YOZANのMSCBの
開示情報の3ページ目の(8)転換価額の修正はどういうことを言っているのかという質問を受けたので、よーく読んでみました。
しかし、分かりづらい文章です。間違って解釈しているかも知れませんが、そこはご了承ください。MSCBの2回と3回で行使請求期間が異なりますが、以下2回の期間で説明します。
まず、当初の転換価額は1株あたり26,880円となっています。2ページ(3)参照。この金額で120億を全て株式に転換した場合、ライブドアは120億÷26,880円=446,428株(端数は省略します。)を手にいれることになります。
(8)の転換価額の修正では、この26,880円を修正する方法を定めています。
具体的に見ていきましょう。まず最初の11行で毎週第1金曜日の翌取引日以降転換価額を修正しますと書いてあります。以下9月の場合で具体的にみてます。9月の場合は、9月5日から転換価額が修正になります。修正される金額は、8月29日から9月2日までの5日間の売買高加重平均価格(VWAP)の平均の90%となります。VMAPについては、
ここに説明がありますが、取引所での1日の平均的な価格と考えればいいのではないでしょうか。
このように毎月1回転換価額が修正されることになります。平均の90%ですから、1割引きで株を購入できると考えることができます。その代わり、社債の利息はなしです。
さて、次は12行目以降のなお書きですが、これは、YOZANが新株予約権の行使請求期間に新株を時価より低い価額で発行してさらに株価が下がったりした場合には、転換価額もそれに応じて修正すると言っています。当事者以外は、あまり重要ではないと思います。
そして、最後に15行目以降のただし書きですが、これは、毎月の修正転換価額の上限と下限を定めています。具体的には、8月18日から24日までのVMAPの平均(基準VMAP)の50%の範囲内に修正転換価額が収まるようにしています。例えば、基準VMAPが24,000円だった場合は、修正転換価額は、36,000円から12,000円の範囲内で、毎月1回決めることになります。
ということなのですが、さてこれがわかったところでどのように投資行動に移したらいいのでしょうか?
今日はここまでで力尽きました。