八重山旅行 波照間島 自転車の旅

自転車を走らせて次は最南端を目指します
小さな島だから自転車があればいろいろ回れるんだけど、ゆるやかな登り坂も
あって、ちょっと大変

まぁ、でも、日差しはさすがに強いけど、空気は乾いていて風が吹くと涼しいので
坂さえ乗り越えてしまえば自転車は快適でした


沖縄の魔除、石敢當。Ｔ字路の突き当たりでよく見かけます。
この辺りの魔物は直進しかできないので、Ｔ字路では突き当たってそのまま
家に入ってきてしまうとか。それを防ぐためのものらしいです。
大抵はシンプルなものだけど、この石敢當は魔除っぽくなくてかわいいな。

石敢當は中国伝来の風習。
アジアとの交流とか伝わった文化の名残かな？沖縄では時にアジアを強く感じます。


きょろきょろしながらも快適に自転車を走らせていた私たちですが・・・。
集落に入った辺りで道が分らなくなってしまいました・・・
地図を見ながらあーだこーだ言っていると、１台の車が近づいてきて
「どこまでいくの？」とおじちゃん。
最南端の碑だと答えると、車をゆっくり走らせて手招きして途中まで案内してくれました。
ここの島の人も親切だ


無事に集落を抜けるとまっすぐな道。人通りも車もそれ程通ってませんでした。
静かな道。


ここまでくればもう大丈夫


最南端の先の海が見えてきました！


最南端に着きましたよ～。
遠くに見えるドーム屋根の建物は星空観測タワー
波照間島ではなんと、南十字星が見えるのです
（八重山の他の島でも見えるので、波照間島だけじゃないけど）
今度は泊まりで来て、ニシ浜でのんびりしたり、夜は星空を見たりしたいな～
南十字星のベストシーズンは５月とか。そうなるとまたＧＷかな？


日本最南端の碑。


日本で一番南にある島の最南端、っていうとのどかな風景を想像してましたけど、
実際はごつごつした岩場果て！って感じ。ザッパーン！！って波がしぶきをあげてました。
この先はフィリピンです。
でも「南波照間島」（パイパティローマ）があったという伝説もあります。
ロマン～を感じますな。

ごつごつしたもっと先の方に行ってみたい気もしたけどあまり時間もないし、
もう一度ニシ浜にも行きたいので、最南端の景色を堪能？した後は、集落へ戻ることにしました。


戻る途中で出会った子ヤギくんたち。放し飼い？
可愛かったー

可愛かったといえば、集落まで戻って自転車を押しながら歩いていたときのこと。
地元のちびっこ君がにこにこしながらやって来て、自転車の前輪をガッとつかんで
話し掛けてきました。すごく人懐っこくてかわいかったなー。
島の子供たちはこんな感じなのかな？のびのびと育っているみたいでうらやましい。

集落の中では、道案内をしてくれた方と再開しました。
無事に行けた事を伝えると、その方も喜んでくれました。

本当にこの島の方達もすごくフレンドリーで親切で温かくて嬉しくなってしまう
帰り道もお土産屋さんを探していたら、車を停めて「どうしたの？困ったことがあったら
言ってごらん」って声を掛けてくれたおじちゃんがいました。

たった数時間の滞在の間に、こんなに親切にしてもらえて感謝感謝です。

うん、次は絶対泊まりで来よう！！！


波照間島のマンホールの蓋もいい感じ。
いつか、南十字星が見れますように！

（後日知ったのですが、この日、波照間島には元サッカー選手の中田が
来ていたそうです数日滞在していったとか。
世界を旅した後、次は日本は沖縄から北海道まで旅するとか。
彼は波照間島で何どんなことを感じたんだろう？）

2009．4．30　波照間島にて