質問者：ハイル禅師 ヒンズー教の輪廻転生の信仰が
人類の不平等を正当化する為に利用されているのに
真理を知る事が幸福に繋がるのでしょうか？
私：先ず第一に魂を進化させるのは内面的な成長であって
外面的な知識ではありません 従って真理であっても悪意を
助長する解釈のなされ方は神意ではないのであります
つまり強烈な我欲を正当化する為に真理の意味付けを
自分達の都合の良いように変容させているのである
宗教の観念的な教えや偏見が多い団体も同様の事を
やっておりキリスト教や仏教も一部は例外ではない
要するに霊格が低く進歩が遅い魂は知識を正しく使えずに
情報過多の内容を勝手に選別して真理を曲げ自らの魂の
発展を妨げている
またカースト制度を正当化するヒンズー教徒は前世の記憶も
魂の過去も知らずに不可触民階層に生まれ落ちた者は
前世で悪行をした報いと想定しその人生は出来る限り困難を
伴う事が罪滅ぼしとする
だが真の狙いは階層の高いカーストが刹那的に貧民救済する
代わりに低いカーストの者が自分で鋭意努力をしても窮乏から
脱出できない様に踏みつける事で保身し不平等を正当化する
事にある
仏教徒がカースト制に反対なのは階層主義により隣人愛が
本質的に欠落しているからなのである