だいぶ前のことになりますけど・・・(´ε`;)
1月24日~26日の3日間、雪崩の講習を受けてきました!
日本山岳協会主催の、積雪期の講習です。
雪崩の講習は、日本雪崩ネットワーク(JAN)が精力的にやっているけど
そのJANとの共催は初の試みなんだとか。
コースが3つ用意されていて、私たちは雪崩の基本を学ぶコースを選びました。
(他2つはレスキューメイン)
募集人数が8名だったから、早めに申し込まないと他のコースになった方もいたみたい。
たまたまHPをチェックしていてラッキー♪
講習場所は、土合 山の家。
金曜日にお休みを取って行ってきました!
受付を済ませたらお部屋へ。同じコースに参加している4名の女性を同部屋です。
お初の土合 山の家。カメムシはたくさんいたけど(笑)旅館風でのんびり。
山小屋を経験すると、個室&宿にお風呂があるってだけで、なんかグレードアップ気分な私(笑)
まずは開講式&オリエンテーション。
JANの代表、出川さんから、雪崩事故の傾向をスライドで。
ここで衝撃。出川さんって男性だったんだ!!Σ(゜д゜ )
え?そこ?!って(笑)いや、お名前が女性的な名前なので、素敵なおねーさまを想像してました(笑)
オリエンテーリングの後は、コース毎に別れての机上講習。
参加者8名は、男性4名、女性4名。
雪山メインは4名(男3+私)、バックカントリースキーメインは4名(男1+女3)のグループに
さらに別れて。
ちなみに、スキーヤーのうち3名がテレマークでした!
私以外の女性はスキーメインで、話を聞いていたら、やっぱりBCスキーやってみたくなってしまった・・・(^_^)
メイン講師の出川さんから、雪や雪崩の基本的なことを教えていただいて。
夕方には一旦講義終了~。
バタバタとお風呂に入って夕飯へ。
なんだか合宿とか修学旅行みたいで、ちょっとテンションも上がります(笑)
夕飯!ボリュームたっぷり~♪
夕飯の後は、またまた講義。眠くなるかなって思ったけど、内容が興味深いことだと
眠気も吹っ飛ぶもんですね。
いくつか写真を見ながら、この地形だとどのルートを登る、滑るとリスクが少ないか、などなどを
グループでディスカッション。
さすがだったのは、BCグループは登山者に比べると雪崩への意識が高いなってこと。
私なんて、雪山行く時は直前の気温とか雨とか、積雪量くらいしか気にしてなかった・・・
9時くらいに講義は終わって、みんな部屋へ。
女子(?)同士で盛り上がる話も、やっぱり山とかスキーのこと(笑)&たまにカメムシ退治(笑)
2日目の朝!朝ごはんもたっぷり~♪
今日ももりもり頑張っちゃうもんね~。
2日目はまずはフィールドに出てビーコン操作の練習。
ビーコンはこれまでも講習を受けたことあったけど、ファイナルサーチを確実にやる方法をしっかりと教えてもらいました。
午後はマチガ沢辺りまで実際に歩きます。
地形や小さな雪崩の跡を見ながら、グループで行動する時の注意点などなどを実践。
よくよく周りを見てみると、小さな雪崩の跡とか雪庇とか、身近なところにもあるもんですね・・・。
今までそれほど気にしてなかった・・・。
怖いけど綺麗・・・
マチガ沢園地に着いたら、雪質観察の講義。
雪崩の本とかで見るこれ!ピットを掘って雪質を見てみようってあれです。
大きな穴を掘って、雪崩るかもしれない層を見つけるそうです。
綺麗に仕上げると、雪質の異なる層が重なっているのが分かります。
私の生半可な知識をここに書いても危ないので、詳しくは書きませんけど・・・。
ポンってショックを与えると・・・
スパッとずれる・・・・。本当に簡単にずれるからびっくりです。
雪面に指を差してみたり、上から圧をかけたり、雪同士の結合の弱い層があるかどうかなどなど、
いくつかテストしました。
その後は二人ひと組で、それぞれテストをやってみます。 ピットを掘るのも大変・・・^^;
しかも、綺麗に仕上げるのがなかなか難しくて・・・。
講師の方の掘ったもののようには、層が見えなかったり・・・^^;
でも、これができたからといって、私たちみたいに知識も経験もなければ、
雪崩る可能性が高いか低いかはやっぱりなかなか分からないし。
この斜面のこの一部だけしか分からないわけだし。
とにかく地形を見る!ってことが大切だって思い知らされました。
こんなに綺麗なのに、怖い雪。
正しく怖がって、安全に雪山を楽しみたいもんです。
午後は体力を使ったからおなかペコペコ!
