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日々くさぐさヨキリサ

毎日のいろいろな出来事、思うこと、思い出されること・・・少しずつ綴ってみます

七草粥とすきやきとカルメラ

2015-01-08 | 思い出すこと
昨日は七草
前夜に準備しておいた 「七草」 ~ 実際には3草でしたが ~で
お粥をいただきました

七草を刻んでいると
もう 忘れている父の声を
独特の節回しとともに 思い出します

七草を刻むとき
父が 独特の節をつけて歌ってくれました

内容は良く覚えていません
ただ 七草の名前を節にあわせていたような・・・

七草で父を思い出したとき
同じように 
「すきやき」と「カルメラ」も思い出します

今も昔も「すきやき」はご馳走です

そして
すき焼きを始めると 父が鍋奉行です

すき焼き鍋に 牛脂を万遍にぬって
すきやき肉を 鍋に広げると 
その上に砂糖を入れ 醤油を入れて直接に味をつけます

この時の 部屋に広がる
牛肉の美味しい香りが 今も思い出せます

母は関東なので 割り下での味付けだったと
思うのですが 「すきやき」というと
父の出番で 肉に砂糖をしっかりかける味付けが
思い出されるのです

それから 「かるめら」です
父が どうしてこの作り方を知っていたのかと
今でも 不思議です

火鉢のそばで 
お玉じゃくしに入れた ザラメを溶かし
ブクブクと 大きくあわ立ったら重曹をいれます

ブワーっとふくらんで お玉じゃくし一杯になった
カルメラの美味しかったこと 不思議だったこと

まだ 食べ物の裕福でなかった頃の
貴重な思い出です




駄々をこねる・・・

2014-06-30 | 思い出すこと
6月30日 月曜日

関東地方では 大荒れのお天気が続いているようです
お見舞い申し上げます

こちら岡山県南部では
空梅雨に近い6月が 終わろうとしています

        

最近 お隣のお子さんが
時々 泣きながら大きな声で
一生懸命に 自分を主張しているのが 聞こえてきます

聞いている 私たちは つい顔を見合わせて
微笑んでしまいます

いつの間にか おしゃべりも上手になり
成長したことが 良くわかります

今朝も 大きな声で自己主張をして
お母さんに 必死で訴えている声が聞こえてきました

               
思い出しました
35年以上も昔のことです

わが家では 息子も娘も
反抗期らしきものがないまま 大きくなりました

でも
そんな息子が 人ごみの中もなんのその
大声を出して 泣いた事がありました

父と 私 そして子供たちで
奈良に行きました

息子は 奈良公園の中の お土産物やさんで
ほしい物がありました

小学生前の子供が 欲しがるには
ちょっと大人っぽいものでした

お値段も それなりに・・・だったので
ダメといいました

それからは 無口になり
不服顔で 付いてきていましたが
突然 大きな声で泣きはじめて 大人たちをビックリさせました

息子は おじいちゃんと しばらく話をしていましたが
どうしても 先ほどのお土産物やさんに行きたい・・・と

おじいちゃんに 泣きながら 一生懸命に訴えていましたが
2人は 手をつないで 今来た道を戻っていきました

待っていた 私と娘のところへ 帰ってきたときは
ニコニコと 買って貰ったお土産をぶら下げていました

おじいちゃんに
「大事にするって  約束したんだよね」と・・・

一件落着でした

幼稚園生の子供が 欲しいと思ったおみやげ物は
縦・横 7cmの鹿の角で作られた置物です

        

実物の写真です
ちょっと 大人っぽい選択だと思いませんか?

おじいちゃんが亡くなって 
まもなく23年が 来ようとしています

この鹿の置物 角が片方無くなりましたが
おじいちゃんとの約束どおり
今も 大切に飾られています

記憶の引き出し

2014-06-15 | 思い出すこと
6月15日 日曜日

梅雨は どこかへ行ってしまったようで
爽やかな風と日差しに 早朝からの目覚めが
とても心地よく 
「さぁ~~ 今日も新しい命の一日 始まるぞ~~」
・・・です

        

