ミスファイヤリング・システム

３３５ｉ。

万全を期して３シリーズ全てのモデルに
ラインナップしました。高回転まで一気
に拭け上がる。ＮＡ大排気量のようなフ
ィーリング。ほとんどターボラグ無しの
ツインターボ直噴エンジンＮ５４。雑誌
記事やお友達の試乗でフィールは明確に
伝わってきます。

Ｅ４６の時もＶ８搭載説はありました。
Ｍ３としてではなく（Ｍ３はＶ８か直６
か悩む）通常上位＆上級モデルとして。

Ｅ９０開発計画時の時は既にＶ８はＭ３
だけに絞り（私がかなり前に予測したと
おりのＶ１０の２気筒カット版）こんだ
のではないのでしょうか。

搭載をあきらめＮＡ・Ｖ８と同等の性能
を持つエンジン搭載のために、ツインタ
ーボ直６を設定。おまけで、フロントの
３０ｋｇ軽量化が付いてきます・・Ｖ８
エンジン比較で。


『３３５ｉについてある雑誌記事から』
・・しかもこのエンジン、低回転低負荷
域ではダブルＶＡＮＯＳの働きで、排気
ポートに空気を流し込み、そこに少量の
燃料を噴射してアフターバーナーを起こ
してタービンを回すといった高度な制御
まで盛り込むことで、ターボラグをなお
も低減しているのである・・

？？？・・・！！

これは考え方としてはＷＲＣなどのラリ
ーでは常識で、また某漫画Ｄの須藤京一
操るランエボで有名になったミスファイ
ヤリングシステムに近いものではないの
でしょうか。

アクセルオフ時にターボで加圧された高
温未燃焼ガスを排気ポートに押し込んで
ポート内で高温自然発火させ、その爆風
でタービンを廻し続けることで、ターボ
ラグを解消してしまう装置。

ランエボは既にグループＡ規定に対応さ
せるために３以降は純正装着されている
という話（純正コンピュータでは作動し
ない機能）。三菱純正のＰＣＣＳ。

文意からは、３３５ｉのシステムはアク
セルオフ時だけでは無く、アクセルオン
の時燃焼ガスにガソリンを噴霧。排気ポ
ート内で再着火して低速時のタービン反
応に元気が無い時に、タービン回転力を
増強するという物凄いもの。

本当に？使用されているのでしょうか・・
本当だったら、まさに「スゲー」ですね。

でもミスファイヤリングシステムはかな
りの負担としてストレスが触媒と排気シ
ステム自体に掛かりそうです。燃焼室じ
ゃなくて本来排気の通り道であるエグゾ
ーストパイプ内で次から次へ自然燃焼＆
爆発させているのですから・・（汗）。

構造上（エンドからターボまでの距離は
短い）タービンの後で意味も無く空しく
爆発してしまうこともあるそうです。そ
の時は漫画のようにパンパンと音がする
ようです。



しかし・・３３５ｉツインターボ。
この場合はミスファイヤリングして、生
ガスを排気ポートに押し込むのではない
のです。排気浄化のために再び吸気に送
り込んだり、排気行程でもう一度発火さ
せる工夫などはありますが、考え方はま
るで違います。エンジン始動時に触媒反
応を高める為に、空気を排気ポートに強
制的に送り込む例などはありますが。

でもここまでくれば、もうすぐ電動ター
ビンですね。回生エネルギーも得られる
夢のターボシステム。ブレーキ回生シス
テムはついに実用化されるようですし。