上方落語の復興に大きな功績を残し、19日に亡くなった桂米朝さんを追悼する企画展が、伊丹市宮ノ前の市立図書館「ことば蔵」で開かれている。4月30日まで。無料。
同館によると、米朝さんは昭和40年代から同市で、弟子の二代目桂枝雀さんと寄席「米朝・枝雀親子会」を開始。今も毎年行われている一門会寄席へとつながっており、伊丹と関わりの深かった米朝さんをしのぼうと企画した。
3階に設けられたスペースでは、米朝さんが大切にした「一期一会」という言葉を自ら記した色紙や、サイン入りの一門会寄席のポスターを展示。「米朝落語全集」(全7巻)や米朝さんの演目などを基にした絵本「じごくのそうべえ」シリーズなど、同館所蔵の約30冊も並ぶ。
三枝芳美館長(54)は「伊丹市とのつながりを知るとともに、米朝さんが人生をささげた落語の魅力にも触れてほしい」と話している。毎週月曜と4月2日は休館。
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