息も絶え絶え~大学末期編~

期末ではなく、末期です。

好きという感情④

2004-11-11 | 好きという感情
さぁさぁ、誰もが忘れかかってたっていうか気にも留めた事が無いであろうこのコーナーがやって来たよ!(著者のみ興奮)
いやね、なんでこんなに時間空いたかって言うとですね、忙しかったのですよ。てめぇの文章なんぞ3秒ぐらいで構成できるわボケっていう方もいると思うんですよ。まぁ文章力の無さは否定出来ませんし、実際ぶろぐの方ではほとんど推敲することなくパッと出しちゃってたりします。でもね、このカテゴリのみはね、気合入れてるの!ネタはホントいっぱいあってたくさん書きたいのですけど、興味を持ってもらえるような文章にしたいのです。


ふぅ。さて、そして今回のテーマは・・・「ブギーポップ」

知る人ぞ知る電撃文庫の人気作です。第一作「ブギーポップは笑わない」で第4回電撃小説大賞を受賞、現在ではシリーズ15作目までが出版されています。ブギーポップは小説意外にも漫画・アニメ・実写版の映画など、様々なメディアに進出してる模様です。ちなみに僕は小説以外観たことはありませんが(^^;)
で、内容はというと・・・・あのー、複雑過ぎて僕には要約が出来ません。ストーリーの本筋にかかわる大まかな伏線とかだけを話したとしても、頭がおかしくなりそうです。
でもそれじゃあアレなので、切り詰めて、切り詰めてお話することにします。

世界は、見かけ上ほとんど僕らの生活しているこの世界、しかもおそらく日本、と同じです。しかし根本的に違うのは、「世界」を監視・管理する「統和機構」なるものが存在しているということ。統和機構は合成人間によって「世界」を個人レベルで操作しているのです。目的は・・・?未だ明確にはなっていません。しかしこれを考えるにあたって現在「天然の能力者・MPLS」「人類」「進化」あるいは「カーメン」と呼ばれるものがキーワードになっている模様です。

主人公、というのは多分存在していなくて、安っぽい言い方をするならば登場人物全員が主人公で。
で、ブギーポップというのは「世界の敵」を倒すために「自動的」にある女の子・宮下籐花の中から口笛とともに浮かび上がり、淡々と目標(世界の敵を倒す)をこなしては、また泡のように消えていく、という存在で。
登場人物は他にもわんさかいて、その一人一人が考え、裏切り、逃げ、戦って、前へ進んだり、そこで止まってしまったりするのですが、そのほぼ全てが必ずどこかで繋がっているというあたりに、世界観の広がりを感じたり。











っていうかこれ以上書くと、「ものすごい陳腐な安ーい子供騙しなSFアクションじゃねーか」という印象を与えかねないので止めます。げふぅ。

説明はこれぐらいにして、では僕が「ブギー」のどんな所にハマッているか、というのをこれも抽象的になってしまいますが、ツラツラと挙げてみます。

1.台詞がイカす
登場人物がたくさんいると言いましたが、そんな彼らが必死に搾り出した、時にはさらりと言ってのけた台詞の一つ一つに衝撃を覚えます。共感したり、グサリと刺されたり・・・そして何より痺れます。特にブギー。奴にはまず間違いなくヤラれますぞ!台詞だけをピックアップして紹介したりすると、すっごいクサくて醒めてしまうと思うので止めます。ただ、もう、深くて深くて一度ハマッたら抜けられません!

2.広い「世界」「社会」
とにかく壮大。登場人物が個人レベルで繋がりあったり、あるいはそれぞれの「話」単位で繋がっていたり。本当に広いです。そしてこの世界が繋がって拡大していく瞬間の衝撃ったらアリマセン。「えーそうだったのー!」って毎巻5回ぐらいは思います。巻数を重ねていく度に世界はより広くより深くなっていきます。これも抜けられません。

3.戦闘
「世界」を賭けた戦いが数多く繰り広げられます。さっきから「世界」「世界」といっていますが、これは決して領土を表している言葉ではありません。お互いの持つ、または持とうと望む「世界」同士のぶつかり合い。
戦闘の描写・流れが非常に細かく描写されており、頭の中に容易にイメージする事が可能かと思われます。格好イイんだ、これが。

4.ニヤリズム
えっと、一番の押しはこれです。「ニヤリ」。皆さんもおありでしょう、「ニヤリ」ポイントが。
例えば、ドラえもんの映画の終盤、ピンチの時に現れるタイムパトロールの艦隊の登場シーン。ドラゴンボールでピッコロが白装束を脱ぎ捨てて急激にパワーアップし敵を圧倒するシーン。ダイ・ガードがヘテロダインの「核(?)」にノット・パニッシャーを構えてぶち抜くシーン。考えただけで薄ら笑いが止まりません。
こういったシーンが「ブギーポップ」には盛り沢山です。ブギーの登場時における口笛「ニュルンベルクのマイスタージンガー」、「左右非対称」の表情、ワイヤー、決め台詞。ピート・ビートのNSU・「コツ、コツ、コツ」、イナズマとフォルテッシモ、etc.etc...




妥協と挫折に満ち溢れた文章なのは今回は大目に見てください!何を言ってるのかさっぱり分からなかったりするでしょう!しかし!!好奇心を揺るがす部分は少なからずあったのではないでしょうか!?まずは興味を持って頂ければ幸いです!まず一冊読んでみてください。ちょっとでも面白いかも。と思ったら続編を。っていうか2冊読んだら多分抜け出せませんから(笑)
中高生の皆様、学校の図書館にかなりの確率で置いてある模様です。うちの高校にはありませんが、近所の公立図書館には揃ってたりします。普段活字を読まない人も、ストーリーにぐいぐい引き込まれること請け合いです!って普段活字読まない人はこんなブログなんか観ちゃいないぜ!

毎度おなじみグダグダなままfin.

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