森にうずくまる

写真を通して主に変形菌、花、昆虫などの生き物や自然風景を投稿します。
(ヤマトシジミとフジバカマ)

盛春

2024-04-14 18:42:48 | 風景、昆虫、植物

 今日は陽の当る場所では29℃もあり、暑くて初夏でした。あまりの暑さに虫たちも日陰に隠れているようです。

 さて、今回は3月末に撮影した野原の植物や昆虫を投稿します。

 

 ヤブニンジンという小さな花をつける大人しげな植物です。

 

 

 

 タテハモドキの春型です。以前秋型を投稿しましたが、春型は翅が丸みを帯びています。

 以前、南方しか居なかった蝶です。

 

 恐らくトゲミノキツネノボタンをバックにオランダミミナグサが咲いています。

 

 ベニシジミが元気よく飛んでいます。

 

 

 どこにでも居る普通種ですが、生まれたての蝶は綺麗です。

 

 スギナも元気よく水滴を漏出してます。

 

 タンポポを覗くとチビハナゾウムシがいました。1~2mmしかありません。

 

 ツバメシジミの♀です。生まれたてのようです。

 

 翅裏は清楚な白色です。

 あっという間に春が過ぎ去ろうとしています。

 筍がなくなったので、また採りに行こうかなぁ~

 

 


筍掘り挑戦など

2024-04-10 17:53:24 | 日記

 今日は朝から晴天、外はすっかり春模様。

 でも今日は作品的な撮影をする気になれず、前回できなかった筍掘りにチャレンジしましたので、その様子といつもの森の様子を投稿します。

 

 森に入ってすぐの獣道。2年前、左手前の檜の幹付近に腐朽木があり、ここでクモノスホコリという変形菌を見つけて撮影していると左手の前腕部付近を何やらモゾモゾと動くものあり、なんと、タカサゴキララマダニだった。これはSFTS(重症熱性血小板減少症候群)という死に至らすウイルスを持っているマダニで、顔が青ざめました。それ以来ほぼここには寄りつきません。

 

 ここは腐朽木が沢山あって、私の変形菌撮影のお気に入りの場所です。

 

 さらに奥へ、最近のナラ枯れ病によって、伐採された木々たち。森の風景が一変しました。

 

 さあ、筍狩りです。この奥の方に孟宗竹が生えています。

 

 イノシシ君たちのおこぼれ頂戴です。やっと見つけた筍、まわりの枯れ葉を取った状態です。

 

 移植ごてしか持って行かなかったのですが、何とか掘ってみたら意外と小さい。

 粘土質のところは太いですが、ここは小石が多いみたいで、そのせいかな?

 

 初めてだったので堀かたも、皮むきも不細工ですが、今日の成果です。

 皮はもう少し残すべきでした。皮があった方が灰汁が抜けやすいとのことです。

 

 帰りに見つけたとても小さな花、恐らくキュウリグサより小さい。調べたらヨツバムグラのようです。

 ブログを始めたお陰で、今まで見向きもしなかったこんな花も調べる癖がつきました。

 

 ムラサキケマンと比べたらその大きさが分ります。

 

 葉の付き方、葉の形がこれで分ります。

 

 花の拡大。

 

 角度を変えると、蕊の様子が分ります。雄しべは4つ、雌しべは二股に分かれているようです。

愛読の「野に咲く花」でもここまでの写真は載っていません。ネットのサイトでも今のところ雌しべの記述は見当たりません。

 以上、今日一日楽しみました。知人に感謝です。

 


渓流にて

2024-04-09 17:08:09 | 花 苔

 今日は前線の通過の後、寒くなりました。

 さて今回は前回、サツマイナモリをアップしましたが、その時渓流沿いで撮影した他の花や、その途中に枝垂れ桜が満開でしたので、桜はあまり撮らないと言っておきながら、やっぱり撮っちゃいました。そしてその近くで初めての苔を見つけましたので投稿します。

 今回は高解像処理は行っていません。こちらの方が自然な感じがします。

 

 駐車場の腐った木製ベンチにはびこっていたコアカミゴケ?という地衣類だと思います。

 

 これはとても小さい花?のようです。ググるとオオチャルメルソウと出ました。外側の薄茶褐色(画像ではピンク)の枝分かれした部分が花弁のようです。

種によっては地域特性が強く、中にはとても珍しい種類もあるようで、さらなる探究心が湧いてきました。

 

 岩場ではニオイタチツボスミレかな?スミレも種類が多くてよく分りません。

 

 同じだと思います。

 

 八重咲きの垂れ桜

 

 

 

 良い枝振りと背景が無かったので、アップばかりです。

 

 タマゴケです。沢山胞子体が出てます。

 

 鬼太郎!!

