私の男

暗い感じの本だとは思っていたけど、やっぱりずっしり重い本だった。
これもお友達が貸してくれたんだけど、読み終えた感想を「すっきりせんなぁ。」と言っていた。
あたしにとってはホラーだったな。
心理的に、実際こんな家族があるとしたらホラーでしかないってくらい怖かった。
夢にまで出てきたもん。
あたしは大抵本を読んでると、夢に出てしまうんだけどね。
想像しすぎなんかなぁ。
こりゃ映画化は無理だわなって感じ。
誰も映画化を望んではいないだろうけど。
首筋がすーっと寒くなる本だったよ。
この親子がなんでこうなったのか、とか読み進むんだけど、読みたくない知りたくない、でも読んでしまう…。
だから直木賞なのか？
あれ、賞違うっけ？あってる？
でも賞をもらうってことはすごいことだと思う。
大人になってから賞なんてもらわないからさ。

今は「ウツボカズラの夢」という本をちびちび読んでいる。