今夜もボリュームたっぷりの夕飯です♪
この日は、夜の講義はなくて♪みんなで集まって懇親会!
普段からレスキューをやっている方、医師の方、山岳会に入ってバリバリ登っている方、
個人で会社を立ち上げて自然体験のイベントとかをされている方、山が好きで山梨に移住した方などなど・・・
いろんな方がいて面白かった!
同じクラスの参加している方も、みんな真剣に頑張っている方ばかりで、
いい刺激を受けました♪
途中からはJANの出川さんとも飲みながら貴重な話しを聞くことができて
本当に恵まれた3日間でした♪
3日目。最終日の朝。
講習中はあんまり写真撮らないから、ごはんばっかり(笑)
3日目は雪崩事故現場に遭遇したという設定での救助のシュミレーションを数回。
講師の方々が、埋没者に見立てたザックとかを埋めて、受講者は探して掘り出すというもの。
シュミレーションとはいえ緊迫した状況で無駄なくムラなく行動することの難しさを思い知らされました。
時には、居合わせた見知らぬパーティーと救助にあたるなんてこともあるかもしれないから
リーダーの的確な指示、チームのムラのないスムーズな行動や報告の大切さも実感。
あと、ビーコンを着けてない埋没者を探すのがどれだけ困難か!
もちろんビーコンがあるから雪崩にあっても大丈夫ってことは絶対になくて。
雪崩に合わないことが大切。
雪の状況を見極めるのはプロだって難しいのだから、まず私にでもできることは
雪崩地形を認識すること。そこを安全に通過、もしくは引き返すこと。
(その判断が難しいのだけど、気象状況の急激な変化とか、同じような斜面での最近の
雪崩の跡とかを見逃さないように)
いろいろ考えると怖くなっちゃうけど(笑)
安全第一に楽しめるように経験を積んでいかなきゃな。
最終日はお昼で終わりで、修了証をいただいて全講義終了!
土合駅から越後湯沢へ。
有名なもぐら駅の最初の一歩目。
降りる方だったから良かったけど、登るの本当に大変そう・・・。
おなかペコペコだったので、越後湯沢では爆弾おにぎり!!
でっかいけどぺろっと食べて、デザートには生どら焼きまで食べてしまった・・・(笑)
なんだかんだで、3日間、頭もおなかもいっぱい!!
山って奥が深いし面白いなってさらに思ったのでした。
2014.1.24~26
たまちゃんのブログを見ていたら、
お腹がすいてきちゃったよー。
爆弾おにぎり、沖縄みたいだねえ。
以前はよく、雪を円柱形に残して弱層テストをやったけど、
いまは新しいやり方があるんだね。
最新式を学ばないといけないなあ、なんて思うけど、
もう険しい雪山は無理だろうから、
こんどたまちゃんにコーチしてもらうことにしよう、っと。
こういう講習会、ワタシもでてみたい。
まぁ雪崩れそうな山に行く勇気はないんだけど!笑
でも一年中山に登っている以上、
プロの講義は受けるのはためになるよね。
土合山の家も気になるーーー!
山ノボラーにとっては聖地だよ。
ごはんもたっぷりでさすが山男たちを長年
食べさせてきただけはありそう。
いつか泊まってみたいな。
けどカメムシはやだ。。。
弱層テストのやり方も変化しているんですね!
最新式のコーチ、任せてください!といいたいとこですけど・・・。
結果の見方とか判断とか、大事なところがまだまだわかりません・・・^^;
教わりたいのはこちらの方ですよ~!
おなかすきました?私も今読み返していたらおなかすきました(笑)
雪崩講習会、興味深くて面白かったよ!
私もそれほど厳しい雪山に行くとは思えないんだけど(笑)
でも、赤岳鉱泉までの道も、雪崩るようなとこがあるって聞いて、
雪山に行くにはやっぱり必要かなって思って。
くっきーさんもお休みが取れたら是非!
「雪崩リスク軽減の手引き」って本が今回テキストだったんだけど
とってもわかりやすい本だからおすすめです!
土合山の家、名前からして気になるよね!
こんな機会がなければ泊まらなかったかもしれないけど(笑)
カメムシ以外は快適でした!