差別語 1

2010-01-30 | 言葉
うーむ

ここ数年になるのか、昔の映画をTVで放映した最後に上のようなテロップを見かけるようになって『すごーく気になってる』
もちろん気になっているのは『不適切な表現をそのまま放送した事』じゃないよ!!
このような、『お断り』を入れざるを得ないのは、そのまま放送した場合に視聴者からなんらかの反応があり、その反応が恐くて前もって『お断り』しているんよね。
事情は判らなくもない。TV局に入るクレーマはきっと想像を超える悲惨とも言えるものなんだろう。その過剰反応が上のテロップという結果なんだろう。

でもさ、報道の自由、出版の自由、表現の自由を守るべき第4の権力としてのマスコミにしては弱腰すぎる。
『現代においては不適切と思われる表現・・・』を現代にあわせて現代の人が自粛するのは、まぁ仕方ないのかなとは思う。価値観が変わって今まで差別されてきた人が、マスコミなどの力を借りて『その表現はやめて』というのは尊重するべきだと思う。
ただ○○○○と言っていた表現を身体障害者や○○○○が不自由な人、と言い換えたとしても差別がなくなる訳じゃない。逆に問題を潜在化させる事になることをマスコミも、クレーマーももっと考えるべきだと思う。
特に過去の映画の表現方法を編集したら駄目よ。マスコミの自殺だからね、絶対にしてはいけない。
『制作当時の時代背景』が大事なんで、そのころはそのような表現をしていたんだという『歴史的な事実』を編集してはいけない!!

*** 続く ***

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