「まずごはん!」
子育ちをサポートされいる支援団体のみなさんが、開口一番に言われました。
まずは「ごはんを食べさせてあげたい」とはじまった子ども食堂が、あらゆる角度からこどもを支援する団体へと発展されています。子育ちサポートやこども食堂のお話を聞きながら見えてきたものは、こどもの貧困とともに児童虐待の深刻さでした。
ごはんを食べさせてもらえない。お風呂にも入れえもらないネグレクトのこども。児童相談所に保護されても二ヶ月で親元に返してしまう現実。ケースを抱えすぎて疲労困憊のケースワーカー。
お話を聞けば聞くほど、こどもの貧困対策や虐待防止が急務であり、行政ができることがもっとあるはずだと痛感しました。
法人のみなさんは、毎日が目の回るような忙しさの中で、「まずごはんを食べさせる事」「そしてこどもの居場所をつくること」。同時に「親が悪いと攻めるのは簡単。でも攻めても何も変わらない。親も子育てのサポートをしてあげなければ、児童虐待はなくならない」と、走りまわっておられます。そして「行政のケースワーカーが手一杯なのを知っているからこそ、私達のような民間団体と共同してほしい」と訴えておられました。
各法人のみなさんの想いやこどもの実態を聞けば聞くほど胸がギュッと締め付けられます。頑張らなければ。
未来にいきるこどもが、安心してごはんも食べることができない国に未来はありません。
こどもの貧困対策の抜本的強化を!みなさんとご一緒にがんばりたいです。