ねここねこの家

アモクロノス~旅の戦い(battle of the journey)~最終決戦編〜 第6話 「消えない痛み」

第6話 「消えない痛み」

 

「前進しろ!シークル艦は俺たちに任せろ!」

 

アストラーダが叫んだ時、オープン通信で声が響いた。

 

「それで良いのかい?同じ想いだと思っていたよ」

 

声の主は誰かアストラーダには分かった。

守里もベラーナにも。

セイナ、カンナ、ララ、トキノにも響く声。

 

「マイール!!お前に利用されたんだ!騙されるか!」

 

アストラーダが興奮して闇雲にキーラ隊を避けて進もうとする。

ララ機が前に立ちはだかった。

 

「落ち着け!バカ兄貴!罠だ!あいつがこんなに簡単に姿を現すはずがない!」

 

ララの言葉にアストラーダはシークル艦の守りに戻る。

 

「守里君、久しぶりだね。親父さんなら協力者として有能だ」

 

守里はキーラ隊と戦いながら、その言葉を無視した。

心の中にはアストラーダも守里も裏切られた想いがある。

今は流されている時ではないとも感じていた。

 

「キーラ隊の数はない!プロテガを攻撃!」

 

アル・レレン艦長の言葉に守里とベラーナは探る。

固定されているなら見つけるのは、と思った時にアストラーダが言った。

 

「プロテガのある場所は格納庫の近くのはず!」

 

「あったか!!」

 

ベラーナが叫ぶと砲弾が飛んできた。

 

「あそこだ!見ろ!右斜め前!」

 

守里は交わしつつ叫び、ベラーナとプロッシで連携攻撃をして破壊した。

おそらく全部のプロテガを破壊しただろう。

 

「破壊できないさ。マーズの鉱石は格納庫じゃない」

 

マイールの言葉に嘘はないだろう。

守里には分かっていた。

持っているのは親父だと。

守里、ベラーナ、アストラーダがシークル艦を囲む。

 

「指示を待とう!」

 

アル・レレン艦長には作戦があった。

 

「おい!どうしたんだよ!」

 

ベラーナが叫ぶが返事がない。

ララ機が墜落したのが見えたからだ。

その時、格納庫から現れたのは守里の父親の乗るアルクスローナ。

 

「ララ!!」

 

アストラーダが叫ぶと動き出したのは守里の父親だった。



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