昼食に良いものを食べて、夜食の選択肢がわからなくなってしまった。
虚構の動機が分からない、ってのはそもそも動機なく虚構を作っては駄目って前提だし、前衛的な目的意識もないのに創作で父親殺しちゃったら皆信じちゃうし実は嘘でしたってのは不謹慎だし読者に不誠実じゃない、ってのも結局リアルからリアリティを見出したいがためのロジックですよね……?
まあ『挽歌詠んだけど父親健在です。あれは嘘です』と言われたら、まさか『嘘なら評価に値しない』とは言えないけど、正直『騙された俺の感動を返せよ』とか『死を騙るとは不謹慎だ』くらいの反応はあってしかるべきなんじゃないのかしら。それだけ作品にリアリティがあったってことでしょ。
ノンフィクション由来の感動ストーリーにすぐ『真実の物語』とか惹句を付けちゃうくらいには、みんな物語のパッケージに正当性や説得力が欲しいんですよ。短歌のほうはもう少し複雑な病理ですが。