ました横浜スタジアムへ。(どーん)

横浜スタジアムと言えば、この間冒険した時のスタート地点である日本大通り駅が最寄駅、という事で、むしろ僕が先導して歩いてました。(どどーん)
画像を見て頂ければわかると思うんですが、500円どころではなく、何と200円!安っ!1塁内野席券なのに!安っ!しかも券を売っていたのが色々な種類の制服を着た女子高生の人々でかなり可愛かった。100円玉二枚持ってるのに1000円札出してお釣りを一杯貰って手の触れ合いをGETした僕の作戦勝ちと言えるでしょう。(何)


野球の応援に行く人、っていうのはほぼ全ての人に言えると思うんですが、そのー、当然自分の応援する方が勝つだろう、という事を思って行く訳ですよね。今回の僕らも例に漏れず。席に着いたものの、周りは野球部、大学から来た人も含めた応援部と吹奏楽部がほとんど、純粋な応援として来ている人はかなり少なかったです。・・・ハッキリ言って、今日の試合は、それこそ、当然勝つものと思われていた試合なので、多分応援に行くまでも無いなーって感じだったと思います。僕らなんか勢いが全てでしたから、席に着いたらもう、落ち着いちゃって、適当にリズムに合わせて拍手とか送りながら、チアの人が超近いぜ鼻血が出そう!とか相手の応援は男女まとまってかなり熱のある応援してて羨ましい!とかそんな事を思いながら「眺めて」ました。

あのー、ウチの女子校のチアは本当にとても良いと思うんですよ。・・・ちっげーよバカ!ちっげーよ!!萌える、とかじゃねーよ!!(誰も聞いてないのに否定開始)
普通にチアとして。動きにキレが合って、ちゃんと練習してんだなーって思えるような統一感があって、あと笑顔を絶対に絶やさない。声も出してるし。他の高校のを観てると、何か凄いグダグダしてる所あるじゃないですか。カメラとかに寄られると何を勘違いしてんだか、すげー不機嫌そうな顔になって無表情で腕も伸ばさずに踊ってるような。そういうのと比べると、レベル高いなー、って今日思いました。
可愛さもピカイチだと思います。(ぼそり)

さてさて。

しかし先制したのは相手校。

ドッと湧き上がる3塁アルプス、ギョッとするコチラの1塁アルプス。先発しているエースピッチャーは腰に手を当て立ち尽くし、マウンドに駆け寄るナイン。その回は1点のみで抑えました。

応援にも悲壮を含めた感情が混じり始め、僕らも真面目に応援を始めたのですが、まぁ1点くらい何とかなるだろう、と確信的に思ってました。0-1だなんてそんな地味な試合をする訳は無い。

案の定、次の次の回くらいにはあっさりと2点を取り、なおも2アウト満塁。一発長打が出て、いつものように一気に引き離すはずだ、そう思っていたのですが、追加点は出ずに2-1に。
しかしその回の裏にすぐに一点返され、2-2の同点に。何となく点を取りきれないコチラ側と、堅実に狙った通りの形で点を取ってくる相手側では、勢いで負けている感じがし始めていました。

しかししかし、6回。
ヒットを重ねて3塁にランナーが居る中で放たれた打球は大きなフライに。タッチアップでランナーが生還、1点が入り3-2と勝ち越し。更にその後もヒットが続き、更に3塁にランナーが。そしてここでスクイズ!驚きながらもピッチャーが良い反応でボールに詰め寄り、グラブトスでホームにボールを投げ返しクロスプレーに。どちらの応援も皆息を止めていましたが、審判が大きく両手を広げてセーフを宣告すると爆発したように湧き上がる1塁アルプス!僕も「スクイズ!ヤバイ!!スクイズ!!!」って何回叫んだかわかりません。