 

 

 ちょっと場所を変えると、いつもの場所とは違った生き物に出会います。だんだん遠出が億劫になる今日この頃ですが、奮起していろんな場所に行きたいという気持ちだけはあります。

 

 

 


サツマイナモリ

2024-04-07 15:17:13 | 植物

 今週は、スマホのトラブルで丸二日間PCとにらめっこし、とうとう自力ではどうしようもなくなり、白旗。

iphoneのカスタマーセンターに電話して、3人がかりで対処しても、スマホがウンともスンともいわず、最悪初期化かもと思いながら、福岡市天神のアップルストアーへ行った。

 地下鉄七隈線も開通し、中国語に囲まれながらいざ4年振りの天神へ。天神ビックバンとやらで、随分様変わりしていてお上りさんのようにアタフタしていると、天神に50年振りという紳士に道を聞かれ、こっちも分らず、楽しく世間話をしてお別れし、やっとの思いでストアーに到着。平日にもかかわらず、お店は若者でいっぱい。

 担当のアップルウオッチをしたイカしたお兄ちゃんに事情を説明すると、ちゃちゃとMacパソコンを持ってきて、ちゃちゃと対処したら15分であっけなく決着。

 リカバリー中にそのお兄ちゃんとアップルウオッチの話で盛り上がると、なんとお爺ちゃん,おばあちゃん、ご両親にアップルウオッチをプレゼントしたという。なんともうらやましい話。

 それにしても、薄寒い中、ホットパンツのお姉ちゃんたちの多いこと。目のやり場に困ること無く、新鮮な一日でした。

 さて、福岡の話をしても手前勝手でわからない方も多かろうと、本題へ。

今回は渓流沿いでみつけたサツマイナモリという清楚な花を撮影しましたので投稿します。

 

 お初の花、山地性で静かに咲いている。

 

 

 

 

 サツマイナモリはアカネ科サツマイナモリ属、関東南部から南に自生し、開花期は12月~5月と長い。異型花柱花といって、長花柱花と短花柱花があり、ここまでの写真は長花柱花で薄紫の雌しべが長く、雄しべは短く見えない。

 次からは短花柱花で雄しべが長く、雌しべが短い。

 

 

 

 通常花びらは5枚だが、6枚のもの(下から2枚目)も散見された。

 この花を最初ブログで見たとき、エーデルワイス(キク科)のようにモコモコした清楚な花で是非出会いたいと思いました。他にもネコノメソウ(もう終わったようです)なんか見たいと思っていましたが、これに出会えただけでも少し遠出したかいがありました。

 


2024-04-01 22:49:08 | 植物

 今日も暖かい日となりました。一気にソメイヨシノが咲き、もうヤマザクラは散っています。陽向ではビロードツリアブや他のアブ類、蝶ではチラチラみるキタキチョウ、ベニシジミ、イシガケチョウ、キタテハ、モンシロチョウ、ルリシジミなどなど、でも個体数は年々少なくなっていくようです。

 さて、今回は過去に撮った桜を投稿します。今年も少しは撮りましたが機会があれば投稿します。桜を投稿することは今後あまりないかもしれません。

 

 

 

 さ~っと、疾風が吹きました。

 

 個人(農家さん)の敷地内のヤマザクラ、樹齢130年ほどと言っておられました。

 声をかけて入らせてもらいます。写真を差し上げると、帰りには文旦のような柑橘を沢山いただきます。

 

 同じ桜です。ツツジやモモなども咲いて、綺麗に手入れされてます。

 

 

 

 

 

 八重桜

 

 最後はしだれ桜、英彦山という霊山の宿坊に植えられたものです。樹齢は220年、京都から来た、一重白彼岸枝垂桜(ひとえしろひがんしだれざくら)というそうです。当時は修験者が3,000人も暮らしていたそうです。この写真はピントを奥に、手前をフンワリとさせています(ピンボケではありません(^0^))