当方見聞記

旅と舞台・ライブ話を気ままに書いてます

長谷川等伯展

2010年02月28日 | 日記
東京国立博物館に行ってきました

去年から楽しみにしていた『長谷川等伯展』

いや~見ごたえありました。
やはり巨匠

智積院の襖絵は、あんだけ等伯の作品が並んでいても、特別目を惹かれました。
凄さをさらに実感

桃山期の絵は、等伯にしろ狩野派にしろ華やかな上に野性味溢れる勢いがあって、個人的にとても好き

完全非公開の大徳寺三門の絵は、パネル展って形で展示になっていました。
それでも、初めて見たのでちょっと感動
天井の竜の絵は、転写した巨大布を天井にはっつけてある演出で、これも面白かったです。

今回、自分が一番ハマったのは、日本三大涅槃図のひとつと言われる本法寺の『仏涅槃図』。
高さ6メートルと言う巨大作品です。
もう、なんか、凄すぎました
オーラがある
お寺さんでの日々の念仏効果もあるんでしょうが、圧倒的なパワーを感じました
しばらく離れられませんでしたもん

あと、『柳橋水車図屏風』という作品もハマりましたね。
華やかなのに可憐な絵。
ちょっと後期の水墨画に通じる感じの絵です。
少し離れて全体で見るのがオススメ

晩年の傑作、国宝の『松林図屏風』も、なんか卓越感のある繊細な作品で素晴らしかったです
あれは写真と実物ではまったくインパクトが違うので、興味ある人には生を見てほしいですね

他の作品も、ホントに繊細で、細かさにど肝を抜かれますよ。

いや~ホントに良かったわ

国立博物館は次は細川家の至宝をやるらしい…また行く予定たてなきゃ