そんな 気持ちのいい日の 朝ごはん
「何にしようかな?」と考えている目先に
主人が 収穫してくれた『新じゃが』・・・です

とたんに ガタピシ ガタビシ~~
きしみながら 私の頭の中の
「記憶の引き出し」が開きました

50年も前の むか~し むかし~の ある日
社会人となった私は 同じく新社会人となったお友達を
アパートに訪ねました

あれは何処だったのか 練馬?かな?
6畳ぐらいの和室 縦長のワンルーム

久し振りに会って お話に夢中だったのか
記憶の引き出しは ひとつのこと意外は
まだ 閉まったまま出てきません

ただひとつのこと
 ~~じゃがいもとピーマン~~

友達が 食事の支度をしてくれました

じゃがいもを千切りにして 水にさらし
ピーマンもせんぎり
これを 油をしいたフライパンでサッと炒め
塩・胡椒 仕上げに醤油を鍋肌に くるっと回して出来上がり

他のおかずも あったはずなんですが
この 
 ~じゃがいもとピーマンのサット炒め~ の
とても新鮮で 美味しかった記憶だけが
思い出されて

今朝のおかずに 作りました

ベーコンを入れようかな・・・と 思いましたが
いやいや ・・・
あえて シンプルに 当時の記憶のままに作りました

いまなら
コンビにでも寄って お弁当を買って済ませるでしょう

圭子さん !!
思い出しましたか?

随分 昔のこと
あなたの 「記憶の引き出し」にも 残っていますか

習得した資格を 活かすべく
国立国会図書館に就職して 張り切っていましたね

今では 年賀状だけの お付き合いになってしまいましたが
また お会いできるチャンスがあるといいですね

        

今朝の 見渡す限りの 田んぼには
水が張られて 田植えを待っています

すでに 田植えの済んだ田んぼは
緑色に 水の色を変え

梅雨の雨を 待っているようです


 

