政府の骨太方針が出されました。
大企業の「稼ぐ力」を強化するために法人実効税率を数年で20%台まで引き下げることをめざす、としています。そして来年10月に消費税を10%に引き上げる判断を2014年度中に行うと。
企業の稼ぐ力を強調する一方で、国民の暮らしは・・・というと、「稼ぐ」どころか生きていくのも困難になるような社会保障の削減です。社会保障は「自然増も含め聖域なく見直し徹底的に効率化」するそうです。
●毎年2200億円の自然増の抑制路線の復活(小泉首相時代にすすめられ、社会保障がどんどん解体させられたときです)
●都道府県ごとの「医療支出目標」を導入して厳しく抑制
●年金旧f額を自動的に削減するしくみは着実に実施する
●支給開始年齢の引き上げ
これだけではすみません。雇用分野では
●労働時間規制をとりはらい「残業代ゼロ」になる新たな労働時間制度を創設
●裁量労働のあらたな枠組みの構築
え~!(*_*)。医療費は徹底的に抑制され、年金支給は先送り、働けど働けど残業代はゼロ。配偶者特別控除の廃止・縮小のうたい文句は「女性が輝く社会」。配偶者特別控除を廃止したら女性が輝くの?
おかしいです!女性が輝くには、働ける場所の確保、労働環境をはじめ教育環境の充実、こどもを育てながらも働ける保育所等の整備をはじめ、家事労働も立派な労働であるという認識を確立することなどなどが必要です。配偶者特別控除をなくせば「輝ける」なんておかしい!
大企業が「稼ぐ」ために、大企業の税金はどんどん減らし、消費税増税であえぐ国民には「徹底した抑制」では日本は破滅の道をあゆむのではないかしら。
国がどんどん暴走する。都道府県、市町村をまきこんで。
このままではいけない!黙っていてはいけない!国民を苦しめ、いのちよりも大企業の利益を優先する政治を許してはいけない!。とみなさん一緒に声をあげましょう!
作家の赤川次郎さんがエッセイの中で「いま日本は弱者に対して恐ろしいほど酷薄な社会になってしまった。(中略)学校給食だけが1日の中のまともな食事という貧しさの中でこどもはどんな将来の夢がもてるのだろうか。リニア新幹線を走らせるよりも飢えたこどもが一人もいない社会をつくることがどれほど難しく価値のあることか。自分が年老いて誰もささえてくれる者のない生活をしているとこを想像してみるといい。それは必ずやってくる『現実』である」と書かれています。
こどもを高齢者を弱者を守れない国に未来はありません。国民を大事にできない政権に未来はありません。「誰もささえてくれる者のいない『現実』」が来る前に、飢えたこどもが一人もいない、国民が大事にされる社会に向かって、国の悪政の防波堤となる大阪府政実現へ。みなさんの願いをしっかり届けたいなあと思います。
社会保障推進協議会にごあいさつに行きました