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芙蓉峰

2017-01-26 | 日記

芙蓉峰は富士山のこと。富士山に恋い焦がれて、再婚と同時に富士山の麓に引っ越した義父と母。義父が要介護5になってからも、仲良く富士山を見ながら過ごしていました。

その義父=じーちゃんの三回忌でした。

「三回忌忘れとった‼️」と思い出したのは年末・・・😖エライコッチャと大慌てでみなさんに連絡。急な呼びかけにも関わらず、じーちゃんの子どもさんも兄弟も遠路はるばる大阪まで駆けつけてくれました。

「じーちゃんが危ない!」と連絡した2年前、母は病に倒れ意識不明でした。「危篤の知らせに新幹線に飛び乗った時に、お父ちゃんの大好きな富士山がめちゃくちゃ綺麗やった。今日、来る時の富士山も同じようにとてつもなく綺麗で、涙が溢れたよ」とじーちゃんの子どもさんが話してくれました。

みんなが駆けつけてくれた!と喜んだ母が、後遺症に悩み、この2年半、一度も触ったことのないピアノの前に座り、「じーちゃんが大好きだった歌を聴いてほしいと」"灯"を熱唱。またまた号泣でした。

じーちゃんは厳しく優しい人でした。1日中カメラで富士山を見つめシャッターチャンスをうかがってたじーちゃん。「富士山は芙蓉峰というねんで、神々が集う神々しい山や。芙蓉峰のように凛として気高く生きてほしいな」と話していたじーちゃん。平和を愛し、人を愛し、「人は城や、人を大事にできる人間になれ」と教えてくれたじーちゃん。

綺麗な富士山には中々出会えない(私は毎年、2人に会いに行きましたがすぐに雲に隠れてしまうのです)。

なのに、亡くなった日も、三回忌の日も綺麗に顔を出してくれた芙蓉峰。

じーちゃんの平和の願いを受け継ぎ、頑張れと励ましてくれているような気持ちになった法要でした。