水風呂の思い出 その2

2012-08-09 | 思い出すこと
8月9日 木曜日

水風呂で もうひとつ
思い出すことがあります

わが家から 近いところにある
海水浴場

今のように プールはなく
泳ぐのは海でした

子供の頃は
遠浅の 足の先まで見えるような
きれいな水でした

その海岸には ある方のご好意で
使わせていただいていた別荘がありました

海で泳いでは 太陽に焼けた砂浜を
飛ぶようにして帰り お風呂に飛び込みます

何人かの 子どもたちが利用していましたから
お風呂の底には 砂が沈んで溜まっていました

朝のうちに ちゃんと沸かしていたお風呂ですが
夕方には 水風呂になっていました

でも 日に焼けた肌には
きっと 水風呂で助かったのだと思います

熱いお風呂だと
肌に沁みて 飛び上がりそうですもの

何日か経つと 日に焼けた肌からは
勲章のように むけた皮がはがれていきます

底に砂のたまったお風呂
お掃除してくださっていた方は
大変だったでしょうね

夏休みの楽しかった
思い出のひとつです



水風呂の思い出

2012-08-08 | 思い出すこと
8月8日 水曜日

大分県は臼杵市に嫁いでいる
幼馴染のお友達から
「暑いですね~~」と
お見舞いメールをいただきました

そして
  小学生の孫が 水泳や陸上をして帰ってくると
   お風呂で 長い間水遊びをしています・・・
   自分の子供の頃のことを 思い出しました・・・

このメールを読んで
一瞬にして 私も小学生の頃にタイムスリップ

このお友達とは お隣どおし
年齢は一つ違い
身長・体重はどんぐりの背比べ

その日が ひどく暑かったからでしょうか
お友達の家で 水風呂にはいって 
遊び始めたのです

水遊びって そこらへん中を水浸しにして
~~~ 楽しくて~~
なかなか 止められないんです

でも 子どもにとって
楽しいひと時は 一瞬にして
    ・
    ・
    ・

ふたりして しょんぼり・・・
「ゴメンナサイ!!」
ということに・・・ 

そうなんです
お友達のお母さんが 知らないうちに
帰ってきていて お風呂場でのふたりは
おお叱られでした

その おばさまも亡くなられて5年
私たちも年をとりました

お友達からの 一本のメールが
懐かしく 楽しい思い出に
浸らせてくれました 

K子ちゃん ありがとう!1




幸せですか?

2012-02-07 | 思い出すこと
2月7日 火曜日

 昨夜は一晩中雨が降っていました
 今朝も まだ小降りです

 気温は高く
 このところ 朝一番のお台所が
 5度以下でした
ところが 
 今朝は 11度もありました

           



「幸せ」ですか?

同じような生活をしていても
「最高に幸せ」と思っている人
「まぁまぁ 幸せ」 
「幸せとは思えない」
    ・・・と思っている人

その人の「幸せの物差し」次第でしょうか

私が幼い頃から 母は病身でした
当然 一つ違いの兄と私が 
家事を手伝うことは 当たり前のことでした

それに 昭和20年代 
子供が家事を手伝うのは 
普通の日常だったとも思います

母の体調が良い日には
小さな私と兄が一緒に 買物に出かけます

我が家の前は中学校で
遠くから来て 下宿している方たちが
沢山いました

感受性の強い中学生の年頃です

その中の おひとりには
私たち母子が とても気の毒であり
不幸な親子に見えたのです

痩せた母と一緒に 幼い兄と妹が
小さな身体で 買物カゴを重たそうに
提げて歩く姿は
可愛そうに思われたのです

人を介して
「あの母と子供は 今 どうしているのか」
と探してくださったのです

ありがたいことです
お会いして 
今の幸せな私を見ていただきました

でも
私は 自分が「不幸せだった」と
思っていたのか ???
記憶にはありません

その反対に
母と一緒に買物に行けることが
嬉しかったように思っていたのではと・・

時には
街の「支那そば屋」さんで
おそばを食べたりしたのも
嬉しい思い出です

 そう・・
ラーメンではなく「支那そば」です

中学2年生で途切れてしまった
母との生活
私には 幸せだった

・・・と思うのです





ぼくのお母さん 「シュークリーム」作れるんでぇ~~

2011-09-20 | 思い出すこと
9月20日 火曜日

              

     気温は低くても 湿度の高いお天気です
     台風15号は またしても 
     日本縦断の 様相を呈しています


              

   息子が 小学校2年生の時の事でした

先生と息子の お話の経緯は もう忘れてしまいましたが
      ・
      ・ 
      ・

  「ぼくの お母ぁさんはなぁ~~ シュークリームが
      作れるんでぇ~~」

  「わぁぁ~~ すご~~い  先生も食べてみたいなぁ~~」

結果はこのような話になったのだと 想像しましたが・・・

先生は話の 相槌として
   「食べてみたいなぁ~~」

ところが 息子はまだ小学校2年生 
先生の会話は そのまま受け入れて帰ってきました

仕事から帰ってきた私に
 「佐々木先生が お母ぁさんのシュークリーム
     食べたいって!!  
       先生に持っていくから作って!!」

さぁ・・・ 困りました
まず 先生にお菓子を持っていかせていいのかナ・・・?
という事でした

息子は 先生に
  「オイシイィ~~!!」と言って
食べていただけるのを想像して 楽しみにしている様子です

そんな息子と話していて 
私の作るお菓子を 喜んでくれている気持ちを嬉しく思いました

困りました・・・
そして 結論です

