たまのあしあと

きままな日々の日記などなど。

わが母の記

2012年05月04日 | おでかけ

昨日「わが母の記」を観てきました。

老いるって、切なくもありおかしくもあり、ですね。
認知症になってしまった母と、それを見守る家族。
身近な家族だからこその介護の難しさ。

少年時代に自分だけ離れて暮したことから、母とは距離を感じて生きて来た主人公の、母への思い。
そして、母の息子への思い・・・

何度も涙が流れました。

10年間を映画1本に納めたので、サックリ進んでしまった感はあって
小説の行間を読むような余韻はなかったけど、いい映画でした。

「しろばんば」などの、井上靖の自伝的小説を読んだ人には、特に
主人公の生い立ちが分かるので、より主人公の気持ちが分かると思います。

周りのお客さんは結構年配の方が多くて、きっと多かれ少なかれ介護とは無縁では
ないんでしょうね。
ボケてしまったおばあちゃん(母)の言動に暖かい笑いが起きたり、
泣いている人もたくさんいたようでした。

原作を読んだのは実はずーっと前。上京してくる時の夜行列車の中で読みました。
私も、両親やじーちゃんばーちゃんもまだ若かったので、「老いる」ってことに
それほど敏感じゃなかったけど、すごく切ない気持になったのは覚えています。
(内容は忘れてしまっていたけど・・・)

本棚からひっぱりだして、もう1度読んでみようと思います。
大好きな「しろばんば」も久しぶりに読んじゃおう~



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (momomo)
2012-05-04 21:40:20
たまちゃん、こんばんは。

この歳になってやっと、
母親というものを思うようになりました。
いまはボケもなく元気ですが、
当たり前の存在がそうでなくなったときに、
はじめてわかることなんだろうなあ。
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 (momomoさんへ)
2012-05-05 21:24:56
数年前までは、親はまだまだ元気でいてくれるってどこかで甘えていました・・・
うちの母も元気ですが、たくさん親孝行しておきたいなーって思います。
(思ってるだけでなかなか行動にうつせてないけど)
母の日のプレゼント、今年は少しだけ豪華にしてみました(笑)
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5ツ星 ()
2012-05-07 00:01:37
これ、評価が最高だった。
○も同居中の義母が○山行中に様態が悪くなり緊急入院させました。義父は認知症が進み自分の妻がいなくなったのが理解できません。身にしみています。
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お大事に・・・ (○さんへ)
2012-05-07 23:21:41
お義母さま、大変でしたね。早く良くなりますように・・・
身近な家族の看病とか介護って、うーん、一言では言い表せないですよね。
○さんご夫婦も、心配だったりいろいろ大変ですね。
適度に息抜きしながらいきましょうね。
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