ねこやしきさらのおうち

最近は別宅の保管庫になっています
動物たちは相変わらず元気です

熊本の山奥の蕎麦屋

2010年04月04日 | 温泉と蕎麦
昨日は市街地の更科蕎麦に行ってみたのだが、見事な外れ。天ざるを頼むと顕著にわかるので複雑である。で、写真は撮ったががっかりだったので載せない。で、今日行った店も、名前は出さないでおこうと思う。

立地も内装もほんとに凝っていて、蕎麦好きの人が道楽でやっているんだろうなあと思えた。十割蕎麦、今日の粉は常陸の農家からの仕入れだそうで。江戸蕎麦家教室なるものも開講しているという大将の蕎麦である。詳細は書かない。画像見れば明らかなので。





天ぷらは地物の野菜を使っているのでさすがに味が違う。うまい。ただし、揚げ方は料理人の腕だから、別である。和え物がついていて、今朝掘ってきたというタケノコを山椒味噌であえたのが非常においしかった。女将のお手製だとか。欲を言えば、みりんはもうちょっと抑えたほうがいいと思った。そうでなくても味噌自体が甘い。関東の味噌に日頃接していない人なんだろう。ああ、ここは九州か。



概して、人里離れたところにこもってしまうと感覚が鈍るものだ。江戸なら江戸の蕎麦に、日頃から自分以外の誰かと接していないとだめだ。これはすべてに通じる。いい勉強になった。

こんな山奥にもこんなのがいました。鴨南に入れるのかいなとちょっと邪推したりして。