八重山の旅 2011夏－探検！西表島♪②ジャングルと浜辺

カヤックの後は、車で大原港に向かいつつ島内観光です。

途中で大きなモダマの蔓があるところがあるというので、見に行くことにしました。
モダマは屋久島より南の熱帯、亜熱帯の森に生える蔓性の植物なのだそうです。
でーっかい豆がなるそうですよ。

どこらへんだったか分からないけど、車を止めてまたジャングルの中へ～♪

沢沿いを歩いていくと、またまたかわいい子が！

サキシマキノボリトカゲ？脱皮中なのかな？皮がくっついてますね。
このトカゲはピンチの時もしっぽは切れません。
しっぽを掴まれて、そのまま固まってました(笑)恐かったよね、ごめんなさい～。

前に木の幹にいるところを見た時は、私たちにびっくりして威嚇し始めたんだけど、
それが全然恐くないんですよ。トカゲさんが一生懸命威嚇している姿は、
まるで腕立て伏せ！ぴょこぴょこと頭を上げ下げしている様子は面白かったです。
必死なのに、またまたごめんなさい～。 

しばらく歩いていくと、蔓とは思えないくらいの太さの、トグロを巻いたみたいに
ぐるぐるうねうねしたものが頭上とか道の脇を横切っていたり、他の木にからみついていたり。
それがモダマの蔓だそうです！

なんだか屋久島みたい。それよりもっとワイルド？

写真の左の方で、ぐねぐねしているのがモダマの蔓です。 まだ小さい方。
右に横たわっている、鱗があるみたいな木はヒカゲヘゴ。
木ではなくてシダ植物です。写真では分かりにくいけど、もはやシダとは思えない大きさですよね。
鱗みたいな模様は、ヒカゲヘゴが成長するのに伴って、葉っぱが落ちた後なんだそうです。 

これが目指していた、でっかいモダマの蔓！ もう木ですよ、木。

暑いところでは植物はどんどん大きくなるのかな？
動物は北に行くほど大きくなるようなイメージがあるんだけど。

車に戻ると、ガイドさんが最近拾ったというモダマのマメを見せてくれました。
お土産屋さんとかに行くと、置物とか雑貨に使われてます。創作意欲がかきたてられるような
お豆さんですね。
ひっくり返したり、触ったり、興味津津に見ていたら、ガイドさんが「どうぞ」って
いただいてしまいました。ありがとうございます！

次は、島には渡らないけど、水牛を見に由布島の入口へ。
砂浜にはものすごい数のやどかり。じーっと見ているとほとんどの貝が動いてるんです。
ちょっとぎょっとしてしまう・・・。それからシオマネキもたくさんはさみをぶんぶん振ってました。 

写真を撮ろうと近づくと、すばやく穴に隠れてしまいます。
でもこのシオマネキ、入ろうとした穴には先客がいて入れませんでした(笑)

由布島から水牛車が帰ってきました！旅行のパンフレットとかでよく紹介されている風景ですね。

水牛、すごい馬力！あ、牛力！しかも水牛はとっても頭が良いんですよ。
竹富島では集落内を水牛車に乗って観光できるんだけど、水牛はちゃんと道も思えているし
角を曲がるときは、車輪の内輪差も考えて曲がっているんだそうです。
私の運転より安全だー。

海に電柱が立っているのもなんだか不思議な景色。 

この後、大原港に送ってもらって、食べるのをすっかり忘れていたデザートのパインを食べて
ツアー終了！です。

台風のせいで予定のツアーには参加できなかったけど、代わりのプランを用意していただいて
今回も目一杯楽しむことができました！

毎回思うのが、ガイドさんってすごいですね。普通に歩いているだけなのに、あんなジャングルの中で
小さな生き物を発見してしまうんですよね。しかも大抵緑色とかなのに。
プロならではの自然を捉える目。そういう力を少しでも持てたら、山とか森とか歩くのが楽しくなるんだろうな。

それに西表の動植物の種類の豊富さ、独自性。生物多様性っていうのはその土地の豊かさを
表してるなーって思います。外来種の影響もあるみたいだけど、やっぱり西表島の自然は貴重だしすごいです。
行って探検する価値あり！です。

 

帰りの船は行きよりは揺れたけど、台風が近づいている割には揺れませんでした。
心地よい疲れに、爆睡しながら石垣島に帰ってきました。また行くぞー、西表島！！！ 

2011.6.23　　西表島