ねこやしきさらのおうち

最近は別宅の保管庫になっています
動物たちは相変わらず元気です

ためになる記事

2008年04月27日 | 温泉と蕎麦
辛汁せんせーんちにこんな記事が載りました。筆子のばりばりの初心者であるねこやしきには、とてもためになります。

http://blog.goo.ne.jp/x-x-x/e/f1f247d6afe0030d63af586b1f09c4ec
http://blog.goo.ne.jp/x-x-x/e/9cfc37164de555c143e53d463f446a08

語り口はいつものとおり、ぽつ…、ぽつ…、どすっ、…という、安心して読めない展開になっております。さすが辛汁さんです。ぼーっと読んではいけない。十分に警戒し、随所に目を光らせる必要があります。この筆運びは誰にも真似できないでしょうなあ。
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Tん笑(2)

2008年04月12日 | 温泉と蕎麦
ついに行ってきました。念願のTん笑でございます。前回は連れがまずくて、蕎麦の薫りどころではなかったのでした。したがって、(1)という記事はございませんで、悪しからず。今回は仕事帰りに、一人で行ってまいりました。ゆっくりと、はい。

これを頼むことにしました。で、今日の粉はこちら産でした。

 

以前辛汁さんがおとりの箸置きを撮っていたので、今度もそれかなと思ったら、違いました。



桜になっていました。よかったのかなー、残念だったのかなー。

今回はおとりは連れて行っていないんですけどね。

ちなみに、お箸はお持ち帰り可ということだったので、持って帰りました。1本1本手作りなのだそうで。捨ててしまうのは、もったいないですね。

で、まず、そばがきが来ます。



セットなので、サイズが小さいのでしょう。ちょうどいい分量だと思いました。ちょろっと火であぶってあるんですね。表面がぱりぱりしていました。上にのっているのは、確か辛味大根です。おろしわさびだったかな。むー、昨日のことなので、覚えていません。


念願の粗引きでっす。この日が来るのが長かったあー。

 

ごつごつした感じの麺。薫りがします。でも、ばんばん主張してくるような薫りではないです。何だか素朴な気がした。聴かないといけない薫りです。

で。実はねこやしき、今回、すごい発見をしたのです。ここは、つけ汁がおいしい。これこそ蕎麦と合うつけ汁!と感激したのですが、よく考えてみたら、かつおだしが利いていて、醤油がくどくない。かつおぶしの匂いぷんぷん。うにゃあー、要するに、ねこやしきはやっぱりねこだったようです。

それから、もう一つ、これは発見というか、確認かな。薬味は全く入れないほうがいいです。ねぎも辛味大根もわさびも、いいのですが、蕎麦の邪魔になる。蕎麦とつけ汁。これで決まり!

…と勝手に一人で内心盛り上がっていたら、女将が塩を勧めに来ました。



むむむ、どうやらよさげな塩でしょ?粒の粗い塩でした。いや、塩自体はうまかったし、蕎麦にもつけて食べましたが、ねこやしきはやっぱりつけ汁だけで食べるのがいいかなーと思いました。

という訪問でした。蕎麦屋はひとりで行くか、気の置けぬ人と行くものだと改めて思いました。
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贅沢な休日(1)福岡・玄竹温泉と農

2008年04月07日 | 温泉と蕎麦
最も贅沢な休日の過ごし方は、温泉と蕎麦三昧である。久々に九州に帰省したねこやしきは、贅沢を極めるべく、朝もはよからお出かけした。

4月5日。まず向かったのは、温泉。朝湯である。お気に入りの、鷹取(たかとり)の湯。福岡県久留米市田主丸(たぬしまる)町にある。今日は硫黄臭がうっすらとした。するときとしないときがあるが、するときはよく効くので、すっかり浸かってぼーっとした。あの広い露天風呂を独り占めであった。おお何と贅沢な。今頃みんな花見をしているのだろう。
http://www.tanushimaru.com/tokusanhin/gentiku/genchikuonsen.htm

で、同じ田主丸に十割蕎麦の蕎麦屋の看板があったのを思い出して、そっちに行ってみることにした。近くに桜があったから、食後に散歩でもと思い。

蕎麦屋は農(みのり)という。入口はこんな感じ。



部屋は3つあって、1つは円卓で10人ぐらいが掛けられる。2つ目はテーブルで6人掛け、3つめは予約専用のようで、お座敷。ちらっと見たところ、4人掛けの台が4つぐらい。農家をそのまま使っているんだか、再現したんだか忘れたが、中には囲炉裏まであって、なかなかの懲りようである。壁時計もあって、ぼーんぼーんと鳴っていた。ちなみに、温泉のあとなので、細部はもうどうでもよくなっており、写真もそんなにばしばしは撮っていない。悪しからず。これを休日と人は言うなり。

3時までのところを2時30分ぎりぎりに入ったのだが、2人前ぐらいなら何とかなるとのこと。ああよかった。メニューはこんな具合。





焼き味噌を頼む。



九州の味噌。甘い、甘い。懐かしい味がする。でも実はあまり好きではない。私は味噌は信州の辛口が好きなのだ。甘い味噌で焼き味噌というのは、予想外だったが、まあこんなもんかなと思わせた。中にはそばの実とねぎが入っているのはわかったが、女将の話によると、何か企業秘密が入っているそうだ。

