JX日鉱日石エネルギーは、同社の子会社であるJXニッポン・オイル・アンド・エナジー(オーストラリア)社(本社:シドニー)が、インドネシア西パプア州に炭鉱を保有するホルナ・インティ・マンディリ社(本社:ジャカルタ)の株式を取得したと発表した。
同時に、JX日鉱日石エネルギーは、ホルナ社の保有する炭鉱から産出する石炭の日本向け販売権を獲得した。
ホルナ社の保有する炭鉱は、インドネシアのパプア地域で最初に開発される炭鉱で、高カロリー(熱量7,500kcal/kg)かつ低灰分(含有量3~4%)の極めて高品位な石炭の産出が見込まれる。
また、インドネシアの他の既存炭鉱と比べて、日本への海上輸送距離が最も短く、輸送面でも優位性の高い炭鉱。
同社グループでは、従来、豪州における炭鉱事業および日本向けの石炭販売に取り組んでおり、今後ともインドネシア・豪州等の炭鉱事業投資を推進し、エネルギーの安定供給に努めていく。
<株式取得の概要>
(1)取得会社名 : ホルナ・インティ・マンディリ社(PT.Horna Inti Mandiri)
(2)取得日 : 2011年6月6日
(3)取得比率 : 5%
<ホルナ社保有炭鉱の概要>
(1)所在地 : インドネシア西パプア州
(2)炭鉱面積 : 約6,300ha(資源量1億トン程度の見込み)
(3)石炭出荷開始時期 : 2012年(当初は年100万トン程度で生産開始予定)