
大房岬と言えばこの海蝕崖がとても印象的。磯にいる人の大きさと比べるとこの崖の大きさがよく分かります。

南房総での自生のガクアジサイを見られるところはごく僅かで、ここ大房岬は貴重な場所の一つです。
今日はガクアジサイの花を見ながらの大房岬散策です。

広場からの空は広々として気持ちよい潮風が吹き抜けていきます。

広場からしばらく階段を下ると海蝕洞がありました。中には弁財天が祭られています。

更に階段を下ると海岸に出ました。干潮で磯には潮溜まりが出来ていて、薄桃色の海藻が花のようにも見えます。


ここ大房岬には戦跡が多く、海岸にある洞窟の壁には日本語とアルファベットの文字が彫られていました。
安房文化遺産フォーラムのサイトによると、ここは人間魚雷「回天10型」の特攻基地跡だそうです。

ちょうど潮が引いてたので、人間魚雷「回天10型」の発射台のレールの跡が見えました。

戦跡の洞窟の近くには海浜植物のハマナデシコの花が咲いていました。

そしてホタルブクロの花。
高低差のそこそこある2~3kmの散策でしたので、運動不足にもちょうど良い感じでした。
フォローさせてもらってます
いい場所だなあ、と思って読んでいたら戦跡の写真が出てきて驚きました。
自然の中に埋もれていく戦跡を見るとその対比に戦争の愚かさをあらためて思います。
フォローありがとうございます。
南房総は東京湾の入り口として、戦時中に様々な軍事施設が作られていたみたいです。畑の中にも戦跡が残っているので複雑な思いで見ています。