先生全員に持っていけば
特定の先生にだけでは なくなるので いいかな??

幸い 小規模校です
教員室の配置を 思い浮かべて先生の数を考えました
20数人・・・  作れる数です

で 20数個のシュークリームを作り
持って行かせました

そこまでは 記憶にあるんです
何しろ 大変でしたから!

ところが
結果がどうであったのか まるで覚えていません
当然 息子から聞いていたはずなのに・・・

息子の担任の『佐々木信子先生』は
私が小学3年生の時に 担任していただいた先生でした
親子でお世話になったんです

その佐々木先生も 亡くなられて随分経ちます
 ~~ 先生 あの時のシュークリームは美味しかったですか?~~

            



 



蜂蜜のお風呂

2010-09-08 | 思い出すこと
9月8日 (水) 

   関東・東海地方は大雨の被害が・・・
   お見舞い申し上げます

   【晴れの国 おかやま】は
   台風の影響で 雨が降ってくれるかと 
   とても とても期待していましたが
   ほんの 少しだけでした
   地面に沁みこむ事もなく・・・

   主人は
   今日の夕方も 大きなバケツに お水を汲んで
   畑のお野菜に 水遣りです

             
            【ノウゼンカズラ】が 暑さもなんのその
               元気に花を咲かせています

もう 20年も前になるでしょうか
お風呂に入った時
湯船のお湯が なんだか濁っていて
ちょっと 経験のないにおいが・・・

  我が家では 
今も お風呂は井戸水を使っています

どうして ? ・・
何だろう ? ・・・

次の日 井戸の蓋を開けて ビックリ
大きな ミツバチの巣が ぶら下がっていました

巣からは 蜜がポタリ・ポタリと
井戸の中に 滴り落ちて・・・

なんと 私たちは
贅沢な 蜂蜜風呂に入っていたんです

でも そのままにしておくわけには いきません
幸いにも 手の届く範囲に 巣はありました

大きいナイロン袋を片手で受けて
巣を落としました

蜂の巣を取る ~ 蜂蜜を採る
初めての経験でした

何故か
主人は居なくて 私ひとりで取ったような・・
あの頃 主人は忙しく・・帰りも遅く・・お休みもなく・・
もはや 記憶は曖昧です

でも
その蜂蜜は とても美味しかった
翌日 職場にも持っていって試食会・・・

それにしても
日本ミツバチって 大人しいんですね
巣を取られても 刺されませんでした
でも きっと 怒っていたでしょうね

テレビで 今年はスズメバチが多いので
気をつけるように・・・とのニュースに

我が家の ミツバチ騒動を 思い出したのでした

       

そうめんうり

2010-08-12 | 思い出すこと
       

            これ なんだかお解かりでしょうか ?

そうめんうり 
金糸瓜
錦糸瓜
そうめんかぼちゃ
いとうり
 ・
 ・
色々の名前があります
ウリ科カボチャ属
ズッキーニに近い仲間
  
     

私が結婚して
この家の一員になった初めての夏

祖父が
「Kちゃん これが なんか知っとるか~」

この写真の瓜を 私にみせてくれました
初めてのものでした

持ってみると
固く 重たく ??? でした

おじぃちゃんは
「これはなぁ・・・ 見ようれぇよ~~」

固い皮のまま 輪切りにし 鍋のなかへ
沸騰して どの位だったでしょうか

「ここからじゃぁ~~ よう見とれぇ~よ!!」

茹で上がったそうめん瓜を 水を張った洗い桶に
そして フォークでガシガシと・・・

覗いていた私は 目が点に

なんと 洗い桶の中では
輪切りにした瓜が バラバラになって・・・

きれいな薄黄色の素麺で いっぱいに 

びっくりしました
新鮮な驚きでした
自然のつくる不思議に 感動しました

その【そうめん瓜】に
姑が作ってくれた 酢醤油をかけて食べました
さっぱりとした味 忘れられない味です

40年余りを経ても
【そうめんうり】に出会うたびに 思い出します

結婚したばかりで 
まだ 少し不安な気持ちでいた私に
幸せの気持ちを積み重ねてくださった 家族の思い出です
        
            ~暑い夏も健気に咲いています~






  

小学校の思いでは・・

2010-07-29 | 思い出すこと
今月はじめ 
美容院に行った時のことです

もう 20年前にもなるでしょうか
友達の紹介で行くようになった美容院の
オーナーは 偶然同じ町で育った方でした

通った小学校も同じでした
ただ 年はかなり離れてはいますが・・・

何の話からだったのでしょう 小学校の話になりました
講堂の壁に架かっていた「絵」の話に・・

記憶の遠くにあった 絵の記憶が蘇りました

遠近法の お手本のような絵でした
斜め下から 上に続いて
細くなる 森の中の雪道

彼は 何でだかわからないけれど
その絵のことが思い出された・・・
「ありましたよね~」と

そして
昔話は 教室の床下の話に・・・

木造の昔の建物は 床下が高く
ちょっと首を下げれば 走り回れるくらいでした

時々 休憩時間に床下にもぐっては
床の穴を抜けて 落ちてしまった
鉛筆や消しゴムを拾っては 楽しんでいた・・

・・・ なんてことを
懐かしく 思い出しては
共通の話題を見つけて 楽しみました

年齢は違っても
同じようなことをして
遊びを作って 楽しんでいたんですね

同じ 木造の校舎や講堂で過ごした
小学生時代の 懐かしい記憶の引き出しが
開いたひとときでした

その 懐かしい校舎も講堂も
今は何も残ってはいません

共有できる記憶の断片を 繋ぎ合わせては
盛り上がった 
美容院でのひとときでした