流れは確実にコチラに来た様に思えました。

8回裏。
2アウト1,2塁の場面からデッドボールで満塁に。そんな中で迎えたバッターに対して早い段階で2ストライクまで追い込むも、連続ボールでフルカウントに。またしても誰もが息を飲むような状況で、まさかのフォアボールで押し出し。カウントは4-3に。なおも満塁のピンチで一体どうなってしまうのか、とかなり冷や汗をかきましたが、速いサードゴロを、堅い内野が評判でもあるので、サードが走りながらキャッチ、流れるような動作でファーストに好返球!ピンチを切り抜けました。

9回表。
1点差はマズイ、どうにか追加点を奪って引き離しておきたい、そんな状況の中、1アウトからヒットで出たランナーは盗塁を決めて2塁へ!1塁アルプスの感情はもう駄目押しの追加点と勝利しか見えていませんでした。
しかし何と牽制球でアウト。打席に入っていた3番目のバッターもセカンドゴロに倒れてしまいました。

9回裏。
逆転負け、そんな最悪のパターンが脳裏に浮かぶ中、応援は双方とも絶叫へと変貌を遂げていました。壮絶な人間の発声に囲まれながら、我らがエースピッチャーは一人目をサクッと三振に取って、僕らを安堵させました。

ところが、2番バッターは、10球ほど粘った挙句、ヒットを弾き返して進塁。続く3番バッターは初球打ちでレフト前に上手く落としてきました。1アウト1・2塁。嫌な、状況に。
続く相手のバッターは当然のようにバントの構え。内野陣が多少前に寄って構えていると、何と、バスターでした。誰もが「うぁっ」という悲鳴を漏らしましたが、高いバウンドがキャッチャーの前で跳ね、1塁はアウト、結局バントと同じ役割を果たした結果となり、2アウト2・3塁。

本来、守備の時には座って淡々と拍手や掛け声の応援をするだけなのですが、今回ばかりは全員が立ち上がって、1球1球に「ストライクッ!」の声援を叫んで飛ばし続けていました。
5番目に出てきたバッターは、ファールで何本も粘っていました。その内の一つには3塁線のギリギリ外側、あわやサヨナラタイムリーへとなりそうな打球も含まれておりました。

アレは何球目だったんでしょうか、もうよくは覚えていませんが、ライトへと弱めのフライが飛びました。下がり気味の守備を取っていたため、小走りで落下点に向かっていくライト。

「絶対に落とすな!」「頼むから落ちてくれ!」

この1塁と3塁、二つの感情がぶつかり合うグラウンドでは、ライトのグローブにパシッと音を響かせながら最後の打球を吸い込み、試合終了。

半端ではない鳥肌が立つと同時に、友人の肩とか背中を叩きまくりました!泣きそうだった!!







画像は試合終了と同時にホームの整列へと向かうナインと湧き上がる1塁アルプス。



日々の疲れとかがぶっ飛びました。ただひたすらに感動でした。甲子園に応援行ってから、すっかり野球応援の虜になってしまいました。

高校野球というのはプロ野球とは違い、どんな結果であっても1試合1試合にドラマがあります。何故ならば、お互いに「最後」を賭けて戦っているわけです。毎試合が誰かしらにとっての「背水の陣」となっている訳です。しかもそれが同学年、あるいはそれ以下の高校生が、そのドラマを形成しているのですよ。並々ならぬ気迫は、十分すぎる程に伝わります。負けた学校の悔しさも、勝った学校のチームが喜んでいる部分も。
その感情を増幅させてくれる要因の一つに、自分の学校が戦っている、というのがあります。
夏休みはまだ長いです。この感動をより多く、体験したいので、是非、準決勝も気を抜かずに勝ち抜いて、今度こそはちゃんとしたプロセスを踏んで、激戦区・神奈川代表として甲子園に出て欲しいっす!


いやーとにかく今日はアツい、ナイスゲームを見せてもらいましたっ!
良かった!!

それでは!


ちなみに1塁コーチャーをやってた人とは天文の授業が同じです。あと正捕手の人とはバレーのチーム同じでした。


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