ねこやしきさらのおうち

最近は別宅の保管庫になっています
動物たちは相変わらず元気です

Bんぽあん(1-1)

2008年01月19日 | 温泉と蕎麦
この記事は標題の店の訪問記その1です。この店の感想を1つの画面で読むには、こちらをクリックして下さい。(1-1)から(1-5)が出ます。訪問記その2はこちらからどうぞ。(2-6)から(2-10)が出ます。

行って参りました、辛汁師匠ご用達のBんぽあん。毎度のことながら、伏字で失礼します。詳細情報が必要な方は、辛汁師匠のブログへお飛びください。

http://blog.goo.ne.jp/x-x-x/e/3e03e64718665a46d7b2dd8b011eb589

いやー、一言で言って、あたりでしたね。ものすごい質と職人根性を感じました。帰り道で、てるさんと「あれはすごかった」と絶賛。

というわけで、レポートです。辛汁師匠へ。採点は甘めにお願いします。うちら、ただの素人ですから。

写真は、みやびです。いや、どうしてもついてくるって言うから。元箸置きだから、ちょっと昔を懐かしむのもいいだろうと思って。このまま戻ってくれればいいのになあと思うことしきり。



いやー、やっぱりこれでしょう。決まりですね。Aたり屋のときと同じ趣向で行ってみました。元箸置きは、やはり食い物屋がよく似合います。



「じつりょくよ」

はいはい…。(この期に及んでか)。
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Bんぽあん(2-2)

2008年01月19日 | 温泉と蕎麦
まずはお通しが来ます。野沢菜と、蕎麦のかりかり揚げ(というのか?)です。これがまたどっちもうまいのです。お酒は、辛汁師匠と同じ日本酒をと思いましたが、女将さんが季節限定のにごり酒で開けたばかりのだというのを勧めたので、それにしました。長野の酒です。思わず心の中で「小諸なる…」と口ずさんでしまったねこやしきでありました。



みやびですか?ええ、ここにもいるんですよねえ、もうまったく。黙ってはいましたけど、写真には収まりましたよねえ。

茶碗に注目。特注だそうです。よく見ると、お店の「梵」の字が。女将のお知り合いの京都の宇治の窯元に頼んでいるお品だそうで、ここで使われいてる器はそこの窯元のものだとか。ねこやしきも1つ碗を買って帰りました。いや、この感触がたまらんのですわ。こういう感じの碗って好きなんですよねえ。



ちなみに、お箸もタイに特注なんだそうですよ。さっきの箸置きの写真を見ていただくとおわかりかと思いますが、先がものすごく細いのです。いやー、どこまでもこだわるお店です。

辛汁さんが絶賛したそばがき。



いやー、これは革命でしたね。うまかったあ…。辛い大根との絶妙なコンビネーションで。何よりも食感がいい。そばがきがこんな食べ物だったとは。帰り道、てるさんとあれはすごかったとほめちぎったのがこれでした。え?みやびですか。いちいち自己主張しますよ。こういうとりですから。

焼き味噌を頼みました。



あー、みやびはいますけどね、無視してください。中身は、辛口の赤味噌、白い蕎麦の実。この勝負ですかね。ねこやしきにはそのほかの調味料がわかりませんでした。この2つの味が強すぎました。どこの味噌か聞けばよかったかなとちょっと後悔。でも、これを食おうと思うと、かなり酒が必要になります。甘い酒では物足りないので、辛口の酒がほしくなりますね。

たまご焼きです。



ちょっと夢八さん風に。てるさんがお腹空いてそうだったから。いやー、蕎麦屋で食べるたまご焼きは、このふわふわ感がたまりませんわ。ツケの大根は辛いので、それがとってもよく合います。味がきっと締まっていいですな。
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Bんぽあん(1-3)

2008年01月19日 | 温泉と蕎麦
うーふふふふふー(気持ち悪いか?)