ねこやしきが頼んだざる。



つけ汁は醤油の味だけだったように思えた。かつおだしの味が聴こえてこない。その代わり、甘いということはなくて、その点では蕎麦に集中できた。醤油の塩辛さに加えて、ちょっと苦味があるのかななどと思ったりもした。

麺のアップ。





青臭い麺というのが正直な感想だ。この青みがいいのだと通は言うのかななんて考えていた。Bんぽわんの白い蕎麦のような気品のある蕎麦ではないし、黒い蕎麦のような香り立つ蕎麦でもない。つけ汁の苦味はこれと調和するようにできているのかと思ったりもした。黒い点が入っていなくて、どうも赤い点がぽつぽつとところどころついている。帰りにもらった名刺には「外皮を取り除いた丸実を石臼により自家製粉し、そばの実の甘皮の色と香りを生かした生粉打そば(そば粉十割のつなぎなし)です」とある。そういえば、隣の部屋に辛汁さんよろしく電動式の石臼が見えた。今日のそば粉は富山から仕入れ。九州のそば粉はだめだということだった。むーしかし。大人の味だなあと思った。ねこやしきには十年早い味といったところだろうか。

連れが頼んだおろし蕎麦。辛味大根がうまかったらしい。



で、とどめは蕎麦掻。2人で分けて食べた。このもっちり感。私はついBんぽあんを思い出し、辛味大根を分けてもらおうかとまで思ったほど。それはやめておいたが。



帰るときにはもう昼の部は終了になっていた。



今度帰省したら、予約していったほうがいいかなあと思ったり。帰りに大将と少しお話をしたが、いや、思ったとおりの偏屈爺さん。蕎麦屋はこうでなくてはならぬ。関西はBん愚だというのが持論のようだった。

ここは車でもいけるし、JR田主丸駅から徒歩でも…多分行ける。
 ここはひとつ、いってみてはいかがでしょう、辛汁先生。温泉にも、ぜひ。
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贅沢な休日(2)

2008年04月07日 | 温泉と蕎麦
お腹が一杯になったので、腹ごなしにお散歩。桜がそこここに咲いているので、その辺の並木へ。田主丸(たぬしまる)町は結構好きだ。耳納(みのう)山地の足元に広がっていて、ブドウやら柿やら果樹園がある。山は平地のすぐそばににょきっとあるものだから、その山のあちこちに桜が咲いているのが見えてなかなかよい。観光目的に並木を整備もしているし、しかし人も馬鹿みたいにたくさん押しかけるわけでもなく、まあ、静かなもんである。少なくともどんちゃん騒ぎはない。行った先も、何だか山の中という風情。実際にはちょっとしか登っていないのだが、地形がこうなので花見客はいたが、まあ、ピクニックみたいなもんである。

これが普通の桜。満開に咲いているのはどこにでもあるので、今回はカット。



これが山桜。今からこの白が咲いていくのである。



この季節に山に入るとどこにでも咲いている花。





並木に戻ったところで、うちのおとりが写真を撮りたいとうるさいので撮ってあげました。くるくる鳥ごうじゃすです。



「かっこう」

いや、もうちょっと気の利いた鳴き方はできないのかと思っていたら、向こうの谷からほーほけきょという声が。ほんものはうるわしかったです、はい。

耳納山地の下にはれっきとした活断層があるんで、温泉もわいているが、危険もまああるということです。でも、こういうところは好きですね。山あり、温泉あり。市街地もすぐそこだし。
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贅沢な休日(3)大分・夜明け温泉

2008年04月07日 | 温泉と蕎麦
このまま帰るのはもったいないので、ちょっとドライブを。いや、福岡県の道路族がどれだけもうけているのかと思いましてね。視察です(冗談)。しかしまー、福岡県は、こんなところまでと思うところまで道路が整備されている。隣の佐賀、大分はこれと比べたら未整備でいらいらする。道路族もこれはなーと思いました。実際便利だなーと思うもんね。

で、行った先は筑後平野を一望できるところ。地名はよくわからないので省略。地図で行くと、筑後平野の南側にある山地です。高いところまで登って、「山の駅」なるものに行ってみると、まあ何という眺め。福岡空港から東京行きに乗るとちょうどこの筑後平野の真上を通るのですが、いい眺めなんですよ。で、山の上から見ると臨場感が増して、これもまたいい。

この後、結局、東峰村(宝珠山村と小石原村が合併した村)までドライブして、気がつくとすっかり夜。ねこやしきお気に入りの夜明け温泉に行くことにしました。場所は大分県日田市です。いつも通りのいい湯でした!
http://hita.ultra-dream.net/~ryon/yu/amagase/hita41.htm

で。とどめにですね。夜桜を観にいったのですよ。

オレンジ色のライトに照らされた夜桜。外気が冷たかったのでさすがに花見はしていなかったですが、見に来ている人たちはちらほらいましたね。



デジカメなんでうまく撮れませんでしたが、夜景モードで撮ったらこんなふうになりました。



というわけで、4月5日の冒険はここでおしまいです。いやー、贅沢な休日でした。温泉2つ入って、蕎麦食べて、ドライブして、花見して。しかもどれもそんなに遠出じゃないのです。これだから九州はたまりませんな。気持ちがゆったりなります。帰省してよかったです。
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