ざるの黒と白を頼みました。てるさんと半分ずつです。端っこのほうに写っているのはみやびですが、無視してください。さすがに同時にとって比べてみると、白いなあとか黒いなあとか思いますね。

白い蕎麦のアップ。二八だそうです。



感想は、まあ、普通の蕎麦ですね。食感はいいです。香りはしないです。ねこやしきの五感が鈍すぎるのかもしれないけどね。

つけ汁は甘いです、ねこやしきの舌には。この点は辛汁師匠に同感。蕎麦が死んでしまうような気がしました。ただ、ねこやしきは塩つきだけでなくて、つけ汁につけた蕎麦の味で比べてきたので、つけ汁につけて食べたんですが。この蕎麦なら、普通の平均的なつけ汁でも十分いけると思いました。蕎麦を殺さないような汁が必要じゃないかと思いました。いや、あくまで主観ですよ、主観。それに感覚の世界ですから、これが絶対じゃないですよ。この記事を読んでこのお店に行かれる方は、どうぞご自分の舌を信用なさってくださいね。

黒い蕎麦です。いやー、これは絶品ですよ。



いつか福岡で食べた蕎麦屋とは違って、デリカシーがある。みやびやかです。洗練された香りがします。ちっともくどくないのです。長野で食べた蕎麦を彷彿とさせました。食感もちろんいいです。何と言っても、やはり香りがよかった。

帰り道、てるさんと「あれはすごかった」と褒めちぎることしきり。そういうお蕎麦でした。てるさんも白よりも黒のほうが気に入ったと言っていました。もちろん白がまずいというわけではないです、黒がすごすぎるのです。

蕎麦湯です。



ピッチャーもいとをかし。おいしかったです。
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Bんぽあん(1-4)

2008年01月19日 | 温泉と蕎麦
シメはこれ。ご飯です。蕎麦の実が入っています。



ねこやしきはロシアの黒い蕎麦の実を思い出しました。ちょうど客が我々だけになってしまい、女将とバイトの女の子だけになったので、話になったのですが。いやー、これがさ。ロシアで食っていた黒い実の蕎麦の実のあのえげつない香りと、日本の甘い米がちょうどいい具合に交じり合って、いい感じなのですよ。蕎麦のゆで汁を入れたのだとおっしゃっていましたが、それだけではないように思えました。みりんとか、入ってなかったですかね。その辺りにご主人の思想を感じました。むー、ねこやしき、ここはやはりこのご飯のように、ロシアのえげつなさと日本の繊細さがうまく混じった研究をせねばならぬと、密かに心に決めたのでした。同時に問題になるのは、そのがっちゃんこが単品としてうまくなるようにするためには、その際何を加えるか、どの程度加えるか、ということですね。発見でしたね。

秋田のつけものがついてきました。たくあんです。燻製なのですが、まあこれも香りがいいんですね。燻製って感じです。ここは香りの店ですね。



みやびが写真を撮りたいというので度々撮っていたら、女将から「まあ、その子はかわいいですね」とか、「いろんなところにいるんですね」と言われ、上機嫌になったみやび。

「えっへん」

さすがにその場では黙っていましたが。いやー、何をねこをかぶっているんだ、このとりはああああ、と思っていたんですけどね、はい。てるさんは、いつものようにお上手を言うし。上機嫌のみやびでした。

さっき書いた、陶器のオンパレード。気に入ったので、茶碗を1つ買いました。ねこやしきは一番左の感じが好きなんですよ。



で、ですね。こちらの塩は奄美の塩だそうです。大粒で、あっこれはと思って質問してみました。でももしかしたらイタリアだったかなとも女将は言っていました。何にしても、塩にこだわるというのはさすがだなあと思いました。
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Bんぽあん(1-5)

2008年01月19日 | 温泉と蕎麦
最後に写真をたくさん見せていただいたのですが、女将が三味線をお持ちの写真が。津軽三味線の名手のようです。でもそれはイベントがないと聴けないそうで。むー、三弦の楽器の研究者のねこやしきとしては、拝聴してみたいんですけど。

それから、桜の季節に季節限定の1日何枚かのお蕎麦があるのだとうかがいました。むむむ、これは要チェックですよ。3月下旬から4月なのだそうで。

あ、あと、辛汁師匠の記事もチェックなさっているということでした。またおいでになるかもしれやせんぜ、と言っておきましたよ。それから、だめ弟子のねこやしきでございやす、と私のハンドルネームは残しておきました。

総評は、大変よかったです。食べたい放題食べて、1人あたり2600円。お江戸ではありえない値段ですな。てるさんと「学生時代はさ、それどころじゃなかったよねえ」と苦労話などしましたが。
 お金貯めてまた行きたいです。
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